ボリビア カミナンド記

ピアノとヴァイオリンのコンサート

日曜日の午後のひと時、ブゾーニの音楽を聴いてきた。
ブゾーニはイタリアに生まれドイツで暮らした19世紀の作曲家でもあり、ピアニストでもあったらしい。
あまり名前を聞いたことがなかったけど、今回はこのブゾーニのピアノ曲と
ヴァイオリンソナタだった。

コンサートのプログラム

前にも書いたことがあるけど、演奏はピアノが土屋光彦さん、ヴァイオリンが彼の先生である広瀬悦子さん。
ブゾーニという人はバッハ、リストから影響を受けながら新古典派の音楽を提唱し作曲したらしい。
そしてブゾーニの弟子に日本に滞在していたレオ・シロタがいたそうです。
びっくりしました。
なぜって、レオ・シロタの娘、ベアテ・シロタ・ゴードンさんは私たち、市民ネットワークが彼女をアメリカからお呼びして講演会を開いたことがあったからです。
レオ・シロタは戦前、日本の音楽界の草創期に後に著名になる音楽家を育てた人。
まあ、ブゾーニと日本、少なからず縁を感じますね~

ヴァイオリン協奏曲は悦子さんによると日本の歌「かごめ、かごめ♪」のメロディが聞こえてくるような部分があったとか。
やっぱりねー
長くて演奏するには骨の折れる曲かも知れないけど、
バッハみたいでもなく現代音楽でもなく、その中間の音楽?が深く心の奥まで響いてくるようでした。
悦子さんは60代後半、譜面を読むのにも視力が落ちて大変とのこと、あれだけの大曲を演奏する精神力、気力は大したものです!
励みになります。

昨日はおまけ?がついたのでした。
久保田さんというテノール歌手が土屋さんが作曲したものを歌ったのでした。
土屋さんのおばあさんの詩や宮沢賢治が亡くなる直前に書いた詩に曲をつけたもので、
これが又コンサートを奥深くしてとてもよかった。
久保田さんの声もよかったですね♪

2年前にも勝田台文化センターでの音楽室コンサートのことを書いたことがあったけど、
今回はこのコンサート、何と第60回目だという。
継続は力なり、主催している方は地域に音楽の楽しさを広めていきたいという思いですべてがボランティア精神で執り行われているのです。
尊敬します。
地道なこういう活動が音楽の裾野を広げていくのですねぇ♪

コンサートとは関係ないけど、スイス・ルッツェルンの屋根つき木製のカペル橋

ルッツェルンの市場の花屋さん。下の星型の白い花はエーデルワイス。
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