栃木発「ちゃりあん」ブログ2

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大田原市・北金丸「ザゼンソウ」群生地を行く 2019.3.17

2019-03-23 22:51:36 | 植物
一緒に行ったことがあると思い込んでいた場所が


実はそうではなかった。。。。


ザゼンソウは知っているし、見たことある。けど、ここには行った記録がない。。。


衝撃的な言葉。



私自身は過去に2回ほど出向いたことがあって


でも、いくら何でも一人では来ないであろう、そんな場所にあって


なんとなく二人で2回とも足を運んだとばかり・・・思い込んでいたのだが。


確かに言われてみれば、手元に、その記録はない。


ケータイの写メであったのだろうか、そのあたりもあいまいのまま。




とはいうものの、彼女のほうが「行ってみたい」と言ってくれたわけで


とにかく行って記憶を確かめてみよう・・・ということになった。



3月17日。



午前中に福原のザゼンソウ群生地を訪れ


ランチを挟んで北金丸の群生地へ。。。







道の駅・那須与一の郷から


裏側の那須神社との間を走る道を国道へ出ないほうへ奥へ進むとアパートが見える。



その手前に小さな看板があるので右折。



進むとすぐに







ザゼンソウ群生地の看板。



途中から設置したものです。












元々、民家の敷地なので


狭く細長い駐車場をバックでクルマを停めることになります。

















以前、訪れたときは樹々に覆われていましたが伐採されていました。



見通しが良くなったのは良いことですが、自然保護の観点からはいかがなものかと思いますが。







ナナメにクルマを停め、奥へ歩いて進みます。











こちらが入口。







元々は、こちらのお宅を経由してお邪魔させてもらっていた。




























左に行くと民家の敷地





その手前に資料が置かれていました。







ザゼンソウの説明です。



















群生地へは木道階段を下って進みます。


















「木道からはおりないでください」


これ当たり前。


看板に書くこと自体がおかしい話。







木道は周回コースになっていて一方通行。


右から時計回りに見学します。











パッとみると、落ち葉が似たような色をしていて



ザゼンソウはわかりにくいですが







目が慣れてくると



けっこういます。









木道のすぐ近くにも。






ザゼンソウは花が咲き終えると



深緑の葉が伸びてくるそう。


もうピークとしては遅い時期のようです。















にょきっとね


















奥の樹にくくられた、これはなに?















背中姿もなかなかいい。































半周して、外側を戻るコースへ。



































いろんな形があって、意外と見ていて飽きない


































皮肉にも、ザゼンソウのために伐採されてしまった樹の幹







これは黄金のザゼンソウ・・・なんちゃって







こんな感じで木道の上から必死に撮影する風景が至る所に。











樹に襲われそうなザゼンソウの画(イメージ)







































ここで1巡目。




せっかくなので「2巡目も歩こう」



そう彼女に呼び掛けて、撮影を続行。































どんぐりの樹ありました。









































二人で2巡目を自由に散策していると



彼女が出口付近をずっと見ています。



「どうしたの?」



声をかけると



「あの男性、さっき木道から降りて、上がってくるところ見ちゃったの」って。


木道から降りた???



ちょうど、私たちは2巡目の奥にいて



その男性は周回コースを「3巡目」し始めたところでした。







この男性。



そんな話を聞いたら、直感で「また下りるに違いない」



そう思い、私は木道を降りた瞬間の画像を記録すべく、ゆっくりと対角線上の木道を男性に近づく。



そして、少し、歩いていたところ・・・



あっ!



私は事もあろうか、「決定的瞬間を撮る前に絶叫して、男性に向かって走って」いました。。。



すると


樹の影から


あわてて走って木道へ戻る男性の姿が・・・



周回コースの合流地点に私は男性が戻ってくるのを待って・・・



私「あなた! なにやってだよ!」


男性「すいません、すいません、、、」


私「すいませんじゃないでしょ、木道から降りちゃダメでしょ」


男性「すいません、すいません」・・・その繰り返し



私「向こうにいる彼女も見てたんですよ、木道下りたところ。初めてじゃないでしょ?」


男性「いや、初めてなんです」



・・・・


何分、絶叫していたことでしょう、私は興奮して声を張り上げ、男性を叱っていました」



ニコンの一眼レフの大きなレンズを持ってるというのに・・・


私「そんなんじゃ、いい写真なんか撮れないよ」



私のような安いコンデジとは違い


長く伸びたレンズで接写もズームもお手の物であるはずの人が


木道を降りて、背中を向いていたザゼンソウを、正面から撮りなおす。。。







下りた靴跡です。



1巡目に彼女が出くわした場所でのものです。



とにかく悲しくなりました。


男性には申し訳ないですが、即、お引き取り願いました。







ザゼンソウも悲しんでいるように想えました。









やっぱり、ルールを守らない人がいるとわかった以上、来年の公開は中止にしたほうがいい。



そう考えます。



このままじゃ、人がザゼンソウを少なくさせている・・・そういわれても仕方がありません。







この看板の文字が読めない、理解できない「子供のような大人」がたくさんいます。



保全のための公開中止を求めます。
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