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メモリジン 新作トゥールビヨン「ステラ」のご紹介!

2016年02月27日 17時40分15秒 | 日記
ちょっと暖かくなったと思えばまた冬に逆戻り。
風邪には十分気を付けましょう。

さて、本日はメモリジン・トゥールビヨンの新作「ステラ」のご紹介です。



「ステラ」の名のごとく腕時計という小宇宙の中に煌めく恒星をイメージさせる新作です。
最近のうん千万円の時計で発表される3D手法を連想させ、凝りに凝ったモデルですね。



近頃ではちょっとしたブランドのシンプルな3針時計ですら数十万円もするのですから、この価格(75万円+税)でよくぞ作ったと感心してしまいます。
それも正真正銘のフライングトゥールビヨン。



トゥールビヨンとは、どんな姿勢をとっても加わる重力を均等に逃す構造で、時計の機能の中でも最も複雑で高度な技術であることはご存じでしょう。
一般的に1千万円アップが常識的な価格で、よほどの財力がないと手を出せる時計ではないと誰もが諦めていた雲上時計です。



一つおことわりをしてきますが、この構造を備えることにより全く時間の誤差がなくなるとは思わないでください。
時間の精度を高めるためには様々な問題をクリアしなければなりません。
重力もその一つですが、歯車が噛み合い100以上ものパーツで時間を作るのですから、摩擦も計算しなければなりません。
人間の英知の結晶であり、そこにロマンがあるからこそ、かつてのヨーロッパの偉人達は時計を愛したのでしょう。

こんなに価格が安いので、短期間になんとなく見栄えのするモドキの量産品を作ってるのではと思いがちです。
とんでもございません。



この「ステラ」は、製造に6か月、30人の時計技師の手で、4,500の工程、50の文字盤切削、77回の磨きを経て完成するのです。
1分間に1回転するトゥールビヨンは、その動きを見ているだけでも満足できますね。



それではざっとこのモデルの機能をご覧いただきましょう。
3時位置のトゥールビヨンはケースサイドからもサファイアガラス越しにその動きを3次元で見ることができます。
この丸みを帯びたサファイアガラスを作るのは極めて難しく、手のかかる研磨作業が不可欠です。
6時位置の立体的な地球儀に沿って24時間が赤いポイントで表示されています。
いわゆるGMT機能です。
12時位置のプラネタリウムモチーフには機能的な意味はありませんが、ちょっとした動作でくるくると回転し、「ステラ」のアイコンともなっています。





サイズ:縦42mm 横42mm 厚み16mm
ケース素材:ステンレスケース及びステンレスケースにRGPVD  
ムーブメント:自動巻き 40時間のパワーリザーブ 28,800BEAT 252パーツ 25石
自社製ムーブのマニファクチュール
機能:フライングトゥールビヨン GMT
防水:5気圧防水
風防:サファイアクリスタル 3時位置に曲面サファイアガラス
ストラップ:アリゲーター ホールディングバックル
付属品:ワインディング機能付きオリジナルウッドケース
保証:3年間保証
価格:SSモデル・RGPVDモデルともに750,000円+税







今 海外で超人気のセブン・フライディ最新作!

2016年02月10日 19時30分03秒 | 日記
弊店の前には都内の幹線の一つ・目黒通りがあり日頃より車の通行が多い場所ですが、もう何年も前から歩道の拡張工事で道路を掘ったり埋めたりです。
そのため、ショップの前にはいつもトラックが横付けされ、掘削の騒音がバックグランドミュージックのよう。
それもやっと終わろうとしています。今まさに歩道にレンガを敷き詰めている最中で、数日中には静けさを取り戻せそうです。



さて、本日はセブン・フライディの新作をご紹介しましょう。
最近、海外はもとより日本でもフェイスブックに代わり写真に特化したインスタグラムがよく利用されているようですが、海外の流行を知る上でも大いに参考になります。
以前にもお話ししました「セブン・フライディ」は、その露出の頻度から海外ではかなりブレイクしているのが分かります。



丸みのある正方形に近い今までのモデルと比べると、どちらかと言えば四角と丸が融合したようなデザインでしょうか。
「セブン・フライディ」のコンセプトが“毎日が金曜日であったらな~”というような遊び心を表現した時計です。
この新作は機能的にも笑えます。
文字盤をじっくり見てください。
何分は一目で分かりますが、さて何時でしょうか?

答えは7時5分です。

説明しますと、文字盤中央の4+、8+、0+のいずれかの数字に0~4までのインデックスの数字を足した数が現在の時刻(何時)かを示します。
慣れればそれなりです。
あくまで遊び心と割り切ってください。
人に時間の読み方を教えてあげることで更に親しくなれるかも。

10時位置の小窓が昼の時間か、夜の時間かを色分けで教えてくれます。
4時位置の扇型が秒針です。



ケースバックに世界地図が描かれていますが、いづれこの中にセブン・フライディ真正品であること、また所有者のデータまで登録できる埋め込み型NFCチップが追加されるとか。



大振りではありますが44,3mmと、許せる大きさで存在感があります。
この価格とは思えないしっかりとしたケースで、ファッションセンスも抜群です。
海外で爆発的な人気を誇る「セブン・フライディ」。
そろそろ日本でもブレイクしそうですね。



Ref.V1/01 V1/02
ムーブメント:自動巻 MIYOTA82S7
ケース径:縦44,3mm 横49,7mm
ケース厚:11,3mm
ケース素材:ステンレススティール
防水:3気圧
ストラップ:カーフ(ピンバックル)
価格:160,000円+税






世界で唯一の100%透明時計「クインティング」

2016年02月04日 18時35分45秒 | 日記


このところ真面目にブログの更新ができています。
まあそれだけ暇ということでしょうか。

のっけから文字盤が透けている時計をご覧いただきました。
本来、腕時計は何十~何百のパーツが噛み合い時を刻むものです。
時計の中心部にびっしり歯車やパーツが組み込まれているのが常識でしょう。
この時計はまさにミステリアスです。



種明かしをしますと、ムーブメントはベゼルの裏にドーナッツ状に組み込まれています。
でも、時計の針を動かすためにはムーブメントと連動させるパーツや軸等が存在しなければならないはずです。
コルムにもゴールデンブリッジというモデルがあり、中心の柱状の中にムーブメントが納められています。

まさにこの構造がクインティングの特許で、勿論すべてが自社生産のマニファクチュールです。
クリスタルのディスクが0,08から0,1mmの間隔で平行に積み重ねられ、230ものパーツで成り立っているのです。
ここで大事なことを1つお話しします。このムーブメントはクォーツです。
でも、一般に使用されているクォーツとは訳が違います。
7年もの歳月をかけ莫大な開発費を投入した、世界で唯一の特殊なムーブメントなのです。
機械式で同様な構造ができないかとかなり頑張ったようですが、ベゼルのスペースではとても叶わなかったようです。
それではその構造を図式にしたものをご覧ください。



納得ですね。





手に着けてみると、季節により時計の顔の表情が違います。
夏の日焼けした手には黒っぽい表情の精悍な文字盤に見えるでしょう。





安くないのが玉に瑕です。


《ミステリアス クロノグラフ》
ムーブメント:完全自社製 Quinting tech 1
クォーツクロノグラフムーブメント(特許取得済)
サファイアディスク:ケース全体11枚で構成 ムーブメント部分9枚(駆動6枚、固定3枚)
駆動用マイクロモーター:4個
総パーツ数:230個
ケース径:43,8mm ケース厚:14,0mm
防水:5気圧
リューズ・プッシュボタン:ねじ込み式
表示:時、分、12時間計、30分計、60秒計、AM/PMを分けた日付
バックル:ダブルフォールディングバックル
定価:3,210,600円+税







ペキニエ マニファクチュール「パリ ロワイヤル」世界限定50本

2016年02月03日 20時14分31秒 | 日記
今日は節分。
字のごとく季節を分けるという意味で、明日は立春・春の始まりですね。
豆をまいて厄払いをし、恵方巻きを食べて“福は内”と祈りましょう。



本日は革新的なムーブメントで時計評論家をうならせたマニファクチュールブランド、ペキニエの世界限定モデル「パリ ロワイヤル」コパカラーインデックスのご紹介です。



「カリブルロワイヤル」の名のもとに9つの国際特許を搭載したペキニエのマニファクチュールが発表されてすでに5~6年になるでしょうか。
当初はヨーロッパでのオーダー分さえこなしきれない状態で、日本では最初の1年間は弊店で2回ほど受注会を開催し、納品まで1年ほど待っていただいた記憶があります。
これほどの革新的な時計であったため、時計ファンや評論家から口コミで広まっていった経緯があります。
発表当初のいきさつをご存知の方もいらっしゃるでしょうが、このマニファクチュールモデル「カリブルロワイヤル」を開発するのに6年以上の期間を費やさねばなりませんでした。
スイスの時計開発の頭脳集団「グレーベル・フォーセイ」の優秀な人材を獲得し、革新的なムーブメントの開発に大きな資金を毎年投下していきました。計画では5年で完成し6年目から商品を販売することにより投下した資本を回収できる予定だったでしょう。
新しい機構の開発には予期せぬ事態はつきものです。使ってみて初めて確認できる不具合も発生するのです。
発売当初カレンダーのトラブルが発生し、ネットで拡散したこともありました。
更に悪いことに、予定していた開発資金の投下では最終的に世に商品を送りだすことが叶わず、経営上の破綻をきたしてしまったことです。
その間およそ1年は製造が停止し、ブランドのイメージを損ねてしまった時期があったのも事実です。
しかし、実に良心的な価格でこれほどの革新的なムーブメントを搭載した時計が今まで存在しなかったことは時計に精通していれば自明の理です。
ほどなく大きな資本がブランドを買い取り、カレンダーの不具合も完全に改良されました。
その後全くと言っていいほど機能の不具合は発生せず、この革新的なムーブメントは高い評価を得るに至っています。



ペキニエ「カリブルロワイヤル」の革新的なムーブメントはこの紙面では到底語りつくせませんが、ほんの一例として大きな1個のゼンマイで高トルクでありながらストレスを極限までなくした独自の駆動システム「センターシャフトドライブ」で88時間のパワーリザーブを実現したこと。更に3枚のディスクが瞬時に切り替わるジャンピングデイデイト。122,5年に1日しか誤差が生じないムーンフェイズ、その他盛りだくさんの世界初の機構が搭載されています。



「カリブルロワイヤル」には大きく2つの異なったデザインのモデルがあります。
発売当初は文字盤にギョシェ彫りの施され大きな縦型ムーンフェイズが特徴のリューロワイヤルが前面に取り上げられていました。
当時よりパリロワイヤルも存在したのですが、リューとパリでは価格に大きく差があったため価格の安いリューを中心に紹介されていたのではないでしょうか。
ラグの形状を比較するとわかるのですが、実はパリロワイヤルのケースはリューよりもはるかに多くの部品からなり製造コストと手間がかかり価格に差が出るのです。
2年ほど前に日本で価格改定があり、リューとパリの価格をほぼ同額に変更しました。
以前の価格を知っている者からすれば、パリのモデルはお値打ち感がありますね。



やっと本題に入ります。お付き合いいただいて有難うございます。
本日ご紹介するパリ・ロワイヤルは世界で50本だけの限定品です。
最近ゴールド色系の時計が多くなっていると思うのですが、インデックスの数字をコパ(銅色)にすることで華やかさが増し、男の色気を感じさせます。
いつの時代にも通用する飽きのこないフレンチブランドならではの洗練されたこの時計は、幅広くビジネスシーンで活躍してくれるでしょう。




ムーブメント: 21,600振動/(3Hz)、両振り式自動巻、香箱中心軸による初期駆動力の伝達チラネジ付き大型テンプ、作動72時間後、垂直姿勢における振り角220°
インデックス: ビックデイ・デイト 72時間パワーリザーブ計、ムーンフェイズ、スモールセコンド、
ケース: SS 41mm 無反射サファイヤガラス、5気圧防水
ストラップ: 竹斑アリゲーターレザー 手縫いへり返し仕上げ 百合のレリーフの入ったアンディヨンバックル
世界限定50本

価格: SSモデル:1,000,000円+税


次元の異なる究極の時計工房「ドゥ ベトゥーン」

2016年02月01日 19時45分55秒 | 日記
世界最高峰の時計ブランド、例えば「パテック・フィリップ」のようなブランドは雲の上の時計《雲上時計》と言われています。
ロレックスが年間80万~100万本製作するのに対し、パテック・フィリップはわずか1万本足らずだそうです。
近頃はステイタスとして絶大な人気を誇っているようですが、一通りの時計を持ってしまった人に理解されるコンサバなブランドでしょう。
このブランドが似合う年齢になったら1本は持っておきたいですね。



これからご紹介するブランド「ドゥ ベトゥーン」は、パテック・フィリップが時計の最高峰なら、究極の腕時計と言っても過言ではないでしょう。
「ドゥ ベトゥーン」?という名を聞き慣れない方が多いと思います。
実は創業は2002年と、古くから歴史のあるブランドではありませんが、時計通には周知のスイスの頭脳集団です。
大手著名時計ブランドの注文で複雑時計の開発を担ってきた時計頭脳集団は、120を超える新たな機構を開発その特許を取得し、これらのブランドに技術を提供しているのです。
ヨーロッパでは毎年時計評論家の大賞をいくつも受賞していることは日本ではあまり知られていないようですが。



あまりに年間製作本数が少ないため、関東地方での取扱店舗は弊店だけです。
つい2~3日前に日本の総代理店よりいただいた情報によれば、昨年では年間500本製作していたものを今後年間150本に制限し、更に厳選した時計に絞っていくようです。
益々手に入れ難くなる時計ですが、時計ファンにとってあまり嬉しくないニュースがもう一つあります。
今後製作される商品は現行価格の25パーセント値上げになることです。
すでにヨーロッパでは価格改定が行われ、現在の日本の定価は世界で一番安い価格になっています。
恐らく日本の定価も、スイス本社の指示によりそう遠くない時期に値上げせざるを得ないとの連絡でした。



では、何が素晴らしいのでしょうか?
高級時計に数触れていないと分かり難いかもしれませんが、兎にも角にもケースの仕上げから個々のパーツまで手の加えられ方が違います。
10年以上前になるかと思いますが、日本で展開され始めた頃をご存知の方もあるかと思いますが、当時は既成のムーブメントに手を加えたもので、現在の「ドゥ ベトゥーン」とは別物であることにご注意ください。

最近は革新的なデザインのモデルもずいぶん多くなりましたが、「ドゥ ベトゥーン」と言えばそのアイコンは球体のムーンフェイズ(スフェリカルムーンフェイズ)でしょう。
ラグの形状も独特です。
手に装着すればわかるのですが、ラグは時計本体を浮き上がらせるよう控えめなデザイン・形状です。



ケースバックより見ることができるムーブメントの配列その他、有名高級時計のそれとは別物であることがお分かり頂けますね。
このムーブメントの中にはいくつもの特許が具現されていますが、右方向のショックアブソーバー、衝撃を3点で吸収する機構も特徴的です。
ケースに沿って右端には6日間のパワーリザーブインジケーターが見られます。



とにかく美しい時計ですが、安くはありません。
今までご覧いただいたモデルは手巻き。
参考までに自動巻きモデルもご覧ください。
シンプルですがブルーチタンに中心部分は陶板の新作です。



自動巻きの構造がご覧いただけます。




《上段のモデル》
ムーブメント: 手巻 キャリバ・DB2105V1
パワーリザーブ: 6day
ケース素材: K18PG(ピンクゴールド)
ケース径: 44mm
ケースバック: パワーリザーブインジケーター付き
文字盤: 手掘りギョシェ カーブしたブルースチール針
ムーンフェイズ: スフェリカルムーンフェイズ(球体型)
        K18WG/ブルースティールの月
価格:950万円+税

《下段のモデル》
ムーブメント:Calibre DB 2024、手巻(6日間パワーリザーブ)
ケース素材:K18RG(ローズゴールド)
文字盤:アウターリングはブルーのポリッシュチタン センターはポーセリン
ケース径:44mm
針:K18RG
価格:750万円+消費税