■フぅ~ヂこちゃ~ん■

-日々の戯言を至極感情的に。-

φEN I φST(ウーエン・イ・ウースト)鑑賞

2005-12-16 20:14:40 | ライヴ・イベント
9月にとったチケット、ついに公演スタートしました。
といっても本公演は年明け。フヂが行ったのは本公演前の
トライアル公演。それも初日です。初日なので会場整理の
手際も悪くゴタついていましたが、しょうがないですかね。

ウーエン・イ・ウースト』はデンマーク語で「東の島」という
意味。つまりデンマークから東に位置する国、日本ですな。
デンマークの奇才と呼ばれるスティーン・カーナーが舞台
プロデューサーを務め、演劇・音楽・ダンスなどのあらゆる
エッセンスを盛り込んだ総合エンタテインメントを展開する
っつーコンセプトらしいです。("フィジカルシアター"と言う
そうですが、よくわからないのが正直なところ)

ストーリーは思いっきりはしょって言うと

 『1867年に2人の若者が月に導かれ、200年後の未来に
  タイムスリップ。200年後の愛情や感情が欠落した
  ロボットの世界で大切なものを取り戻し、真実を見出す。』

という感じでしょうか。よくわかりませんよね。書いてるこっちも
なんだか意味がわかりません。でもまぁNACSの安田さんと
音尾さんが客演するので観に行っただけですしね、あまり深く
ツッコミを入れるのはやめときましょう。

音尾さんは2人の若者のうちの1人ハンス役、安田さんは
月の役でした。音尾さんはほぼ主役の扱いでびっくり。一方
安田さんは「月ぃ!?」と思ったけど、これがまたぴったりで。
月といっても神秘的な役どころでなく、安田さんの怪演が
ハマる面白い役でした。しかも安田さんは「ロボット世界で
身を隠す人間」との2役で、こちらの人間役も安田さんの
怪優っぷりを引き立たせるいい配役だったと思います。

ストーリーはさっきも書いたように意味がよくわからず正直
な所どうってことないんですけど、音楽やダンスもあるので
ショーとして観るならまぁまぁなのではないかと。(←偉そうだ)
森弘一郎さんというパフォーマー。この方はすごかったです。
音尾さんの相方役で喋れないという設定のためセリフがない
役なんですが、表情や体の動きで言葉が聞こえてくるような
感じでしたね。他の出演者と格がちょっと違う感じ。

最後のダンス部分の途中では音楽が止まってしまうという
トラブルがあり(さすが初日)ヒヤヒヤしましたが、それが逆に
観客と出演者の距離が縮まっていい雰囲気になってました。
そのままの空気をカーテンコールまで持って行き、最終的に
上手に終わらせた印象を受けましたね。
他にはパニクルーや色々な人が出演してました。拍手の
鳴りどころで誰のファンが観に来てるのかがわかるので、
それも面白かったです。デンマークとの文化の違いというか、
自分の中にない世界観に触れられたのはいい経験でした。

しかし自分は1人でお茶したり映画行ったりできるタイプじゃ
ないと思ってたのに、歳を取ると変わるもんですねぇ。
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