福岡のペットシッター・BM WAlking日誌

お仕事の様子やふと思った事、伝えたい事、真面目な話も、あれれ?・・な話も何でも発信していきます。よろしくお願いしま~す!

犬や猫の病気 vol.2 (呼吸器系・・・猫)

2011-09-07 | 日記
今日は猫に多い呼吸器系の疾患です

猫の呼吸器疾患には細菌感染症による鼻炎・副鼻腔炎などの他にも猫同士のけんかによる外傷などが原因となって重大な疾患になる場合もあります

副鼻腔炎(ふくびくうえん)

症状・原因
細菌やウイルスなどの感染などから副鼻腔炎に炎症が起き、膿が溜まります。
鼻炎が進行して起こる場合が多いですが、腫瘍などが原因となって起きる場合もあります。
主な症状はくしゃみ、目やに膿性の鼻汁で慢性化すると蓄膿症(慢性副鼻腔炎)になります。

予防・治療
治療には時間がかかるので根気強く接します。鼻汁などから他の猫に感染することもあるので、他の猫との接触を避け、栄養価の高い食事で体力を保ち、温度や湿度などに気を配り、安静に過ごさせます。


膿胸(のうきょう)

症状・原因
細菌、真菌、ウイルスなどから感染し、胸腔内にある胸膜が炎症を起こし、膿が溜まって、肺が圧迫され、呼吸困難になります。
犬よりも猫に多い病気で、治療が遅れると死亡することもあります。また、被毛の艶がなくなり、脱水症状や食欲がなくなったりもします。
感染経路は様々ですが、猫同士のけんかによる外傷や肺炎、白血病、トキソプラズマなど他の病気から発症したり、異物による食堂穿孔から起きることもあります。

予防・治療
早期発見と早期治療を心がけ、感染を防ぐため、他の猫との接触を避けます。
治療は主に濃汁を除去して胸腔内を洗浄してもらいます。


血胸

症状・原因
胸部の腫瘍や外傷などの原因により、肺や肺周辺の血管が損傷して胸腔内に出血し、血行が悪くなり、呼吸も荒くなって、呼吸困難になったり、血の気がなくなり、蒼白になったりします。また、心音や呼吸音が聞こえにくくなります。

予防・治療
場合によっては開胸手術が必要です。
早期発見、早期治療が重要です。