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栃木発「ちゃりあん」ブログ2

日常の「あたりまえ」を、より深く。

栃木県大田原市「桜開花情報2020」 定点観察・第5週目 3月29日

2020-03-30 23:00:03 | 桜の開花情報

もう大丈夫だと思った。。。

 

・・・・そんな声を今日は多く聞きました。

 

3月も後半、もう雪が降ることはないだろう・・・

 

みなそう思ったことと思う。

 

それが・・・関東地方でも広範囲で大雪となったのが3月29日。

 

スタッドレスタイヤもみな外してしまったというが・・・

 

私はまだスタッドレスタイヤのままでした。

 

当初、22日に長野県へ用事で出かける予定が私にはありました。

 

しかし、突然の身内の入院。。。

 

長野には行けなくなったばかりか、スタッドレスタイヤをノーマルに換える余裕すらなくなってしまった。

 

ある意味、助かったのかもしれません。

 

さて、桜の定点観察もおよそ10年。

 

私が「桜と雪」に遭遇するのは・・・実は初めてであります。

 

過去10年。 関東地方では幾度か「桜の開花時期に雪」ということがありました。

 

けれども、いずれも「平日の雪」

 

つまり、日曜日にしか休めない私には、それを「悔しい思いで」過ごしてきたのです。

 

今回、早いうちから「29日に雪」の予報が出ておりました。

 

なので、今回はあえて「雪が降る時間帯」を狙って「定点観察」に出かけました。

 

ちなみに栃木県大田原市の雪の予報は「午前9時から午後3時」

 

いままで「雪」と言われながら、雪にならなかったことを考えると

 

「思ったよりも降ったな」

 

もうびっくりです。

 

天気にかかわらず定点観察は行われます。

 

ネット上では「雪桜」として「雪が降ったから桜を撮った」という投稿が多いようですが

 

もちろん、雪でなくても私の観察は行われました。

 

あと、一部の国会議員が「お花見した」って非難されていますが

 

このブログは「開花状況調査」です。

 

一人で行い、宴会は一切ありません。もちろん、お花見を推奨するものではありません。

 

午前9時過ぎ

 

雪が強く降っています。気温は0℃です。

 

「河津桜」

 

もう「満開期」は過ぎています。

 

いよいよ「果実」が見えてくるかも。

 

 

 

「イロハカエデ」

 

「うめ」

「十月桜」

着実に蕾が増えています。

 

これから「第2の満開期」を迎えることになりそうです。

 

さすがに誰もいません。

 

移動の途中、つつじが咲いていました。

 

「カンザン」

冬芽が蕾に切り替わり

 

「ソメイヨシノ」

 

「エドヒガンザクラ」

今が満開期

 

ふれあいの丘自体、31日まで臨時休館につき

駐車場はガラガラ

 

・・・ですが

 

同じ日の夕方

 

雪が止んだので改めて訪れてみると・・・

 

河津桜の葉がくっきり

 

ソメイヨシノは雪ではなく花の色

 

ちょっとピンクがわかりますか

 

エドヒガンザクラの定点ポイントに

 

同じように写真を撮る人がいました。

 

気温は2℃。

 

エドヒガンは来週には散り始めてしまいます。

 

ソメイヨシノは来週が満開期に入る見込み。

 

ちなみに満開とは「8分咲き」を指します。

 

お花見は大変厳しいとは思いますが、満開の桜で心が癒されるのなら

 

クルマからでも桜を愛でてみませんか。


栃木県大田原市「桜開花情報2020」 定点観察・第4週目 3月22日

2020-03-24 22:56:29 | 桜の開花情報

栃木県大田原市。

ただいま「コロナウイルス感染防止対策」のため休館中の

「ふれあいの丘」敷地内の「非公式基準木」による「桜の開花情報」をお届けしております。

 

本来ならば「桜の定点観察」は昨年で終了だったのですが

今年は「例年になく開花が早い」という予測があり、

最低限の基準木の記録として、3月より定点観察を行っております。

 

先日来、SNSでは「大田原市・経塚稲荷神社のヒガンザクラ」の満開の様子が投稿されています。

 

私も昨年までは「定点観察」を行っており、ちなみに昨年の満開期は3月の最終週だったことがわかります。

 

実際に今年のヒガンザクラを見ていないので比較はできませんが

 

1週間程度、早く満開を迎えていることとみられます。

 

さてさて、3月22日は身内の見舞いの関係でいつもとは異なる時間に観察に出かけました。

 

河津桜のピンクが遠くからでもわかります。

 

【早咲き種・河津桜】

 

河津桜は開花とともに葉も伸びます。

 

そのため、満開期が短く感じられるのが特徴。

 

基準木も満開期の後半。

 

花びらが散っているものも多くみられました。

 

気になったのはミツバチの多さ。

先週まではいなかったのに、満開を知るとやってくる。

人間が邪魔しない限り、刺してくることはありません。

もう花粉を全身に浴びることに必死ですからね。

 

あと、SNSで「珍しい白い河津桜の花」って話題になりますよね?

 

 

わかります? 白っぽくみえる花。

 

桜の花には白・ピンク・紅・緑・・・さまざまな色が存在します。

 

見ての通り、河津桜の花はピンクが多い。

 

でも、白もあります。・・・いや・・・白っぽく見えるだけなんですけどね。

 

桜の花は太陽の光で見え方が変わります。

 

基本的にはピンクの花びらでも

 

直射日光を浴びた、全開の花びらだと「白く」見えることがあります。

 

逆に開花し始めや散り際はピンクに見えます。

 

その違いは「しわ」にあります。

 

白に近いピンクをくしゃくしゃにすると・・・ピンクに見えます。

 

薄いピンクが重なって濃く見えるからです。

 

河津桜の白い花で驚く・・・それは桜をよく見ていないだけのことなのです。

 

花はゆっくり開き、雨に耐え、散ってゆきます。

 

白く見える「全開の花」は、ほんの「ひととき」にしか見られません。

 

花は開いて閉じて・・・その人間には見えない動きのなかで「花の色が変わってゆく」ように感じるのです。

 

【イロハカエデ】

モミジも花を咲かせます。

せっかくなので観察してます。

冬芽に変化が。

 

【梅】

参考までに。

ハチとともに蟻もいっぱい

【十月桜】

秋と春に咲く二季咲きの桜です。

 

春の開花はこれからのようです。

花が増えていました。

まだまだ咲くようです。

 

この日はお彼岸の3連休ということもあって

ふれあいの丘自体は休館ですが、多くの人が散らばって遊んでいました。

 

【ソメイヨシノ】

 

日本花の会が配布をやめたソメイヨシノ。

平均寿命は推定60年。

温暖化と人工交配の限界に伴い、いま咲いているソメイヨシノは枯れれば終わり。

もう増えることはありません。

 

近年、カミキリムシ等の食害により樹勢の衰えが問題化。

 

各地で倒木も相次ぎ、ジンダイアケボノに植え替える動きが加速しているという。

 

早く開花するということは、徐々にソメイヨシノが開花できなくなることを意味します。

 

温暖化で休眠打破ができなくなると、ずっと温かい場所では花は開くことができなくなります。

 

すぐ、とはいいませんが、数十年後、ソメイヨシノが開花しない日がやってくるかもしれません。

 

今年で桜の定点観察は終了します。

 

それは、最期を見届けないで済むという安心感でしかありません。

 

キレイな写真を撮る目的で桜を観ていると、その「危機」を感じる人はいないはずです。

 

桜を永遠に咲かせるためには、環境問題の改善が不可欠。

 

私たちにできることはなにか・・・考える日がやってきていると一言申し上げたい。

 

ふれあいの丘・運動場側のソメイヨシノは他に比べて開花が遅いのが特徴です。

 

風が強く当たり、日が当たる時間が少ないのが理由です。

 

※基準木以外のソメイヨシノはすでに開花を確認しています。

 

【エドヒガンザクラ】

花が小さいため、開花から満開期に至る時間は短い。

そのため、次週には満開期になってしまいます。

 

 

・・・とここで

 

いつもなら「カンザン」も観察するのですが

 

木の下で休まれる方がいましたので撮影を断念。

 

時間を改めて・・・

 

夕方、戻って来て再観察しました。

 

【遅咲き種・カンザン】

 

そして・・・

陽が当たる側のソメイヨシノ。

 

さらには・・・

 

 

夕方、基準木の「運動場側ソメイヨシノ」に開花宣言!

 

エドヒガンも昼間の温かい日差しを浴びて花が増えていました。

 

今度の週末は天気がよろしくないようですが

定点観察は続けます。

 

ではまた来週。


栃木県大田原市「桜開花情報2020」 定点観察・第3週目 3月14日

2020-03-15 22:42:21 | 桜の開花情報

本来ですと日曜日・3月15日の観察日になるのですが

近親者の葬儀がありまして、予定を変更いたしまして

前日の土曜日・3月14日の早朝、仕事に出かける前に急ぎ足、観察に出かけてきました。

 

夜が明けたばかりの午前6時。

 

気温は4℃。

 

この日は午前9時ころから大田原市周辺では「雪」の予報。

 

天気が崩れる前に、と慌ててポイントへ。

 

 

うっすらとピンクがわかるようになりました。

 

 

早咲き種の河津桜です。

 

 

 

いよいよ「満開期」に入りました。

 

昨年はようやく開花したばかりでしたが。

 

「がく」が紅くなっているものは間もなく「散り際」

 

今週中にピークを迎えそうです。

 

 

ちょっとだけ移動

 

遅咲き種・カンザン入口

 

「恐竜の爪」は現状維持

 

 

 

ソメイヨシノ

 

少し「黄緑」が見えてきました。

エドヒガンザクラです。

 

小ぶりなのでソメイヨシノよりも開花までの期間は短いです。

 

 

 

秋と春に咲く「十月桜」です。

 

 

もう終わりかと思ったら・・・

 

 

花数が増えていました。

 

 

あ、またいたね。

 

参考までに梅も

 

イロハカエデも

冬芽がちょっと膨らんできました。

果実は相変わらず。

 

イロハカエデの開花も今年は見られるでしょうか。

 

また今週末に続く。


栃木県大田原市「桜開花情報2020」 定点観察・第2週目 3月08日

2020-03-10 06:46:42 | 桜の開花情報

※ 桜の開花情報はあくまでも「開花時期」「満開期」の目安を観察しています。

  これにより「お花見宴会」等を推奨するものではありません。ご留意ください。

 

テレビもネットも毎日「コレラコレラ」・・・もう疲れませんか?

 

確かに「いつ感染者になるか」わからない状況で他人事はよくないかもしれませんが

 

少し外を眺めてみませんか。。。

 

3月8日・日曜日。

 

「栃木県大田原市・ふれあいの丘」にて桜の開花状況のモニタリングです。

 

この日は朝から雨。 気温も低く、午前中には「雨は上がる」という予想にも関わらず

 

止んでくれません。。。

 

河津桜のピンク色がわかるようになりました。

 

【早咲き種・河津桜】

 

同じ大田原市でも、ここの河津桜は開花がやや遅く、しかも花の付き方が他と違います。

 

気候・もしくは土壌の相性が良くないのでしょうか。

 

雨に打たれているので花びらがしわしわになっていますが、乾燥すると大きく開いてくれます。

 

【遅咲き種・カンザン】

 

 

あれ、なんかいる・・・

 

じっと樹で休んでいたのは「シメ」と呼ばれる鳥のよう。

 

とりあえずズームで追って撮ったので、この時は何の鳥かもわかりませんでした。

 

まだまだ休眠中

 

【ソメイヨシノ】

 

【エドヒガンザクラ】

 

これは桜ではありませんが、なにが出てくるかはお楽しみ

 

 

施設内をちょっと散策

 

今の時期「紅葉」しているものもあります。

 

【イロハカエデ】

枯れずに越冬したモミジの葉を見つけました。

 

特に珍しいものではありませんが

 

イロハカエデの開花も4月上旬。

 

せっかくなので追加でモニタリングしてみましょう。

 

果実(翼果)も透き通っていました。

 

まだ冬芽の段階です。

 

【十月桜】

秋から春にかけて開花する「二季咲きの桜」です。

 

秋に一度開花し、再び、年を越えて春になると開花します。

 

おっと、一輪だけ咲いていました。

 

ひょっとすると「春の部」はおしまいなのかもしれません。

 

ヒヨドリもいました。

 

目が合ったような・・・

 

建物の屋上でスズメがラブラブしてました。

 

そして・・・

 

 

【大田原市シャトーエスポワール】

 

ふれあいの丘にある宿泊施設。

 

偶然歩いていて「9日から臨時休館」のお知らせを知りました。

 

「自然観察館」「天文館」ともに

 

3月31日まで「臨時休館」になっております。ご注意ください。

 

おや、あなたは誰?

 

反対側の樹には

 

メジロが忙しそうに飛び回っていました。

 

河津桜の甘い匂いに誘われて夢中です。

 

 

およそ1時間、施設内を散策したのですが

 

雨ということもあって、他にすれ違う人はいませんでしたが

 

それ以上に、歩いている最中は「ずっと雨」だったのに

 

終わったとたん、雨がさっと止んだというのは

 

とても悲しいものがありました。

 

来週に続く。


コロナウイルスに負けるな! 大田原市「桜・定点観察」第1週 2020.3.1

2020-03-03 21:45:03 | 桜の開花情報

【お知らせ】

毎年行っておりました「桜の開花情報・大田原編」ですが、昨年をもちまして終了することになっておりました。

しかし、暖冬により、開花が予想以上に早まることが発表されたことと、

新型コロナウイルスにより日本国内で混乱が生じている現在の状況を考え

「少しでも明るい話題をお伝えしたい」という想いのもと

 

観察ポイントを縮小したうえで、今年も開花情報を「臨時的に」させていただくことになりました。

 

さくらまつりが開催されるかどうか微妙な時期にありますが

 

みなさまに少しでも明るい気持ちになっていただければと考え

 

これから2か月間、サクラの開花の変化をお伝えしてまいります。

 

私にできることはなにもありませんが

 

お花見気分が少しでも味わっていただけたら幸いです。

 

2020年3月1日 観察ポイントは「大田原市・ふれあいの丘」です。

 

 

気温12℃ 天気は晴れ。

 

【河津桜】

いわゆる「早咲き種」の桜。

ソメイヨシノよりも早く開花し、大田原市では通常、3月中に満開を迎えます。

 

あら、間もなく開花だなぁ・・・って思って

それでも上のほうを眺めていると・・・

 

おっと

開花確認!

 

実は、この場所の河津桜ですが

 

昨年の開花の確認は「3月17日」でした。

その前週の「3月10日」には未確認でしたので

昨年比・10日以上「早い開花」であることがわかります。

 

満開期はいったいいつになるのか、それを決めるのは今後の気温の変化です。

 

温かい日が続きすぎると、あっという間に満開を迎え

 

あっという間に散ってしまいます。

 

【カンザン】

ソメイヨシノよりも開花が遅い「遅咲き種」です。

毎年、4月下旬から5月上旬の開花となります。

まだまだ冬眠中です。

 

【ソメイヨシノ】

あと50年も経つと開花しなくなる、ともいわれる桜です。

 

甘い香りで虫に人気のため樹幹が喰われてしまい各地で倒木が相次いでいます。

60年寿命説もあり、ソメイヨシノが「桜の代名詞」となるのもそんなに長くはありません。

いまのうち、咲いてくるうちに愛でてあげてください

 

 

【エドヒガン】

ソメイヨシノよりも花が小さい桜です。

 

花が小さいことと、その蕾が多いことで

満開になるとピンク色に染まるので圧巻。

 

これは桜ではないですが

並行して生育状況を観察してみましょう。

 

 

コロナ騒動で桜どころじゃない・・・そういうかもしれませんが

 

そういう方に少しでも落ち着いてもらいたくて毎週更新してまいります。

 

早く平穏な日々を送れますように。

 

続く。