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Hirokaz' Diary

Ondangwa Life in NAMIBIA

教員チーム

2007-07-27 18:06:53 | Weblog
 いつでもどこでも、手軽にできるスポーツ「サッカー」。ナミビアに限らず、アフリカでは、とても人気のある種目です。先日、放課後にサッカーの試合があって、それに出場しました。うちの学校の女子チームと教員チームの試合でした。ちゃんとしたユニフォームを着て、本格的な感じで行われました。こういった勝負事には真剣になる国民性があるらしく、試合前からお互いに燃えていました。プレー中も、激しい衝突が何回もあり、相手が女子だと思っていると、こちらがケガをしそうなくらいでした。結果は6対2で教員チームの圧勝。女子チームを相手に大人げないプレーが続出していて、ちょっとかわいそうでした。サッカーが上手な現地の先生は、まるで「水を得た魚」のようにはしゃいでプレーをしていました。私のポジションはディフェンダーだったので、ノーゴールでしたが、1アシスト(1ゴールをサポート)しました。
 こちらの人のサッカーが心の底から好きだという情熱が伝わってきました。こういうイベントもたまにはおもしろいです。もう1年以上も部活動から遠ざかっているので、本当に久しぶりにからだを思いっきり動かしました。やっぱり運動は気持ちいいですね。

久しぶりのラボ

2007-07-21 18:09:22 | Weblog
 何ヶ月ぶりだろう?理科室(ラボ)を使って授業をしました。相変わらず、床下からコンコンと水道水が湧き出ているのですが、乾季なので、床が水浸しにはならなくなってきました。噴出量と蒸発量のバランスが、床下でとれているようです。つまり、根本的な解決にはなっていません…。でも、先週末、同僚の先生が生徒を使って、理科室を掃除させていたので、けっこうキレイになっていました。
 いま、高3の単元は「化学変化における反応熱と反応速度」です。発熱反応と吸熱反応の事例として、塩化アンモニウムと水で熱が奪われ、濃硫酸と水で熱が出る反応を体験させました。とてもシンプルな実験なのですが、結果がわかりやすいため、すごく喜んで取り組んでいました。「5℃下がった!」「32℃上がったぁ!!」と叫んでいました。高3なのに、こんなに素直に反応してくれて、なんだかとてもかわいいかったです。やっぱり、現象をたくさん見せて、たくさん実験を取り入れていかないとなぁ。理科室が使えないのを言い訳にして、手を抜いていた自分が情けないです…。
 今日は、濃硫酸を扱ったので、久しぶりに「白衣」を着て、授業に臨みました。生徒から「Dr. Hiro」の声が、たくさんかかりました。「お医者さん」じゃないよ。

サイエンス・フェア

2007-07-13 19:52:55 | Weblog
 先日、最初の審査会、オルノ学区のサイエンス・フェアが、本校で行われました。この学区のコンクールで入賞すると、次のリージョナル・コンクールに出場できます。日本でいう県レベルです。そして、さらに入賞すると、全国コンクール出場です。
 私にとっては、これが最初で最後のサイエンスフェア。学区のコンクールでは、おもしろい研究作品がたくさんありました。ソーラーパネルで電気を貯めて、自作のヘリコプターを動かす研究、ソーラーパワーで肉を焼く装置の研究、発芽率に影響を及ぼす要素を調べる研究、どの洗剤がいちばん汚れを落とすかという研究、水を貯めないで手を洗うと、どれだけ水を浪費しているかという研究、オリーブからヘアトリートメントをつくる研究など、どれも生徒のアイデアが光っていました。
 各学校の理科の先生が審査員となって、自分の学校以外の研究を評価していきました。私も審査員として4つの研究を担当しました。研究そのもものレベルや発想はどうか、グラフやポスターなどのプレゼンテーションや準備はどうか、インタビューによる受け答え能力はどうか(自分の研究に自信をもっているか、研究への理解度はどうか)、データの処理能力はどうか、実験方法のレベルはどうか、の5項目を計100点満点で算出するのですが、けっこうたいへんでした。インタビューという項目では、研究した生徒にいろいろつっこんだ質問をして、理解度を探るのですが、まずその生徒が何をやったのかを完全に把握した上でないと、質問が見えてきません。
 写真は、私がこれまでに全面的にサポートしてきた研究です。全参加数5校、16の研究のうちで、堂々の1位に輝きました。次のリージョナル・フェア(県大会)までに、研究をレベルアップさせて、さらに上位入賞を狙いたいと思います。

ひとまわり

2007-07-04 23:30:34 | Weblog
 私がナミビアに来て、かれこれひとまわりしました。1年も経つと、この国のいろいろなことに慣れてきますね~。いろいろな人とのつながりも大切にしています。たくさんの人に支えられながら、生きています。1年後の自分はまったく想像できなかったけど、変わった部分と変わらない部分があって、成長しているようで、進歩していないような、複雑な心境です。確実に変わったことは、よほどのことでも驚かなくなったことかな(笑)
 丸1年、日本にいないなんて、なんだか信じられません。若い頃からの夢だった「海外生活」。旅行じゃなく、生活したかったのですが、現実はけっこう厳しいですね。途上国だから…、ということではありません。でも、異文化の大きな障壁を感じながら、喜びや、やりがいを見つけては楽しんでいる自分がいます。得難い経験をさせてもらっていることに、感謝、感謝!
 写真は全然関係ないけど、大掃除のようすです。普段は、掃除の時間なんてありませんが、教育省の「学校訪問」の前に、みんなでキレイにしているところです。こちらの子どもたちは、家庭でお手伝いし慣れているせいか、とってもよく働きます。