季節のブログ『ほっとひといき・四季の便り』

日本の美しい四季の移り変わりのなかで、季節の風景や食べ物など何気ない日常を綴る日記です

『正月の遊び・羽根付きは2種類ある』

2019年01月04日 | 日本の四季の風習

日本の唱歌「お正月」という歌を覚えていらっしゃるでしょうか。子供の頃によく歌った「♪もういくつねるとお正月」というあの歌です。

唱歌「お正月」の作詞は東京の音楽教諭・東くめさん。日本で初めて口語による童謡を作詞した方だそうです。

その「お正月」の歌詞に登場するのが「追いばねついて遊びましょ」のフレーズですね。

「追い羽根」とは羽根付きの一種で、羽子板を持った二人以上の人が交互に羽根を突くというお正月の遊びです。

羽根付きの一種と書いたのは別の遊び方もあるためで、それが「揚げ羽根」という方法です。

「揚げ羽根」は一人で行なう遊びで、羽子板で羽根を突いて「何回突けたか」を競うというものだとか。

何だかサッカーのリフティングみたいで楽しそうですね。

「羽根突き」の起源は奈良時代まで遡ります。当時の神事であった「蹴鞠」を男性が担当していたのに対し、女性は「毬杖」という杖で球を打ち合う神事を行なっていました。

その後、杖は板に変化し、球は羽根に変わったといいます。これがのちの「羽根突き」に進化し、「子供が健康に育つための儀式」となったとのことです。

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