Ball Game Mania 節丸裕一のブログ

2006年1月1日スタート!! 放送や取材の現場で、見て、聞いて、感じたことを、思うままに綴っていきます。

 交流戦を振り返って 

2007年06月27日 |  -NPB-
2005年にスタートして、今年で3年目を迎えた交流戦。
去年までは各カード3連戦ずつの各チーム計36試合だったのが、
今年は各カード2連戦ずつの各チーム計24試合に減りました。

この変則的なスケジュールが各チームの明暗を分けた感じで、
連勝連敗が目立ちましたね。

始まる前に「お客さんも交流戦には飽き飽きしているんじゃない?」
「見に来なくてもいい。1カ月でまた(通常の公式戦が)始まるんだから」
と言った落合監督。
こういう発言はファンにもスポンサーにも失礼極まりなく、
機構から何の罰則も注意もないことが理解できませんでした。

結果的には1試合平均の観客動員は3年間で最多。
落合監督はプロ野球ファンの気持ちが分かっていなかったわけですが、
中日だけは交流戦前と比べて1試合平均で6,000人以上の大幅な減少。
中日ファンが落合監督の発言の影響を受けたとすれば、まさに“自業自得”。
パ・リーグ6球団と阪神、巨人の計8球団は交流戦の観客動員が、
交流戦前のリーグ戦の観客動員を上回りました。

交流戦そのものへのプロ野球ファンの関心が高いことは明らかですが、
実施方法については、再考の余地があると思います。

僕は以前から「交流戦の試合数が多すぎる」と書いてきました。
交流戦じたいは希少価値があるから面白いわけで、
試合数は24か、もっと減らして18でもいいと思います。

メジャーがすべていいとは言いませんが、
希少価値を持たせて交流戦の賞味期限を延ばすためにも、
3連戦×8 または 3連戦×6 にして、
2年がかりで全カードをやる、というのがいいと思います。
  例:阪神vsソフトバンク 今年は甲子園、来年はヤフードーム

2年に一度しか見れないカード。
となれば益々注目度も上がると思うんですが…。
毎年、巨人戦の放映権料が欲しいというセコイ考えでは、
交流戦も先細りになっていきそうで心配です。


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