マンガを読むことができない子供たちがいるという。
(参考:http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2075067/detail?rd)
実は、私もあまり得意ではない。
文字を全部読んでしまう。
少女マンガの「ドキッ」とか「ポトリ」とかはまだいいのだが、
例えば北斗の拳の「おらおらおらおら・・・(続く)」や
ジョジョの「無駄無駄無駄無駄無駄無駄・・・(続く)」も
全部読んでしまうので、段々わからなくなってくる。
後ろにドカァッとかバキイィィッとかも書いてあるし。
マンガを読む人は、そういった擬音は目の隅っこで読んどいて、
それらが頭の中で効果音的に意識しないうちに聞こえてくるんだろうと思う。
最近私もそれができるようになって、読むスピードが上がったから、そう思う。
そういえば、私はピアノ曲やオーケストラ曲を歌う時に、主旋律の中に
ピアノ曲なら左手を、オーケストラなら他のパートを組み込んで思い出す。
拍子的にはバラバラになるのだが、そうすると旋律は1つながら幅が広くなり、
曲の雰囲気が格段に増す。
もちろん、頭の中で一気に全パートを流すこともできるけれども、
そして、主旋律だけ歌って頭の中で他のパートを流すこともできるけれども、
そういうやり方もあって、私は結構それが気に入っている。
文化人類学者のエドワード・ホールも『隠れた次元』や『文化を超えて』のなかで、ニューギニアかどこかの原住民に映画を見せて「何が面白かった?」と聞いたら、「ニワトリが出たところ」と答えられ、見直したら、一瞬だけバックにニワトリが横切ったと書いていました(^。^)。つまり、映画もマンガと同じように、トレーニングを受けて見るものらしいです。うちの弟は、洋画は苦手みたいでした。字幕読むスピードが遅い(^。^)。
アメリカ人もフランス映画の『ニキータ』の字幕読むの嫌さにリメーク映画をつくるぐらいだから、外国映画を見る訓練ができていないのでしょう。