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銀の河 ~ 長浜奈津子のブログ ~

3/31 (日) 14時 『高野聖』 泉鏡花 おとがたり朗読ライヴ /六本木ストライプスペース

皆さんこんにちは!長浜奈津子です🌸

 

"おとがたり” 朗読ライヴの、フライヤーが出来上がりました。

一心に、この作品を朗読させて頂きます。

泉鏡花の幻想小説。魔界と現実の交差を、音楽とともに。

 

おとがたり 長浜奈津子 拝

 


夢うつつの世界でありましょうか?
いいえ_
 
『どこぞで白桃の花が流れるのをご覧になったら、私の体が谷川に沈んで、ちぎれちぎれになったことと思え、』
 
深山の孤家に住む女の哀しみが、我々の心に深く響いてきます。幽き嘆息をまとう、美しき魔神の正体は、私たちの心の底に潜む孤独を揺さぶります。若き旅僧の足取りは、それでも神々しく、一筋の道を歩むのでありました。
 
寒春の明けたころ、この作品のおとどけになります。
 
ここでしか聞けない朗読会にしたい___。
 
 

 

『「今夜はお客様があるよ。」といって寝返る音がした、更に寝返る音がした。

戸の外のものの気勢は動揺を造るがごとく、ぐらぐらと家が揺いた。』

 

 

<朗読公演の詳細>

演目 『高野聖』泉鏡花
出演  おとがたり 朗読:長浜奈津子 ヴァイオリン:喜多直毅
日時  3月31日(日) 開場:13時半 開演:14時
会場  六本木ストライプスペース https://striped-house.com
   〒106-0032 東京都港区六本木5-10-33 ストライプハウスビル Bフロア  Tel:03-3405-8108
 
入場料金 一般:予約¥3,500 当日¥4,000(全席自由)
     U25 (25才以下) :予約 ¥2,000 当日¥2,500 (身分証明書ご提示下さい)
 
<アクセス>
地下鉄大江戸線・日比谷線. 六本木駅3番出口。 アマンドを右に曲がり「芋洗坂」を下る。徒歩4分。 アクセスMAP→ https://striped-house.com/map1.html

 

<ご予約・お問合せ>

お申込みフォームより https://x.gd/orfat

・電話 09033391281 (長浜)

・メール nappy_malena@icloud.com(長浜)*件名に「おとがたり予約」、メール本文に《3/31》《代表者氏名》《人数》《ご連絡先電話番号》を必ずご記入の上、お申し込み下さい。

 


<『高野聖』のあらすじ、他>

『高野聖』泉鏡花

 

旅の途中で『私』は高野山に籍を置く『旅僧』と出会った。
 
『私』は旅先の宿で夜話に『旅僧』が飛騨の山越えをした時に経験した不思議な体験話を聞く。
 
飛騨から信州へと向かう山中で『旅僧』は偶然出会った『薬売り』が、新道と旧道、二手の分かれ道で近道だが、大変な危険が潜むという旧道をえらび先にいってしまった為、それを知らせる為に『旅僧』はその旧道へ向かった。
 
『旅僧』は身を襲う蛇と山蛭の山路を抜けて、やっと山奥の孤家にたどり着く。
 
そこには妖艶な『女』と病気で口のきけない『少年』が住んでいた。『女』にはある秘密があり、そこで『旅僧』は奇妙な一夜を過ごした。
 
 
魔界と現実とが交差する、幻想小説。泉鏡花が28歳の時に書いた代表作。1900年(明治33年)2月1日初出。
 
なんど読んでも、面白い、飽きない。
毎回いつも、新しい。

 

<泉鏡花>

泉鏡花は美しい文体で多くの幻想的名作を生み出した。小説、戯曲、俳句。金沢出身、明治後期から昭和初期に活躍した人気作家。『高野聖』『夜叉ヶ池』『海神別荘』他。

 

ー 出演者プロフィールー

女優・長浜奈津子とヴァイオリン奏者・喜多直毅による朗読ユニット。物語の持つファンタジーを声や楽器の音を通して空間にありありと描き出し、即興的に互いの間・抑揚・言葉に反応しながら進行するパフォーマンスは臨場感にあふれ、聴く人はまるで物語の中に居合わせるかのような印象を抱く。来場者はもとより、文学研究者からも高い評価を得ている。ユニークな活動が注目を集めている。

 

<レパートリーと2024年北海道ツアー>

オリジナル台本と音楽による作品上演、漂白の詩人:石川啄木『啄木といふ奴』~A Guy called Takuboku~、極北の詩人:吉田一穂『白鳥古丹 -カムイコタン-』、太宰治『人間失格~道化と狂気のモノロギスト~』など。永井荷風作品は『濹東綺譚』他多数あり、市川市文学ミュージアム「市川荷風忌」へ毎年出演。レパートリーは多岐に渡る。

2024年7月4日より小樽文学館、室蘭港の文学館、北海道函館市民会館小ホール、札幌俊カフェにて、坂口安吾『桜の森の満開の下』朗読公演を予定している。
 

<長浜奈津子> https://www.nappy-cantactriz.com

桐朋学園演劇科卒業後、劇団俳優座へ。女優・朗読家。2016年から市川市文学ミュージアム「市川荷風忌」へ出演。 “荷風ひとり語り”『ひかげの花』他。ヴァイオリニスト喜多直毅氏との朗読ユニット“おとがたり”では『濹東綺譚』他、荷風作品を多数上演。於:六本木ストライプハウス「朗読空間 ~ひとり語り~」では、泉鏡花『高野聖』『外科室』他、坂口安吾『桜の森の満開の下』『夜長姫と耳男』、小川未明『赤い蝋燭と人魚』、小泉八雲の怪談、宮澤賢治の詩と童話、他多数。 “女優の語り” として物語の登場人物を演じ読みながら、物語る。

<喜多直毅> https://www.naoki-kita.com

国立音楽大学卒業後、英国にて作編曲を、アルゼンチンにてタンゴ奏法を学ぶ。現在は即興演奏やオリジナル楽曲を中心とした演奏活動を行っている。タンゴに即興演奏や現代音楽の要素を取り入れた“喜多直毅クアルテット”の音楽は、そのオリジナリティと精神性において高く評価されている。他に黒田京子、齋藤徹 (故人) との演奏や邦楽・韓国伝統音楽奏者・現代舞踏家との共演も数多い。欧州での演奏も頻繁に行う。我が国に於いて最も先鋭的な活動を行うヴァイオリニストの一人である。

 
 
 

<『高野聖』関連の、私のブログ>

 

浪漫と幻想の世界〜泉鏡花 「高野聖」と、雑司ヶ谷霊園。 - 銀の河 ~ 長浜奈津子のブログ ~

こんにちは、長浜奈津子です🌸 <7度目の飛騨山越え>泉鏡花の「高野聖」はそのまま朗読すると3時間にはなるお話ですが、今回12月18日(土)の公演では、印象的な場面を...

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最後までお読み頂きましてありがとうございました🌷



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長浜奈津子のHP =芝居と音楽と語り=


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