夏ドラマ 総括

夏ドラマ、主に『花子とアン』と『昼顔』を集中的に見ましたね。

どちらも、なかなか楽しかったです。

『花子とアン』
何やら、Twitterでは朝ドラファンだかドラマ評論家の方々が
ご丁寧にあらさがしをしまくってましたが、
自分は楽しかったですよ、見てて。(そもそも嫌いなドラマを貶めるために見る趣味は自分にはないので)

たしかにね、評論家の方々が言ってることも一理あるんですよ。

赤毛のアンほったらかしかよ！！

とか

翻訳の仕事の大変さもっと描写してよ！

とかね。

はっきり言って、脚本は褒められた出来ではなかったと思う。


でもねえ…こういう未完成でツッコミどころのあるドラマ、
一番好きなんですよね(笑)


良いシーンもたくさんあって、好きなキャラクターもたくさんできて、
自分は好きでしたよ、このドラマ。


仲間由紀恵さんの新たなハマり役ができたのも良かったし、
元々好意を抱いていた吉高由里子さんの演技にも、なかなか新たな発見があった。

吉高ちゃん本人が仰っていましたが、
「朝の顔になれるの？」と思ったけど、なかなかどうして、爽やかで明るくて、
十分朝の顔になれたと思います。


女学校時代が一番安定して楽しかったですが、
それ以降も、なかなか見どころの多かった朝ドラだと思います。
山梨教師時代はちょっとつらかったかな


変態かめ…村岡印刷さんや、郁弥くんや、醍醐さんや、宇田川先生、
かをる子様や富山先生、ブラックバーン校長、朝市くんや武、かよやもも…。
石炭王や宮本くん、純平も好きだし。

花子と蓮子以外にも、キャラ立ちしてて、すごく見やすかった。
なんじゃそら！！な展開も、
キャラが好きだったから見れたんだろうな。

そういった意味では、さすが中園ミホ大先生、というべきか。
(いろいろ余計なことを口すべらせちゃったみたいだけど)


楽しいドラマでした。



『昼顔』
これはね…すごく丁寧に作られてて、良かったと思う。
演出と音楽と映像が、特に良かった。

『同窓会～ラブ・アゲイン症候群』も書いた井上由美子さん脚本、
出演者も、上戸彩ちゃん、吉瀬美智子さん、斎藤工さん、北村一輝さん、鈴木浩介さん、高畑淳子さんと
好きな人ばっかりだったので、こりゃ期待でけると思ってましたが、
その期待に見事にこたえてくれました。

最終回は若干「は！？」となりましたが
全体的によくまとまっていて、各出演者もイキイキとしていて見ていて胸がギュッとなりました。

なかでも、自分は俊介役の鈴木浩介氏の演技に感服し、
すっかり鈴木さんのファンになってしまいましたよ。

元々『ライアーゲーム』のキノコことフクナガで注目はしていたのですが、
その後も小物とか、エキセントリックな役が多くてあれでしたが、

今回は、優柔不断でナヨナヨしてるけどどこか繊細な夫役で、
静かな役も十分出来るなあと、魅入りました。

今後のご活躍に期待します。


『あすなろ三三七拍子』

ギバちゃん顔色わるっっ！


ってのが感想。いや、冗談。

視聴率は散々でしたが、そこまでひどいドラマでもなかったです。

反町くんは、相変わらずかっこよかったし。




『HERO』
とりあえず、視聴率を取ってくれたことはよかった。


久利生さんと雨宮が、あの後付き合ったとか、雨宮が検事になったとか、
そういう後日談も良かった。


それ以外は、どうも…違うな、と、思ったな。


この違和感は、リーガルハイ2期と同じぐらいの違和感(リーガルの方が受け入れられなかったけど)


2001年版と比べて、どうも城西支部メンバーが仲良く見えないんです。
久利生さんの理解者が、いないなあ、久利生さん孤独だなあ、とか、そういうこと思ってしまった。

それはやっぱり、ヒロインが雨宮かそうじゃないか、なんだろうな。

北川景子ちゃん演じる麻木、悪くはなかったですが、どうもキャラクターが一貫してない。


新城西支部メンバーで、キャラ立ちしたのは、
吉田羊さんと、松重豊さんのキャラぐらいじゃない？役名も覚えちゃいない


やはり、雨宮、芝山さん、江上さん、美鈴さん、鍋島次席がいないのは寂しいし、
その穴は埋まらなかったな、という感想になってしまいました。

久利生の最大の理解者である雨宮と鍋島さんがいないのが、
久利生の孤独を際立たせてしまったのかも。
あくまで、個人的な感想です。


とはいえ、視聴率は無事取ったようなので、おそらく続編も作られると思うので(笑)


次こそきちんとしたHEROをやってほしいし、
久利生と雨宮の現在について明らかにしてほしいです