珍珠茶日記

中国・台湾への旅行記など。

<麺探求(4)ローカル食堂の牛肉麺>

2009年06月14日 19時19分37秒 | 台湾
台北龍山寺付近の西昌街。夕暮れ時の、屋外の市場には、Tシャツ、靴、下着などの店が並ぶ。
もう日本から持ってきた靴下は全て履いてしまってたので、ホテルで洗濯するか、新たに買い足さない限り、明日は同じ靴下を履くことになる。露天で靴下を10元だかで買った後、近くの食堂の前を通ったら、なぜか急に牛肉麺が食べたくなった。
有名店でなくていい。食べてみて、やっぱりちゃんとしたお店に行けば良かった、と思うかもしれないが、それはそれで良し。

誰も客の居ない店内。家族経営の様だ。店番のおばちゃんに牛肉麺と告げると、数分後、店の奥から中学生くらいの女の子が、「お母さん、これでいいの?」という感じで、ビニールに入った麺(日本のスーパーで売ってるうどん玉の様な感じ)を持ってきた。
手打ち麺の名店などではない様だが、まあいい。兎に角牛肉麺が食べたくなったのだ。ガラスキの店、どうせ味は期待できない。

数分後、牛肉麺が運ばれてきた。大根やじゃがいもなど、大きな具が乗っている。牛肉など、日本では、やや高級な店で食べるビーフカレーにでも使われてそうなやつだ。
一口食べる。旨い。専門店でない事がかえって良かった様だ。牛肉麺特有のハッカみたいな味がしない。食べやすい。肉も柔らかい。
また、大根の美味しいこと!


【写真】麺は具たくさん



黙って僕の様子を見ていた店のおばさんが、どうだ、旨いだと?と自信たっぷりに親指を突きたてて、勝ち誇った表情を浮かべている。
「うまいよ、おばさん。」
そう答えると、
「これで70元だよ。うまいし、安いだろ?」と笑顔になった。
いつの間にか、店には、若いおにいさん、(多分息子さん)や、おばあはん(おかん)も登場し、牛肉麺を食べる日本からの客に
笑顔を送っていた。


わざわざ遠くから訪れる様な所ではないが、近くに寄ったらまた来てみたい、そんな感じの庶民的な食堂だった。


【写真】昔ながらのローカルなお店。安くて美味しかった。

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十方便富 
住所:西昌街208號




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