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Hirokaz' Diary

Ondangwa Life in NAMIBIA

不審なメール

2007-12-12 17:22:54 | Weblog
 携帯に写真のような不審なメールが来ました。「Surprise! You can send free SMS to anyone in Namibia on 7 December.」日本でいうところの「おめでとうございます!あなたの本日ご使用するメールはすべてタダです」みたいな内容です。この手のメールは怪しいですよね。日本でもよくあります。「当選おめでとう」とか言って、すごく割安で買えるように思わせて、けっきょく買わされてるという商法…。ナミビアにもこんな手口がはびこるようになったかと、肩を落としていましたが、すぐに、あることに気づきました。「ちょっと待てよ、これ誰も得しないじゃん。お金が動くわけじゃないじゃん」試してみたくなり、適当にメールを送って、チャージ(残高)を見てみると、確かに減っていませんでした。これ、新しいサービスだったのです。おもしろいこと考えるなぁ。そして、メールの最後はこうしめくくられていました。「これからやってくる年末年始には、もっと驚くサービスが待っていますので、乞うご期待!」
 ちなみに、こちらの携帯の表示はアンテナが5本です。だから、バリ5?

安物買いの…

2007-12-12 17:10:17 | Weblog
 隊員の現地生活費は、最低額の支給(現地の標準生活レベル相当)しかないので、いろいろ切り詰めて生活しています。そこで、どうしても安いものに目がいってしまいます。例えば「靴」。こちらで買ったのは黒の革靴とサンダル。日本からはほとんど持ってきませんでした。しかし…、革靴は買ってから3ヵ月経たないうちに、かかと部分の縫い目が裂けてきました。普通、この部分は丈夫に作るのでそうならないはずです。使ってある皮もフェイクだし、縫製に使っている糸も耐久性の低いものです。安物に手を出す自分にも責任はあるんですけど…。サンダルも買った次の日に鼻緒の縫い目が破れて切れました。作りのあまりの雑さにビックリしました。でも、写真(革靴のかかとの縫い目、わかるかな?)のように、がんばって修理を重ねて使っているので、革靴は1年半ももっています。もう新しいの買いたくないからね。あと3ヵ月、もちこたえてほしいです。

裏目…

2007-12-06 18:37:30 | Weblog
 朝から停電。電気が戻ってきたのが昼過ぎごろ。いつものパターンなら、6時間近い停電の次に来るのは決まって「断水」。絶対に水道が止まると思い、帰宅後、急いで洗濯をしました。無事に洗濯を終え、遅い昼食の支度をはじめようとしたら、また停電…。先に食事にしとけばよかった…。
 しかたなく、ガスコンロでお湯を沸かしたりして、フライパンでパンを温めたりして、苦労して食事を済ませると、ふっと電気が戻ってきました。何というタイミングの悪さ。人をおちょくっているような感じで腹が立ちました。いかん、いかん、こんなことで…。
 午後4時過ぎ、近くのスーパーに買い出しに行きました。うだるような暑さの中を歩き、ようやくスーパーが見えてくると、入り口に人だかりが…。しかも、店内が暗い…。また停電です。「え~っ、また~?」レジが動かないので、店内にいるお客さんには手計算で対応し、これから入りたいお客さんは店の前で足止めさせられていたのです。「は、入れない…」何ということでしょう。次々と襲ってくる裏目裏目の事態…。わかっていても、この不便さ、イヤになります。
 もうなんか、腹が立つのを通り越して、笑えてきました。このまま帰るのもしゃくだし、今日はすべてが裏目に出ているので、帰ると電気が戻ってくるような気がして、何となく駐車場に座り込んで30分ほど待ちました。あきらめかけて、帰ろうとしたとき、スーパーの電気がつき、お店にお客さんが流れ込みました。「電気が戻った?」…いいえ、自家発電が作動しただけです。レジと主なライトがついただけの暗~い店内でした。いつ自家発電が切れるかわかりません。急いで、買い物をして、レジに並びました。案の定、ものすごい長蛇の列。やっとの思いでレジを通り抜けたとき、店内がパッと明るくなりました。電気が戻ってきました。あははは…。
 写真はキレイとは言えない我が家のキッチンです。このところ、ほぼ毎日、断続的な断水をくり返します。不意をついて、出ないことが多いです。

ショック療法

2007-12-03 00:30:03 | Weblog
 セミの声が暑さに拍車をかけます。いるんですね~この国にも。ゴキブリもうざいし。夏は虫が多くてかなわん…。見たこともない虫に出会うと、ビックリします。
 この国のホッチキスは、質があまりよくなく、すぐに針が詰まります。テストを綴じるとき、使うとよくわかります。日本のは精巧にできていますね。先日、理科のテストを綴じているとき、ビックリしたことがありました。一緒に作業をしていた先生がいきなり針の詰まったホッチキスを床に投げつけたのです。ショックで詰まった針を外そうとしていました。これを見たとき、こちらの人がものをよく壊す理由の一つがわかった気がしました。あまりに短絡的です。投げたとき、他へのダメージの方が大きいのになぁ。
 帰宅後、今度は2人の生徒がそれぞれに電卓を持ってきました。早速、調べてみると、原因はいずれも電池を保持している留め金が外れていることでした。この留め金を外すには、ひどく落としたか、投げたとしか考えられません。どんな扱い方をしているんだろう。本人は気をつけていても、人に貸したりするから、そのときに乱暴に扱われるのかな。それとも、本当に投げつけて直そうとしたのかな。ショック療法は、電子機器には通用しないんだけど…。でも、待てよ…。昨年、電話線がどうにも調子悪いとき、ヤケになってバシバシ叩いたら直ったもんなぁ。写真はちょっと見づらいけど、これがその叩いて直る電話線(中央上)です。

年度末反省会

2007-12-01 23:14:18 | Weblog
 今年はバー(居酒屋)を貸し切りました。それにしても盛大な反省会になりました。約50名もの参加があったので、特設屋外テント(かなり巨大です)で行われました。先生方はもちろん、ホステルスタッフやキッチンスタッフ、清掃員さんまで、たくさんの学校職員が集まりました。前の校長先生が来たり、以前勤務していたかつての同僚が来たり、いったいどこまで招待状を出したんだ?みんなでワイワイ騒ぎながら、話をしたり、お酒を飲んだり、楽しく過ごしました。以前なら数分と、もたなかった私が(原因は英語の会話が続かない…)、席を移動しながら、自分から会話に飛び込んでいく姿勢に気づいたとき、成長したなぁと実感しました。
 ただ、気になったのは会費。たったのN$30(約500円)。でも、豪華な料理(肉3種類:鳥、牛、山羊)にたくさんのアルコール…。写真のように、テーブルに「これでもかっ」という量の料理がありました。こういうときの主食は決まって「マカロニ」(写真左)です。絶対に会費だけでは赤字です。別に職員間の積み立てもないしなぁ。んっ!?まさか…。

天体計算

2007-11-29 22:34:40 | Weblog
 もう授業がないので、暇つぶしに天体ソフトで計算してみました。何のことかというと、太陽が真上に来る日時のことです。こちらでは、真夏のある時期にちょうど影がなくなります。天体シミュレーションソフトに、ここの正確な緯度経度を入力して、太陽が天頂(真上のポイント)を通る日時を調べました。すると…、ここオンダングァでは11/12の12:42(もう過ぎちゃった)と1/30の13:12に南中高度90度を迎えます。必ず、冬至(12/22)をはさんで2回起こります。まさにまっすぐ立っているものの影がなくなる瞬間です。見にくいけど、写真のように、階段の手すりの影が真下に映って、影がのびていません。とてもへんな感じです。
 首都での日時も調べてみました。すると、12/11の12:46と1/1の12:56の2回です。少し南下するだけで、だいぶ日時がずれてきますが、南回帰線に近づくにつれて、冬至をはさんだ2回の間隔が狭くなるのがわかりますね。南回帰線上では、その2回がついに同じ日になり、つまり冬至の日が太陽が真上に来る日なのです。日本ではこんなこと考えてもみなかったけど、地球の違う緯度に暮らすと、本当によくわかっておもしろいです。

外車

2007-11-27 19:28:40 | Weblog
 この国のほとんどの車は、ドイツ車か日本車です。新車を買おうとすると、概して日本市場の約2倍はします。すべて輸入車なので、高くなるのはしかたないけど、日本人の常識を覆すことが…。ドイツ車より日本車の方が高いのです。ドイツより日本の方が遠いので、輸送費がかさむ?日本車の方が故障が少なく、燃費も性能もいいときているので、その付加価値分、日本車の方が少し高いのかなぁ。
 さて、はじめて車を手にする年代はおよそ20代後半。日本のように、若者が簡単に手にすることはできません。一括では買えないので、だいたい平均すると月N$3000(約50000円)のローンをくんでいるようです。若い世代にはドイツ車が人気があります。かっこいいから、というのもありますが、少し安く手に入るからです。先日、職員室にローンの見積書がおいてありました。理科主任の先生(26)のでした。ゴルフの新車を見積もってもらったときのもので、月々N$2800だそうです。かなり真剣に、買う方向で考えているみたいです。買ったら、彼の産まれた「村」に連れて行ってくれるそうです。
 教室から見える職員住宅には、写真のように中古のメルセデスベンツと新車のヤリス(日本名:ヴィッツ)が駐車してあります。持ち主の先生に聞いてみると、驚いたことに、この2台はほぼ同じ値段でした。例えば、新車で比べると、ゴルフよりカローラの方が高いです。人気の車種は使い勝手のいいピックアップタイプのハイラックスや、4×4のランドクルーザーです。これらは新車のメルセデスベンツより高いです。この国における日本車の人気は絶大です。

あやとり

2007-11-27 19:11:52 | Weblog
 今日も相変わらず暇そうな職員室では(テスト期間中は授業がないので、テスト監督がなかったり、採点が終わっている先生はけっこう暇そうです)、おもしろい光景が飛び込んできました。ある女の先生が、輪っかにした細長いひもで「あやとり」をしているではありませんか。あれれ、やり方を知っているんだ…。英語で何て言うの?と聞いても言葉に詰まっていました。でも、オシワンボ語(現地語)ではちゃんと名前が付いていますが、聞き取れませんでした。誰に教えてもらったの?と聞いても、上から下へ伝わっているので、誰からかわからない。とにかく、小学校に入る前にみんな教わるそうです。どうやら伝承遊びのようですね。
 本当に日本と全く同じで、橋やほうきなど、いろんな形を作っていました。お互いに崩さないようにとりあういわゆる「あやとり」も普通に2人で行っていました。あやとりは日本の遊びだと思っていたのに、私の常識が覆されました。それにしても、こんなに遠く離れていても、同じ遊びが伝承されているなんて、ちょっと驚きでした。「あやとり」って、どこの国から来た遊びかなぁ?

久しぶりの給食

2007-11-22 15:00:38 | Weblog
 Grade12(高3)は、今日の午前中の「地理」のテストを最後に、卒業試験の全日程が終わりました。もうお昼前には、みんなそれぞれ帰路に就きました。「先生、もうこれでお別れです!」と言って、去っていく姿を見て、なんだかさみしくなりました。けっこうあっさりしたものです。あの~、まだ教科書を返してないヤツがいるんだけど…。
 さて、約100人の寮生が減ったので、キッチンではお昼の給食がだいぶ余りました。今日のメニューは、ごはんに温野菜をのせて、挽肉たっぷりのソースをぶっかけて食べる丼のようなものでした。なんだかおいしそうだったので、寮生への給仕が終わった後に、久しぶりに食べてみました。挽肉のスープみたいなものはおいしかったけど、ごはんが超~まずくて、よそった分を食べるのがかなりつらかったです。ごはんが水っぽいというか、淡泊で味がないというか、全然モチモチしていないし、とにかくおいしくないです。これじゃあ、ごはんが主食の国と聞いても、いいイメージは湧きません。日本のおいしいごはんを食べさせてあげたいです。
 それにしても、男子はよく食べますね。ちょっと大きめのお皿に、あふれんばかりにいっぱい盛ってもらって、うれしそうに食べていました。いま、ダイニングルームは試験会場として使われていて、机がいっぱい並んでいるので、生徒たちは外の日陰で食べています。思い思いの場所で、友だちと座り込んで、語らいながらの食事です。なんだか楽しそうです。人数が減った分、たくさん食べられたかな?昼はいつもけっこう豪華なので、ここぞとばかりに栄養をとっておかないとね。

ボランティアの立場

2007-11-22 14:48:57 | Weblog
 続きです。放課後、同僚の先生に中和滴定のための薬品の調整方法を教えました。希釈器具が十分ではないので、ほぼ同じモル濃度の酸とアルカリの作り方を大ざっぱに教えました。それと、ビュレットを使っての滴定実験も。どんな器具をどのように使うのかを、実物を使って説明しました。
 本当は授業担当から外れて、現地の先生のアシスタントとして、授業構想や展開の相談にのったり、実験の提案やサポートに徹するのが、いちばんの得策だと思います。このままのやり方では、現地の先生のレベルアップを効果的に図ることはできません。自分自身のための英語力のスキルアップや、生徒との信頼関係を築く「自己満足」的な活動で終わってしまいそうです。来年度はたった2ヵ月で帰国になるし、授業の持ち方を再検討する必要があるのかな。でも、現地の先生(特に他の教科)は、こんな活動を認めてはくれないだろうな。ボランティアを他の先生と同じように考えているから。同じだけの時間数を持たないと不公平だとか、いろいろ不平が出るし…。いちばんのネックは、私たちが何のためのボランティアで来ているのかを訴える(説得する)だけの英語力が未だにないことかなぁ。現地の人と同じ目線の活動はボランティアの「原点」なので、そこで終わってもいいんだけどね。初代隊員だし…。やはり日本人らしく「2人分」働くしかないかな。う~ん…。