FFの話が続いておりましたが、ここで流れをぶったぎって
今自分が取り組んでいるCCNPのお話をひとつ。
※注意:2006年8月3日現在の情報です
CCNPとはCisco社が認定するベンダ資格のうちの一つで、
世界のネットワーク機器のシェア6割ぐらいを占めている?
Cisco機器に関わる資格になります。
Cisco資格の中にはいくつか種類がありまして、
まず初級と呼ばれているのがアソシエイトクラス、
中級がプロフェッショナルクラス、上級がエキスパートクラス
になります。
■アソシエイトクラス資格
CCNA
CCDA
CCNAは主にネットワーク全般の基礎知識を問うもので、
CCDAはCisco機器を主としたネットワーク設計の基礎や
モデルケースを問うもののようです。
当然Ciscoの機器がメインの話になるので、Cisco機器が
多少はさわれる必要があります。
(ほとんどさわったことなくても資格はとれちゃいますが)
初歩とはいえどCCNAとCCDAの取得はかなりしきいが高い。
今のCCNAとCCDAは恐らくCCNPの各試験よりも難しい。
基礎のクラスなのでこのアソシエイト資格をとっていないと
プロフェッショナルクラスであるCCNPやCCDPは認定されません。
認定はされないが、試験を受けて合格することはできます。
その場合はアソシエイトクラスに合格してから初めて認定されることになります。
NAやDAはとにかく基礎なだけに範囲が広いので、
なかなかとりづらいでしょう。
CCNAはネットワーク未経験者でもよく取る資格なので
DAに比べればまだとりやすいかもしれません。
自分はCCNP取ったらCCDA取るつもりですが、
最近になって日本語の認定ガイドが出たばかりなので、
まだまだとりづらい資格です。
ベンダ系資格は取ってもそれで終わりではなく、3年後に更新試験を
受けなければ継続されません。
日本の基本情報試験や司法試験や医師免許と違い
新しい技術を常に捕らえてなければなりません。
■プロフェッショナルクラス資格
CCNP
CCDP
CCIP
CCSP
CCVP
CCDP以外は全てCCNAを持っていなければ認定されません。
CCDPはCCNAとCCDAを持っていなければなりません。
CCNAとDAはひとつの試験に合格するだけで認定されますが、
プロフェッショナルクラスはそれぞれの資格のなかで
この科目の試験に合格して下さいといった感じで
いくつか試験が用意されています。
例えば私が取ろうとしているCCNPは
642-801J BSCI
642-811J BCMSN
642-821J BCRAN
642-831J CIT
の4つの試験に合格する必要があります。
ちなみにCiscoの試験は1回の試験に16,275円かかります。
落ちるとかなりの痛手ですね。
自分の会社はCCNP取れは賞金がでるので、1回や2回くらい落ちたとしても
合格した分の試験代ももらえるので多少の黒字にはなります。
2回目以降のプロフェッショナルクラスの試験に合格しても
もうもらえませんが・・・・・(どケチ!!
その他のCCDPやCCIPなどの試験の中にも
BCSIやBCMSNの合格条件が含まれているので、
それぞれの資格ごとに全部うける必要はありません。
ちなみに1科目の試験の合格は3年間有効なようです。
実際にNP取ろうと思って3年かけた人はみたことありませんが、
だいたいみんな1年くらいかけて取る人が多いようです。
私はダラダラやっていると絶対勉強しないので、5月から始めており
今月中には全部合格するつもりです。
NPのこまかい話はまた後ほど
CCIPはインターネットプロフェッショナル
CCVPはボイスネットワークプロフェッショナル
CCSPはネットワークセキュリティプロフェッショナル
の資格になります。
インターネットプロフェッショナルとなると
プロバイダなどのコアなネットワークの話になります。
CCNPはプロバイダまでは伸びず、企業内のネットワーク規模に
とどまる感じですね。
CCNPやCCDPは日本語化された問題なのでまだいいのですが、
その他の資格は英語の試験が混じっております。
まだまだ日本語化されていないようですね。
プロフェッショナルの更新は各資格ごとに、いくつかの科目に
合格する必要があります。(全部ではありません)
■エキスパートクラス資格
CCIE
CCIEはネットワーク系資格の中でも最高峰に位置しており、
かなりのレベルを要求されます。
CCIEとひとえにいっても
ルーティング&スイッチング
セキュリティ
ヴォイス
サービスプロバイダー
ストレージネットワーク
の5つの分野があります。
CCIEに認定されている日本人は
まだ700人にも満たないもよう。
世界でもそう多くはないようです。
持ってるだけでいろんな企業からひっぱりだこになるでしょう。
当然相当の知識が必要とされますし、試験は筆記試験だけでなく
実技試験もあります。
実技試験は日本のCisco本社で1日かけて午前午後でCisco機器を使って
ネットワークを構築するらしいです。(弁当有り)
たしか筆記試験が3万くらいで実技が15万くらいだったかな。
試験は全て英語で、実技試験中も質問は英語でする必要があります。
いろんな意味でハードル高いですね。
相当のCiscoマニアであり、かつ英語もそれなりに扱えなきゃいけません。
筆記試験はCisco機器の知識のみではなく、ネットワークテクノロジー全般の
深い知識が要求されるようです。
更新は最短の2年に一回で、筆記試験(3万!!)に合格する必要があります。
なんていうか、ギル回収必死だなwwwwwwwwwwwwって感じですね・・。
Cisco試験の詳細については下記のサイトをご参考下さい。
Ciscoのオフィシャルサイト
で、私が今取ろうとしているCCNP試験ですが、
先ほども書きましたが以下の4つの試験に
合格する必要があります。
642-801J BSCI
642-811J BCMSN
642-821J BCRAN
642-831J CIT
BCSIとはルーティング試験になります。
BCMSNはスイッチング
BCRANはリモートアクセス
CITはトラブルシューティング
私はまだBSCIとBCMSNしか合格してません。
今週土曜日にBCRANに再トライしてきます。
私の感触として各試験の難易度は
BCRAN>BSCI>BCMSN>CIT
ですね。
個人でかなり違いはあるようですが、
私の場合は実務でCisco機器を触っていて、
かつネットワーク設計もしているので、
ルーティングやスイッチの基本的な動作を
知る機会がもともとありました。
ただ、BCRANにでてくるようなテクノロジーである
VPNやフレームリレーやISDNやAAAといったものたちは
触れる機会がなかったので、まったくのゼロからの
勉強となりました。
当然今までのBCMSNとBSCIの試験の中にも触れたことのない
テクノロジー(マルチキャストやQoS、IS-ISとかBGP)
はありましたが、基本を抑えていればそれほど頭に入りづらい
ものではないので、素直に勉強できました。
なのでこういった難易度になったのでしょうね。
自分は
BCMSN→BSCI→BCRAN→CIT
の順で受けてますが、
ぶっちゃけCIT以外はどの順番で受けても一緒ですね。
私がもし1からまた受けるとしたら
BCMSN→BSCI→CIT→BCRAN
の順に受けます。
CITは他3つの試験の内容のトラブルシューティングとなるので、
最後の方に取っておいた方がいいでしょう。
また忘れないうちにCITは受けたほうがいいでしょう。
BCRANだけは、あまり手のつけようがありません。
CITの勉強するついでにBCRANのさわりを勉強することになるので、
BCRANは最後に取って置いたほうがいい気も。
一番最初にきついの終わらせて簡単なの最後にとっておくなら
BCRAN→BSCI→BCMSN→CIT
といった順番がいいですね。
人それぞれですが、CIT以外の三つの科目は
ほとんど独立した内容になっているので、
自分が興味ある分野から受けるのがいいかと
思われます。
各試験の内容は定期的に更新がかかるようで、
つい最近といっても年明けですが、BCRANの出題傾向が
変わったようで、今まで一番簡単だったものが
最難関となったようです・・・。
(運悪いなぁ・・・)
試験の出題傾向は下記のサイトが参考になります。
みんなの受験記
やっぱり実際に受験した人の話が聞けるのが一番いいですよね。
各試験の試験対策も当ブログでは掲載していくつもりです。
余りあるほどのネタがあるので、何から手をつければいいのか
といった感じなので、リクエストがあればそれについて
とりあげようかと思ってます。
リクエストなければ自分のペースでさみだれ式に撃って行きます!
私の会社にも実務経験なしでCCNPをがんばって取った人がいるので、
実務経験は資格取るのに必須ではないでしょう。
実際BCRANなんて実務でやってないしwwwwwww
資格なんて所詮そんなもんで肩書きでしかありません。
ただ、実機には触っていたほうがシュミレーション問題には
苦しまないで済むでしょう。
当たり前のようにサブネットの計算とかはできないといけませんし。
スタティックルートの設定とかができて当たり前といった感じの前提の
問題もありますし。
実際勉強してみた感じだと、CCNPにでてくる範囲の知識があっても
役に立つかというと・・・・げふんげふん
私の現場にもCCNPとCCDP持っている人いますけど、
資格とって終わりって感じで取ったような人なので、
あまり実務では役立ってないようです。
(それに知識なんて後からついてくるもので必要なのは行動力でしょ!!)
私の場合は深い知識の追求と金と自己満足とキャリアアップとCCNA更新のために
取るようなものなので、同じように動機は不純かもしれません。
(BCMSNとった段階でNAはまた3年更新されました)
私の基本的な勉強方法は
①各科目の試験認定ガイド(テキスト)をまず買う。
ソフトバンクパブリッシングから発売されている
CCNPの各BCMSNやBSCI、BCRANの
試験認定ガイドです。
(大抵店には置いてないので私はアマゾンで買いました)
認定ガイドなだけに、試験の範囲は認定ガイドにかかれています。
しかし、実際の試験の問題は認定ガイドからだけではなく、
試験認定テキストからもでます!
認定ガイドは今最新の試験の642~系のシリーズのものがいります。
(表紙がカラーのもの)
認定テキストは表紙はモノクロですがかなり分厚いです。
認定ガイドは基礎知識、認定テキストは実際の設定やshowコマンド
がのっているようです。
日本語訳がかなりへんてこなので、脳内変換必須です。
しかし、教科書ではあるので、試験問題は当然この2種類の
教科書から出ます。
しかし私はケチなので、認定ガイドしか買ってません。
テキストは本屋で立ち読みしました。
ただCITに関しては上記2点がいるかというと・・・微妙です。
ぶっちゃけ私は買うつもりないです。
問題集だけで対応するつもりです。
テキストがあればベストなのですが、ない場合はCiscoのTACで
調べます。
Ciscoテクニカルサポート
(別名:CCOともいうみたい)
あと気をつけなきゃいけないのが、あくまでもCiscoはアメリカの会社なので、
試験に出てくる問題の話のメインはアメリカが舞台です。
試験はあくまでもアメリカのものを日本語訳したにすぎません。
アメリカと日本じゃ若干設定に違いがでてきます。
そいった違いをTACで調べておくと試験のときにドキっとしなくて済みます。
またこれも個別の対策の時に書きますね。
ちなみに認定ガイドとテキストはあくまでも試験の内容を確認するもので、
あまり勉強には使えません。(日本語変だし・・)
あくまでも試験ではこのテクノロジーが聞かれますとか、
こういったshowコマンドを押さえましょうといった内容なので、
実際理解する為の勉強をするときは別の方法(③)を使います。
②問題集を買う
試験対策の基本ですね。
ただ、試験に必ずしも近い問題集というのはないので、
一番いいのはちゃんと理解して知識を定着させておくことです。
問題集はあくまでも自分の知識が足りないところを気づかせてくれるもの
といった位置づけにしないと、問題集を何十回もやってあるから完璧だ!!!
と誤解してしまいます。
あまり問題集に固執されないように。
ちなみに私は下記サイトの日経BPから出版されている
問題集のみ使っています。
問題集を作成された方のサイト
俗に言う黒本とよばれているもの達は使ってません。
科目によっては黒本で十分対応できるものもあるみたいです。
③ネット上の各種解説サイトで理解できないことろを学習する
最近の世の中は便利になりましたね。
CCNPに関わる技術の解説サイトは今たくさんあるみたいです。
各種解説サイト、またはCiscoのTACで細かい動作は学習しました。
ながーくなりましたが、次回はとりあえずCCNP試験の各科目ごとの
概要とかを書きたいと思います。
果たしてBCRAN受かるかな~・・・
もし落ちた暁にはCITに方向転換しようと思ってます。
(言葉の使い方おかしいなぁ・・)
CCNPの試験範囲なら私もある程度答えられるので、
これについて解説くれくれ!ってのがあったら
リクエストして下さい~
前向きに善処致します。