Ball Game Mania 節丸裕一のブログ

2006年1月1日スタート!! 放送や取材の現場で、見て、聞いて、感じたことを、思うままに綴っていきます。

 良くも悪くもロペスの日 

2006年07月31日 |  -MLBー
ディビジョンが違うマリナーズ(SEA)とインディアンス(CLE)の対戦は、
今日が今シーズンの最終戦でした。

MLB SEA 73 @CLE
スカパー! 180 解説:上田龍さん

今年初めて上田さんと一緒の放送。
控え室では毎週のように会っていたんですが、
なぜか今年は一度もペアを組んでいなかったんです。
でもお互いのブログ上で交流していたこともあってか(?)、
今日は息の合った放送ができたと思います。

試合の方は、良くも悪くもホセ・ロペスが目立った試合でした。

1回表に先制点(イチロー、ロペス、ベルトレの3連打)に絡んだものの、
直後に走塁ミスとエラーでチームのリズムを崩したロペス。

でも、その後はショートのベタンコートとともに
持ち前の好守でチームを救い続けました。

そして同点の9回。1死一、三塁で代打・城島(今日はお休みでスタメン外れ)。
決勝打を期待しましたが、サードゴロ。
続くイチロー敬遠の2死満塁で、2番のロペスに回りました。

今日は良くも悪くも目立っている、何かやってくれそう…と思ったら、
勝ち越しの2点タイムリー。
その裏の満塁のピンチでは4-6-3の併殺を完成。

ロペスに始まり、ロペスに終わったような試合でした。

両チームの先発はともに実績はあるものの安定感を欠く
SEAジョエル・ピネイロ、CLEクリフ・リー。
心配しながら見ていましたが、意外なことにともにQS(クオリティ・スタート
=先発で6イニング以上、3自責点以内)。
最後はCLEの今季の戦いを象徴するようなリリーフの炎上で勝負が決まりました。

地区最下位とはいえ首位から3.5ゲーム差。
まだまだ望みのあるSEAですが、
気になったのは「ずいぶん簡単に点をやるなぁ~」ということ。

今日のCLEの3点は全て走者を三塁においての内野ゴロだったんですが、
SEAの守備は3度とも深い守備位置で、三塁走者の生還はあきらめる形でした。

すべて試合の前半だったので理解はできますが、
SEAが得点力不足に悩んでいるだけに、
「いいのかなぁ~」という感じがしました。

1点差ゲームは勝率4割にも満たないSEA。
プレーオフ進出には細かいプレイも重要ではないでしょうか。


※出演予定番組の放送スケジュールはこちら7月後半8月前半


最新の画像もっと見る