That's the answer!

いろいろ心境の変化がありまして、ブログ内容を変更しました。ご了承ください。

パンフレット買った。さらに落ち込んだ。

2014-01-13 17:45:30 | トリック(ドラマ)
※注意※
えー…例によってネタバレ満載です…。





数日たっても、あのラストの上田の表情と、あの結末が忘れられなくて、
胸が締め付けられます。なかなか治らない。


こんなに、架空の人物について心を痛めたのは、初めてかもしれない…。


『未成年』の五郎(反町隆史)、
『ケイゾク』の柴田(中谷美紀)と真山(渡部篤郎)、
『MR.BRAIN』の秋吉かなこ(仲間由紀恵)、
『魔法少女まどか☆マギカ』の美樹さやか、
『ATARU』のマドカ(堀北真希)など、

幸せを願わずにはいられないキャラクターというのは数多くいました。


その自分の数多くの視聴経験のなかでも、
山田と上田は、もう、何かダントツで飛びぬけちゃったですよ…。
あの結末はずるいよ…。


というわけで、悶々と考える時間が多くて、
「これじゃだめだ」と考え、パンフレットを買いに映画館行きました。

自分の人生の中で、パンフレットを買ったのはこれが初めてです。
けちなので

ついでに映画も見ようかなと思ったけど、
ますますどっぷりTRICKの世界に浸かってしまいそうなので、やめておきました。
決して金欠だったからではない、決してケチだからではない


で、パンフ読んだけど、何かますます落ち込んでしまった

出演者やスタッフの方が、本当に終わる前提でインタビューに答えているのも、凹んだ。

ああ、もう皆次の段階に向かってるんだ…。

本当に続編はないんだ…ってね…(´;ω;`)ブワッ


もー!堤監督のバカーッ!何が共犯関係だよーッ!



はぁはぁ…。

はあ…。


小ネタ解説や、トリックシリーズの集大成のコメントもあって、興味深いものでした。
でもそれだけに、落ち込むには十分たる内容でもありました。


はあ…。ため息ばっかりだよ。



奈緒子の終盤でのあの行動は、何もムッシュム・ラー村の人々に対してだけの行動ではないんですよね。

これまで、奈緒子は『すべての超常現象には必ずタネがある』を信念に、やってきました。
でも、そのタネを解いたことで、傷つく人たち、心のよりどころを失う人たちも見て、
インチキを暴くことは決して正義というわけではない、ということも経験していたのです。


それは上田も同じで、『すべての超常現象は科学で説明できる』との信念を胸に、
山田と共に数々のインチキを暴いてきて、それが上田の名誉にも繋がってた。
でも、彼もまたそれが必ずしも正しいことだとは限らないということは、痛いほど学んできた。



それを踏まえたうえでの、ラストステージだったのかな、と…。

つまり、ラストステージのあの終盤の展開は、
これまで二人がインチキを暴くことで傷ついてきた人たちへの、
山田と上田の贖罪みたいなものなのかな…と、そう思うわけです。


そう考えれば、あの唐突とも思える山田の行動にも説明がつく。

リセットされていたように見えて、
山田の心には、少しずつ後ろめたさや贖罪の感情がたまっていたのかもしれませんね。
それが、ラストステージの舞台となったあの村の一件で爆発した。


あっさりしすぎの事件部分でしたが、犯人の発言と、それに対する上田の言葉は
実はトリックシリーズの闇の部分、これまであえて触れなかった部分に言及していたんですね。
そう考えると、許せるかも…いやでも犯人いくらなんでも分かりやすすぎ。

上田の核心をつくあの言葉で、山田は決断してしまったんだろうな。



そして上田にとっての贖罪は、この世で一番大切な存在を失うこと。
つまり、山田を失うということ。



こう深読みすると、ますます落ち込む…。
ここまで描いてしまったら、ますます続編なんて無理なんじゃ…って、悟っちゃうんだもん…



でも、上田はあきらめずじっと待った。
そして奇跡は起きた。山田は戻ってきた。

彼らがこれまで過ごしてきた時間の記憶は、
山田から失われてしまったけれど、上田はずっと覚えている。
想い出は、新たに紡いでいけばいいだけなのだと…。


うわあーーーーんでも切ないいいいいい!!。゜(゜´Д`゜)゜。



はあ…。切なすぎるよ…。
バッドエンドであり、ハッピーエンドな結末ですよね…。


自分も、上田と同じように、奇跡を信じて待っとくよ…ううっ。


というわけで、パンフを買ったことでますます胸が締め付けられてしまうのでした…。
これ今年中に完治するかな…?


リンク貼るの忘れてた、映画の感想はこちら
トリック劇場版 ラストステージを100%楽しむためには という記事もあります。


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7 コメント

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もいちど(*ネタバレあり) ()
2014-01-13 21:31:12
 もいちど見に行ってまた泣いてしまいました(笑)。今日は呪術士の日本語がつぼにはまって死にそうでした。あと、3Dメガネ(セロファン)を試しました。。。深読みしすぎた。。。
 あと、見逃していた小ネタにいくつか気がついて楽しめました。科技大の前に座っていた学者風の人たちの意味とか。洞窟シーンは、初回見た時に爆破後下に抜けたのは気がついていましたが、今日は、爆破後どうなるかのヒントにも気がつきました。何回も楽しめそうです。
 黒猫さんももっぺん観にいくと気が楽になるかもですよ!私はだいぶ気が楽になりました。
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ラストステージ (トリックファン)
2014-01-14 03:38:40
3年後にまた何かあればいいなぁと、願ってます・・・

前の映画の時のインタビューでは冗談も交えて3年後(2013年)にまた何かやると言ってたのに、

今回はそう答えていないのが寂しい・・・
冗談でもいいから言って欲しかった

出来れば番外でいいんで、
トリックの閉店セールやって欲しいです

DVDの特典でもいいから・・・

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コメントありがとうございます (黒猫@管理人)
2014-01-15 01:38:50
>まさん
明日はレディースデーなので、再び見に行こうと思っています。
ただ、見終わって以降毎日『月光』をリピートしまくっては
あのラストを思い出して涙する日々なので(完全に情緒不安定である)
2回目見たらさらに胸が苦しくなりそうです…。

>トリックファンさん
DVDの特典でもいいから、あの後の山田と上田が見たいですね。
このままだと、上田が切なすぎる。
山田が戻ってきたということだけでも、上田にとってはハッピーエンドなのかもしれませんが、
それと同時に関係性リセットというほろ苦い代償も負っているわけですから…。
せめて、New山田奈緒子と14年間の思い出を背負った上田が
どんなやり取りをするのかが見てみたいです。


真に望んでいるのは、やはり続編なんですが…。
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はじめまして! (ソウ)
2014-01-18 17:51:23
映画のラストシーン、皆さんはどう感じたんだろうと検索しているうちにたどり着きました…
(映画館で「はぁ」とか「えっ?」とか言ってる人が多かったもので)

私もシリーズすべて、何度も見返してきたので
ラストシーンは本当に感動しました…

思いつめた現在の上田を入れつつの
今までの山田の笑顔と悲しげな表情のアップの数々…
そのまま出会いのシーンとのリンク…
で、上田の表情…

おっしゃる通りの完璧なエンディングと思います。

ただ、恐ろしく後を引きますね。
映画鑑賞後もDVDで過去のトリックを見たりしてるんですが、
いちいちいろいろなシーンで「こんなことも山田は忘れちゃうんだ…」って切なくなってしまって。
なんだか、急に見え方が変わってしまいました。


最後に……
きっときっと、あのあと、ギョーザと寿司を死ぬほど食って
すべての記憶を取り戻すんです(勝手な希望)

長文失礼しました。

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コメントありがとうございます (黒猫@管理人)
2014-01-19 03:41:50
>ソウさん
喪失感半端ないですよね…。
自分も鑑賞してからずっと後に引いて鬼束ちひろさんのあの3曲ばっかり聞いてます(笑)

人気作っていうのは引き伸ばしされるものですから、
ある程度一つの区切りをつけさせてもらったトリックは、恵まれた作品だったのかも…と今では思うようにしていますよ。

とはいえ!奈緒子が記憶を失ったままで終わりっていうのもなんだかなーなので、二人のあの後を見たいですよね。
餃子と寿司を死ぬほど食べる奈緒子と、それを見つめる上田が見たい。
意外とあっさり記憶取り戻しそう(笑)
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Unknown (Unknown)
2014-06-09 23:15:39
過去の記憶を持たないヒロインが、主人公に「昔の自分を思い出したら、今を忘れるかもしれない」と過去を思い出すことに不安があると告白。その不安に対して主人公は「たとえ今を忘れてしまったならもう一度出会えばいい」と返す。

昔のゲームの一幕ですが「色んな巡り会い」があるんだと心に残ってる。

上田と山田の親友のような兄妹のような微妙な関係性は理想です。
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コメントありがとうございます (黒猫@管理人)
2014-06-18 21:40:43
>Unknownさん
返事が遅れてしまって申し訳ありません。

その台詞すごく良いですね!!
キャッツアイの最終回でも「また最初から思い出を作り直せばいい」みたいな展開がありましたけど、
上田と山田はたとえどんな運命が二人を引き裂いても、また最初からやり直せる力を持ってる二人です。
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