お盆過ぎのバタバタがようやく落ち着き
いまさらではありますが「お盆ウィーク」のブログ記事更新となります。
8月14日・日曜日。
この日は朝から暑い日でありました。
特に予定を設けていなかった僕らは
「とにかく涼しいところに行きたい」ということで
「まずは日光」を目指すことになりました。
しかし、日光といっても広いです。
旧・日光市の「中禅寺湖畔」と「二社一寺」周辺や
旧・今市市に旧・藤原町。
その先には旧・栗山村もあります。
そんななか、なんとなく「涼」とは関係がなさそうな「二社一寺」がキーワードとして浮かび
とりあえず、日光市街地方面へ出発。。。
その道中で
運転する僕がひらめいた「涼」の場所が・・・
二社一寺・・・ではなく・・・
霧降高原。
テレビで天然氷が紹介されてにぎわう「チロリン村」を通り過ぎ・・・
クネクネ道をひたすら上り
目指す場所は馴染みの牧場・・・だったのですが
その途中に
あっ!
僕と彼女が「一度は行きたい」と言っていた、名所の看板が目につきました。
「少し寄ってみようか」
最初はほんの「さらり」という感覚でした。
そこがどういう場所であるかは二人ともわかっていましたし
この日はあくまで「涼を求める」のであって
それ以上のものを想定していなかったため
それに関する準備はしていなかったのです。
ただ、
僕の場合、毎回「さらり」はかなり濃厚なものになりがち。
いつもの通り警戒する彼女を尻目に
クルマは駐車場へ。
下界は晴れていましたが
坂を登るごとにガスが濃くなり
とうとう雲の中。
湿度は高く、女性の髪にはかなりよろしくないご様子。
それでも
涼しいところです。
二人はレストハウスを目指します。

ハイキングコースの案内板。
もちろん今回は装備なしなのでスルー。

この先は独りで歩くことになりそうです。

いかにも、という山装備の面々の後に
超普段着の僕ら(笑)
きっと逆の立場だったら「山をなめとる」って僕は思ったはず。
でもでも
あくまで「さらり」と「下見」ですから今回は・・・

レストハウス。
トイレはここで。

事前のリサーチでは
2階のレストランのカレーライスが気になるところですが・・・
それはまた今度、ということで。

気温の推移の記録。
最高気温が25℃を超えることがない、というのが魅力。

キスゲ平園地の頂上部にたどり着くと「あるキーワード」が書いてあって
それを下山してここで伝えるとスタンプカードがもらえる、というもの。
愛称が「天空回廊(てんくうかいろう)」と呼ばれていることから
てんくう=19になぞらえ
毎月19日にキーワードとカードは更新されるという。
1年に4回。四季が変わるごとにここへ来るのがおススメとのことだ。

オリエンテーリングに似たアルファベットでの位置情報案内があり
何段目であるかがわかるようになっている。


なかなかマニアックであるが
蛾のサナギが展示されていた。


こちらは葉の中で見えず。

そして、ここキスゲ平園地の説明がパネルで展示されていました。
ここキスゲ平園地はもともとスキー場でした。
1965年から2004年までは「市営霧降高原スキー場」として。
その後も夏季のみリフトを運行していたがリフトの老朽化を理由に営業を終了。
リフトを撤去し、代わりに階段を設置。
2013年、キスゲ平園地としてリニューアルしたそう。
残念ながら僕らはスキー場時代を知りません。
ここへ立ち寄ったのは
この日が初めて。
パネルを見ると
夏リフト運行時代に来ればよかった・・・と悔やまれるが
それは時代の流れ、というもの。


レストハウスの奥にはソフトクリームの売店が。
さすがに甘いものが好きな彼女も涼しいのでこの日はパスしてました。

今の気温は23℃。

霧降高原がその名の通り「霧降り」の場所である理由が説明されています。

ここからさらに先の「登山」をする人のための登山者カードはここで記入。
もちろん僕らは不要。

はじめは誰かの私物かと思ってましたが
どうやら山頂付近を見るためのサービスでした。

ちゃんと路線バスも走ってます。
JR日光駅からのアクセスです。

記念写真のパネルは「顔出し」・・・ではなく・・・
日光市のゆるきゃら「日光仮面」とのショット。


階段は1443段。
そのスタート1段目はもちろん「A」から。

シカがいらっしゃるようです。

「さらり」と言いながら少し登ってみよう、ということになり
彼女と天空回廊までの一部を登ることに。


下界はガスのためまったく見えず。

これはシカ除けの扉。
階段を通じて、シカによるニッコウキスゲなどの植物を食害から守るための防護扉です。
必ず出入りする際は鍵の施錠をお忘れなく。


B地点。

ここで階段をそれて横に拡がる展望デッキへ。



スキーリフトのオブジェ。
イスとして座ることができます。
動かないのが残念です。

たった15分で
あたりの霧はさらに深くなってしまい、見えていたレストハウスすら隠れてしまいました。
もう「雲海」は期待できそうにありません。
あきらめます。



いろんな植物を撮りながら
僕は階段を再び登り始めました。
で・・・
彼女はというと、歩く準備をしていなかったため階段を断念。戻ってくるまでの間、レストハウスで大人しく待機することに。
。。。もちろん僕も「さらり」と登ってくる約束。
下見なのですべてを踏破せず、とりあえず半分の700段付近を目指すことに。

まずは100段目。




左は天空回廊へ登る階段。
右は階段を中心に左右に拡がる、傾斜が緩やかな砂利道の散策路。
※左右どっちを進んでも必ず中心の階段に合流するようになっています。

C地点到達。
意外とアルファベットどうしの距離が短く、あっという間に高度を上げているような錯覚を覚える。

200段目。

D地点到達。


300段目。

無事、天空回廊を上り詰めた人々が下山してくる。
みな「こんにちは」の声が清々しい。

E地点到達。

400段目。

先が開けてきた。
少しは辺りが見えてくることを期待したが・・・・まったく変わらなかった。


G地点は500段目。

そしてH地点。

標高は1432メートル。
3分の1は超えた。
さーて、どこで引き返そう?
先へ上がっても霧の状態は変わらない。
レストハウスで彼女を待たせている以上、踏破はしたくない・・・

600段目。
この先に、姿は霧で見えないが子供の話し声が聞こえてくる。
案内板には「避難小屋」が近いとある。
ここで
僕は「700段で折り返し」することを決定する。


大平原にたった一人取り残されたような感じ。
ガスは思ったより深く
景色は全くと言っていいほど何も見えなかった。

J地点到達。


様々な色の花がポツリと咲いています。

L地点。
ここで階段が変わります。

ここからが「天空回廊」です。

目標の700段到達。

これが避難小屋。
先客の女性が「ここは電波が悪い・・」としきりにスマホを耳に当てて話していた。
・・・・そうそう、ここは正真正銘の山の中ですもの。

彼女を待たせています、休まずに下山します。

下山にはなるべく散策路を通って。



K地点。
この先は上りなので・・・

広場にベンチがあり、女性が一人、霧の中で読書タイム。


B地点では蕾でしたが
ここでは少し開花してました。

左へ進んで下山します。


左へ右へ
緩やかに下りながら散策路を下ります。

姿は見えませんが先に人がいるようです。

I地点です。


ここはトンボが多いようです。





湿度が高く翅(はね)が重いのでしょうか、なかなか飛びません。

晴れた日には下界が見渡せる場所にベンチがありますが
この日は名の通り「霧降」。
相変わらず、何も見えません。
これぞ「霧降高原」なんですよね。

樹と樹の間の空間。
昔、ここがスキー場であったことが想像できます。
雪のゲレンデを独り、想像してみました。

中心部の階段に合流。
せっかくなので
僕は横切って
散策路にある「見晴台」へ。

ははは。なーんも見えない(笑)

ぐるっと旋回し再び会談と合流。
またまた横切る。

唯一であろう、地肌が露出する部分を発見。
那須高原とは異なる地質であることがわかる。

ここもスキーゲレンデの跡と思われる。
狭くて急な角度は中級者以上のコースであろうか。

案内板で気になっていた「谷わたり」
いざ見つけてガックリ
そのまんま「谷を渡っただけ」だった。
けど、ここの付近の樹には
野鳥がたくさんいて
撮影を試みるも・・・霧で良く見えず断念。

F地点到達。
ここは階段はなく散策路の分岐点。

右に曲がって下山。



おっと、まだまだA地点は先ですが
今日はここまで。
時計を見ずに
何分経ったかもわからない状況の中
下で待つ彼女は待ちくたびれていないだろうかと心配しつつ・・・
「さらり」と
でも
「競歩のように」速足で
下山し続ける僕でありました。
・・・この霧のなか
ブログは景色を変えずに・・・
続く。
いまさらではありますが「お盆ウィーク」のブログ記事更新となります。
8月14日・日曜日。
この日は朝から暑い日でありました。
特に予定を設けていなかった僕らは
「とにかく涼しいところに行きたい」ということで
「まずは日光」を目指すことになりました。
しかし、日光といっても広いです。
旧・日光市の「中禅寺湖畔」と「二社一寺」周辺や
旧・今市市に旧・藤原町。
その先には旧・栗山村もあります。
そんななか、なんとなく「涼」とは関係がなさそうな「二社一寺」がキーワードとして浮かび
とりあえず、日光市街地方面へ出発。。。
その道中で
運転する僕がひらめいた「涼」の場所が・・・
二社一寺・・・ではなく・・・
霧降高原。
テレビで天然氷が紹介されてにぎわう「チロリン村」を通り過ぎ・・・
クネクネ道をひたすら上り
目指す場所は馴染みの牧場・・・だったのですが
その途中に
あっ!
僕と彼女が「一度は行きたい」と言っていた、名所の看板が目につきました。
「少し寄ってみようか」
最初はほんの「さらり」という感覚でした。
そこがどういう場所であるかは二人ともわかっていましたし
この日はあくまで「涼を求める」のであって
それ以上のものを想定していなかったため
それに関する準備はしていなかったのです。
ただ、
僕の場合、毎回「さらり」はかなり濃厚なものになりがち。
いつもの通り警戒する彼女を尻目に
クルマは駐車場へ。
下界は晴れていましたが
坂を登るごとにガスが濃くなり
とうとう雲の中。
湿度は高く、女性の髪にはかなりよろしくないご様子。
それでも
涼しいところです。
二人はレストハウスを目指します。

ハイキングコースの案内板。
もちろん今回は装備なしなのでスルー。

この先は独りで歩くことになりそうです。

いかにも、という山装備の面々の後に
超普段着の僕ら(笑)
きっと逆の立場だったら「山をなめとる」って僕は思ったはず。
でもでも
あくまで「さらり」と「下見」ですから今回は・・・

レストハウス。
トイレはここで。

事前のリサーチでは
2階のレストランのカレーライスが気になるところですが・・・
それはまた今度、ということで。

気温の推移の記録。
最高気温が25℃を超えることがない、というのが魅力。

キスゲ平園地の頂上部にたどり着くと「あるキーワード」が書いてあって
それを下山してここで伝えるとスタンプカードがもらえる、というもの。
愛称が「天空回廊(てんくうかいろう)」と呼ばれていることから
てんくう=19になぞらえ
毎月19日にキーワードとカードは更新されるという。
1年に4回。四季が変わるごとにここへ来るのがおススメとのことだ。

オリエンテーリングに似たアルファベットでの位置情報案内があり
何段目であるかがわかるようになっている。


なかなかマニアックであるが
蛾のサナギが展示されていた。


こちらは葉の中で見えず。

そして、ここキスゲ平園地の説明がパネルで展示されていました。
ここキスゲ平園地はもともとスキー場でした。
1965年から2004年までは「市営霧降高原スキー場」として。
その後も夏季のみリフトを運行していたがリフトの老朽化を理由に営業を終了。
リフトを撤去し、代わりに階段を設置。
2013年、キスゲ平園地としてリニューアルしたそう。
残念ながら僕らはスキー場時代を知りません。
ここへ立ち寄ったのは
この日が初めて。
パネルを見ると
夏リフト運行時代に来ればよかった・・・と悔やまれるが
それは時代の流れ、というもの。


レストハウスの奥にはソフトクリームの売店が。
さすがに甘いものが好きな彼女も涼しいのでこの日はパスしてました。

今の気温は23℃。

霧降高原がその名の通り「霧降り」の場所である理由が説明されています。

ここからさらに先の「登山」をする人のための登山者カードはここで記入。
もちろん僕らは不要。

はじめは誰かの私物かと思ってましたが
どうやら山頂付近を見るためのサービスでした。

ちゃんと路線バスも走ってます。
JR日光駅からのアクセスです。

記念写真のパネルは「顔出し」・・・ではなく・・・
日光市のゆるきゃら「日光仮面」とのショット。


階段は1443段。
そのスタート1段目はもちろん「A」から。

シカがいらっしゃるようです。

「さらり」と言いながら少し登ってみよう、ということになり
彼女と天空回廊までの一部を登ることに。


下界はガスのためまったく見えず。

これはシカ除けの扉。
階段を通じて、シカによるニッコウキスゲなどの植物を食害から守るための防護扉です。
必ず出入りする際は鍵の施錠をお忘れなく。


B地点。

ここで階段をそれて横に拡がる展望デッキへ。



スキーリフトのオブジェ。
イスとして座ることができます。
動かないのが残念です。

たった15分で
あたりの霧はさらに深くなってしまい、見えていたレストハウスすら隠れてしまいました。
もう「雲海」は期待できそうにありません。
あきらめます。



いろんな植物を撮りながら
僕は階段を再び登り始めました。
で・・・
彼女はというと、歩く準備をしていなかったため階段を断念。戻ってくるまでの間、レストハウスで大人しく待機することに。
。。。もちろん僕も「さらり」と登ってくる約束。
下見なのですべてを踏破せず、とりあえず半分の700段付近を目指すことに。

まずは100段目。




左は天空回廊へ登る階段。
右は階段を中心に左右に拡がる、傾斜が緩やかな砂利道の散策路。
※左右どっちを進んでも必ず中心の階段に合流するようになっています。

C地点到達。
意外とアルファベットどうしの距離が短く、あっという間に高度を上げているような錯覚を覚える。

200段目。

D地点到達。


300段目。

無事、天空回廊を上り詰めた人々が下山してくる。
みな「こんにちは」の声が清々しい。

E地点到達。

400段目。

先が開けてきた。
少しは辺りが見えてくることを期待したが・・・・まったく変わらなかった。


G地点は500段目。

そしてH地点。

標高は1432メートル。
3分の1は超えた。
さーて、どこで引き返そう?
先へ上がっても霧の状態は変わらない。
レストハウスで彼女を待たせている以上、踏破はしたくない・・・

600段目。
この先に、姿は霧で見えないが子供の話し声が聞こえてくる。
案内板には「避難小屋」が近いとある。
ここで
僕は「700段で折り返し」することを決定する。


大平原にたった一人取り残されたような感じ。
ガスは思ったより深く
景色は全くと言っていいほど何も見えなかった。

J地点到達。


様々な色の花がポツリと咲いています。

L地点。
ここで階段が変わります。

ここからが「天空回廊」です。

目標の700段到達。

これが避難小屋。
先客の女性が「ここは電波が悪い・・」としきりにスマホを耳に当てて話していた。
・・・・そうそう、ここは正真正銘の山の中ですもの。

彼女を待たせています、休まずに下山します。

下山にはなるべく散策路を通って。



K地点。
この先は上りなので・・・

広場にベンチがあり、女性が一人、霧の中で読書タイム。


B地点では蕾でしたが
ここでは少し開花してました。

左へ進んで下山します。


左へ右へ
緩やかに下りながら散策路を下ります。

姿は見えませんが先に人がいるようです。

I地点です。


ここはトンボが多いようです。





湿度が高く翅(はね)が重いのでしょうか、なかなか飛びません。

晴れた日には下界が見渡せる場所にベンチがありますが
この日は名の通り「霧降」。
相変わらず、何も見えません。
これぞ「霧降高原」なんですよね。

樹と樹の間の空間。
昔、ここがスキー場であったことが想像できます。
雪のゲレンデを独り、想像してみました。

中心部の階段に合流。
せっかくなので
僕は横切って
散策路にある「見晴台」へ。

ははは。なーんも見えない(笑)

ぐるっと旋回し再び会談と合流。
またまた横切る。

唯一であろう、地肌が露出する部分を発見。
那須高原とは異なる地質であることがわかる。

ここもスキーゲレンデの跡と思われる。
狭くて急な角度は中級者以上のコースであろうか。

案内板で気になっていた「谷わたり」
いざ見つけてガックリ
そのまんま「谷を渡っただけ」だった。
けど、ここの付近の樹には
野鳥がたくさんいて
撮影を試みるも・・・霧で良く見えず断念。

F地点到達。
ここは階段はなく散策路の分岐点。

右に曲がって下山。



おっと、まだまだA地点は先ですが
今日はここまで。
時計を見ずに
何分経ったかもわからない状況の中
下で待つ彼女は待ちくたびれていないだろうかと心配しつつ・・・
「さらり」と
でも
「競歩のように」速足で
下山し続ける僕でありました。
・・・この霧のなか
ブログは景色を変えずに・・・
続く。
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