とりあえず蟷螂は夫婦別姓に反対のスタンスをとっています。
どうしてもというならば、ミドルネームにしたらいい。
山田 佐藤花子みたいに。
そうすればわかりやすい。
あぁこの人は元々は佐藤さんなんだけど、山田家に嫁いだんだなってわかる。
で花子さんが山本家に嫁いだら、山本 山田 佐藤花子にする。コレを延々と行うと、落語の寿限無寿限無みたいになって呆れるくらい長い名前になり、本人もわからなくなるから、一番最近変わった姓にするけど戸籍には全て載せる。
そうしているうちに面倒になって結局現行のしきたりに戻る。
郵便屋さんや宅急便だって困るかもしれない。
佐藤花子さんのところに来た書留をご主人の山田さんが受け取ろうとするともめることになる。
犯罪捜査だってややっこしくなる。
山田さんの花子さんが行方不明になったけど、佐藤姓でどこかで生活していたら見つからない。
犯罪の温床になったらどうするの?
ところで今日は朝から胃の具合が悪く、朝、吐き気で起きました。
こんなことは二日酔い以外では起きない。
潰瘍が見つかって以来アルコールはやめています。
すると今しがたピンポンが鳴って届きものが。
送り主を見るとサトちゃんの奥さんからだ。
中味はカタログギフトだったけれど、『お見舞い御礼』となっていた。
肺がんのステージ4だったから、亡くなったのかな?
でも、それだったらそうと一筆書き添えてあるはずだ。
包みの中身をひっくり返しおっ繰り返して見たけれど、一文は見つからなかった。
最後の電話で、骨転移がひどく、電話口で激しく咳込んでいたから、もしやといわず、やはりあっち側へ行ったんじゃなかろうか。
そして蟷螂の胃潰瘍も、サトちゃんからのお誘いだったのかもしれないし、今朝の胃の気持ち悪さや吐き気は今日届いた『御礼』の、虫の知らせだったのかもしれない。
なにせ蟷螂は霊感が敏感です。
親父の時は耳元で声まで聞こえましたから。
『オイ、オイ』って。
サトちゃんの場合は、秋口の『喪中のはがき』まで待つことになるのだろうか。
だけどまだ合掌はしない。
サトちゃんからの、『イャー蟷螂さん、アブナイトコロダッタ。七色の虹がみっつも見えてさ』という電話を首を長くして待っているのです。
だけど蟷螂に言わせると、虹は不吉の象徴です。
若いころ、雨上がりの東雲の埋め立て地で三重連の虹を見たことがあり、その直後に失職したことがありました。
以来、虹は不吉な予兆であると思っています。
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