季節のブログ『ほっとひといき・四季の便り』

日本の美しい四季の移り変わりのなかで、季節の風景や食べ物など何気ない日常を綴る日記です

『初のプロ野球天覧試合が開催された日』

2018年06月25日 | 季節のきねんび

昭和34年6月25日、日本で初めて『プロ野球の天覧試合』が行なわれました。

『天覧試合』とは天皇陛下や皇后さまが、武道やスポーツ競技を観戦される試合のことです。大相撲に今上天皇や皇后さまが観戦にいらっしゃるのはよく報道されていますね。

ほかにも柔道や剣道、サッカー、ラグビー、競馬など、各種の競技でも天覧試合が行なわれています。

さて、59年前の本日、日本初の『プロ野球の天覧試合』である「読売ジャイアンツ対大阪タイガース」戦が後楽園球場で開催されました。

今でいう「巨人対阪神」の伝統の一戦です。

球場においでになったのは昭和天皇と香淳皇后のおふたりで、観客は鳴り物応援の禁止を受けて静かななかにも熱気のこもった応援だったといいます。

先発は巨人が藤田元司投手、半身が小山正明投手というエース同士の投げ合いで、9回まで4対4という緊迫した試合が続きました。

その9回裏のジャイアンツの攻撃で、先頭バッターの長嶋茂雄選手がサヨナラ本塁打を打ち、試合はジャイアンツの勝利となりました。

長嶋選手の本塁打は、天皇・皇后両陛下が観戦できるタイムリミット21時15分のわずか3分前だったそうです。

まさに「持っている男・長嶋茂雄」の面目躍如といったところでしょうか。ちなみに長嶋選手から本塁打を打たれたのは、のちのタイガースのエースとなる当時ルーキーの村山実投手でした。

昭和のプロ野球史を飾る華やかな逸話のひとつです。

(※画像は天覧試合でサヨナラ本塁打を打つ長嶋選手。日刊スポーツ公式サイトより)

--------------------------------------------------------------------

最新の画像もっと見る