
フェリアに対して新しいフェリアというのでこの名前がついているが、そんなに新しいきれいなものではない。どでかい体育館のような建物が2棟(もっとあるかもしれない)、その周りに長屋風の店舗が並んでいる。
私たちはお目当ての生地屋さんと仕立て屋さんを目指した。友人はこの仕立て屋さんのお得意さんでよく注文をしているという。私も今日はブラウスを注文しよう。
建物の中に入ると縦横無尽に通路がめぐらされ、その両側に所狭しと個人商店が並んでいる。店はタタミ3畳くらいの狭いつくりになっていて商品が店の天井から床まであふれんばかりに飾ってある。同業者が何十軒と続く。
家庭用品、衣類、海賊版DVD、工具、化粧品、食料品・・・およそなんでもある。この建物の中に店舗が500あるのか1000あるのかわからないが、そのほとんどの店は非白人がなりわいとしている。繁盛している店もあるが、なかなか儲かりそうにない店のほうが多いように見える。店員が店の前の椅子に座って日がな1日お客が来るのを待っている。きっと土曜日はもっと人が多くて繁盛しているのだろう。ここはサンタクルスの人たちの生活を支えている場所のひとつなのだから。
写真はヌエバ・フェリアの中の様子。