ボリビア カミナンド記

舘野泉さんのコンサート

今日はとても気持ちを揺さぶられるようなピアノ演奏を聞いてきた。
舘野泉さんのお名前は聞いたことがあるかもしれない。最近テレビでも演奏したそうだから。


ピアノコンサートで世界中を飛び回って活躍していた舘野さんは5年前、脳溢血で右手の自由を失った。
落胆ののち、息子さんから贈られた左手のためのピアノ曲の楽譜を演奏してみてご自分に左手が残っていたのに気付かされた。以後、左手だけの演奏をするようになったそうだ。


今日はバッハのシャコンヌを初めに弾かれた。
目をつぶって聞いていると両手の迫力だ。左手で右手の部分と左手の部分を同時に弾いている!

次に3手連弾、つまり、舘野さんの左手とお弟子さんの平原あゆみさんの両手の連弾ーこれもすばらしかった。音がやさしく深い。これは吉松隆さんにわざわざ3手連弾の曲を書いてもらったものだそうだ。


人は前向きに生きようとすると、目の前に道が開けてくるのだ。
後ろ向きだと前に道は作れない。

今日は舘野さんの人生を重ねてピアノを聴いたせいか、目をつぶって聴いたせいか、ピアノの重い音から軽やかな音まで腹の底にたまって行くような音を聴くことができ幸せだった。

ありがとう、舘野泉さん。(ちなみに彼は今70歳、とても若々しかった。)

コメント一覧

カミナンド記
ちあさま
舘野さんのコンサートから帰宅すると、「つま恋コンサート」がテレビから流れてきてました。(夫が見ていました。)
懐かしい当時の、拓郎、かぐやひめ、かまやつ・・・どの人の顔にも等しく31年の歳月が流れていて、人の数だけ人生があるのだなあと思ったものでした。

矢田さま
あら~、病気になる前から舘野さんをご存知だったのですね。クラシックがお好きなんですね。私は今回初めて知りました。フィンランドに住んでいらっしゃる方なんですね。また聞きたいと思いました♪
矢田
病気になられる前から一度は聞いてみたいと思っていたピアニストです。やってみたいことを先送りしていると、結局、できなくなってしまいますね。でも、さらに前向きに進もうと思えば、もっと大きなものも得られるのかも・・
ちあ
私は、テレビで館野さんのドキュメンタリーを見たことがあります。

きょうは、先日行われた吉田拓郎の「つま恋コンサート」の様子を特集した番組が放映されていました。
「還暦コンサート」…これはわたしが勝手につけたものですが、長年生きていると逆境があって当たり前。今年還暦の吉田拓郎さんは肺がん体験者。

何があってもめげずに生涯現役・生涯青春と行きたいものですね。
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