珍珠茶日記

中国・台湾への旅行記など。

溫床NEST -住宅地にある暖かい台湾カフェ

2016年03月06日 17時00分14秒 | 台湾
台湾に旅行中なら、ご飯はやっぱり台湾料理が食べたくなるが、実は台湾はカフェのレベルが非常に高い。
なので滞在中一度はカフェめしも食べておきたいところ。


台湾のカフェのレベルが高いのには理由があり、僕の勝手な分析では、下記が挙げられる。

(1)カフェは若者の夢。
大企業が少ない台湾では、上班族にならずにカフェなどで就職若者が結構多い。僕の友達にも、台湾大学を卒業して、カフェで働いている人が何人かいた。僕が以前中国語を習っていた高雄娘の先生によると、お金を貯めて将来自分のカフェを開く事が台湾の若者の夢の上位に入っているそうだ。

(2)飲食店間の競争
カフェに限らず、台湾では人口に対して飲食店の数が多い。住宅事情もあり、朝食、昼食、夕食のすべてを外食で済ませる人も多く、台湾人は味、価格にはシビア。そのため、不味い店は生き残れず、長く続けるためにはクオリティが必要。

(3)みんな大食いなので、ボリュームもたっぷり。
日本のこ洒落た店でランチを頼んだら、雀の涙ほどのおかずが盛り付けられたものが出てきて、食べ終わっても空腹がみたされないといった釈然としない気分になる事があるが、これまで台湾のカフェでその様な経験をした事は無い。女の子も沢山食べるし、僕が台湾滞在中によく遊びに連れて行ってもらっている女友達なんかも、いつも僕の1.5倍くらい平らげている。

(4)自然体のサービス。フレンドリーなのがデフォルト。
台湾に行かれた事のある人ならみんな知ってる事だが、台湾人は人懐っこく、親切。その上、長居しても嫌な顔されない。
以前「極簡」での事。店の入り口に席待ちをするお客さんが多数並んでいる金曜の夕方、僕は店に迷惑かけない様にと考えて早めに席を立とうとした。すると顔見知りの服務生の女の子に「あんたなんで今日こんなに早く帰るのよ、(他のお客さんが並んでる事など)あんたに関係ないじゃない。もっとゆっくりしていきなさいよ。」と怒られてしまった。もちろん全てがこんなん店ではないかもしれないが、利益よりも客の満足優先という事なのだろう。
2-3時間ドリンク一杯で過ごすお客さんなんてザラだ。
あと、客と店のスタッフの関係が近いのも台湾のカフェの特徴だ。同じお店に数回通えば、結構な確率で顔を覚えていてくれて、仲良くなれる。僕はもう5-6年台湾に通っているので、30人くらい友達ができたが、実はその友達のほとんどが、カフェで友達になった人達だ。今では泊まらせてもらったり、実家に招かれたりもしている。

まあそんな感じ。

で、今回書く溫床NESTも食べ物が美味しくて、親切で、かっこいいお店。
ここは永康街の近辺にあり、東門の地下鉄から徒歩10分以内で行けたと思う。
外観は外国人の住宅みたいに綺麗でさっぱりした感じ。お店には日本の雑誌なども置かれていて、
お店の経営をする若いおねえさんたちも、日本贔屓な雰囲気。居心地よさそう。厨房の前のカウンターにはコップのフチ子さんが二人並んでいる。。。




■ボードのメニューによるt「日本式の焼きうどん」もメニューにある様だ。


この日僕はキッシュを注文。大きく、具がたっぷりで、味も好み。台湾のご飯は日本人にとって薄味に感じる事が多いがカフェめしは、比較的はっきりした味付けなので、ごはんで失敗したくない時には良い。いつもの事だが、僕ががんばって中国語でメニューについて質問しても、英語で説明してくれた(笑)ので、中国語に自信がない人でも大丈夫だ。。。



お客さんの大部分は学生さんか、若いOL風。学校が終わった大学生カップルが店のテーブルでノートPC広げて宿題してたり、女の子が一人で本を読んでいる。
店はそんなに大きくもないが、天井が高く開放感がある。ウッディなテーブルにさりげなくサボテンが置かれてたり、リラックスできる。
外側に面するカウンター席の真ん前は、足元から天井までの大きなガラス窓になっていて、明るい光を店内に届けている。





ひと際目立つ金髪の女性がオーナーさんだろうか。彼女に話かけられると、関西人の様な人懐こさを感じる。

この店に限った事ではないが、円安のため、台湾の物価が以前よりかなり高くなった様に感じられる。
お昼ごはんに飲み物を注文すると、日本のカフェと同等かそれ以上必要になる事があるので、そこが短所と言えば短所かな。

まだ注文した事はないが、手作りのスイーツ類が溫床NESTの本領の様なので、次回はチャレンジしたい。


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溫床 NEST

店址:台北市大安區信義路二段198巷38號

電話:02 2356 9895

營業時間:12:00 - 21:00(定休日 火曜日)