Ball Game Mania 節丸裕一のブログ

2006年1月1日スタート!! 放送や取材の現場で、見て、聞いて、感じたことを、思うままに綴っていきます。

 勝った気がしない? 

2007年08月31日 |  -MLBー
【現地8月30日】

MLB ARI 87 @SD
スカパー! 185 解説:牛込惟浩さん

ナ・リーグ西地区の首位攻防戦。
ダイヤモンドバックス(ARI)がパドレス(SD)の猛追を辛うじて交わし、
何とかスイープをまぬがれ、首位を奪い返しました。

今回はペトコパークでの4連戦。
昨日まではSDが3連勝、ゲーム差なし(勝率1厘差)で順位は入れ替わり、
首位SD、2位ARIで今日の試合を迎えました。
先発はARIがダグ・デービス、SDがクリス・ヤング。
牛込さんも僕も、ロースコアでSDの勝ち、と予想していましたが、
まったく違う展開になりました。

SDのヤングが大乱調で5回持たずに降板。
ARIは新人レイノルズが先制2ランと3点二塁打で5打点を挙げるなど、
7回表までに8対0と大きくリードしました。
ところが、「ARIが昨日までの鬱憤を晴らす大勝ですね」
と話していたら、大間違い。
後半戦好調だったデービスが7回裏、2死無走者から1点を失い降板すると、
リリーフ陣がSDの猛反撃を受けて7回と8回に3失点ずつ。
9回にはクローザーのバルベルデがブラッドリーにホームランを浴びて、
1点差になりましたが、最後は連続三振でゲームセット。
試合終了の瞬間、ARIの首脳陣と選手たちに笑顔はなし。
地区首位の座は一日で奪回したとはいえ、勝った気がしないような勝利でした。

逆にSDは驚異的な粘り。
4日後の現地9月3日~5日にはチェイス・フィールドで、
今季レギュラーシーズン最後の直接対決3連戦がありますが、
現状、勢いに乗っていけるのはSDでしょう。

ただし心配なのは5回途中で降板したクリス・ヤング。
今季ワーストの6四球など大乱調。
左わき腹を痛めて、7月下旬から今月上旬まで15日間DL入りしていましたが、
そのあとは白星なし。
腰痛も抱えているだけに、故障再発でなければいいんですが…。

レギュラーシーズン終盤の9月ももちろんですが、
10月には長く厳しいプレーオフが続くメジャーリーグ。
復調が不可欠なヤングは人格的にも優れているだけに、
頑張ってほしいものです。


スカパー! MLBライブ放送予定
MLBマガジン
コメンタリー紹介ページ
もご覧ください!!


※出演予定番組の放送スケジュールはこちら8月後半9月前半


最新の画像もっと見る