ボリビア カミナンド記

年末年始、タリハへ

このお正月を私たちはタリハのシニアボランティアの方のお宅で過ごさせてもらった。

タリハはサンタクルスから南に約1000km、標高1800m。亜熱帯地方にありながら避暑地のようなところ。焼けるような暑さのサンタクルスに比べてなんと涼しくさわやかであったことか!
ボリビアでも最南部、アルゼンチンとの国境に近いところである。


タリハは、前インカ時代に始まる。前インカ時代はグアラニ族が住んでいた。インカ時代になってペルーに住むインカのケチュア族が北から攻めてきて征服されたが、そのケチュア族は乱暴で制御しがたい原住民チリグアノ族からここを守るため要塞を建てこの地を治めた。

そのチリグアノ族が使っていたブエノスアイレスからリマへ行く交通要所だったタリハを1574年にスペイン国王から派遣されたトレドの副王が攻め入り、ここに流れるグアダルキビール川の川岸に植民地の基礎を創設し、ここをタリハと名づけ、以後、植民地時代に入る。

スペインの支配が続き、タリハ特産の牧畜、農業生産物の搾取が長く行なわれたが、1817年に独立を果たし、現在のタリハとなる。と、まあ、簡単なタリハの歴史。

写真はタリハの街とグアダルキビール川。雨のあとで川の水は泥水と化していた。
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