沙予日記

ステンドグラス作家 五十嵐沙予の公式ブログです
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仙台の北の方は霧雨です。皆さんの方はどうですか?

2009-06-08 09:56:06 | Weblog
薔薇が散り始めました。今年は全部の薔薇がそれなりに咲いてくれたのでとても嬉しい思いをさせてもらいました。花が咲き終わった薔薇って、もう枝を切った方が良いのかしら?肥料をあげるのかしら?いつでもいい加減に適当にやっているので。。。
こんなに一生懸命咲いてくれると、ありがとうがいっぱいで何かしなくてはと思います。何を頑張ったら良いのかわからなくなりました。ありがとうの肥料かしら、やっぱり?
黄色な薔薇の後にあるのは、シールではなくてガラスですよ。
7年くらい前に宮城県のカトリック司教区司教館の新築工事がありました。司教館に入れるステンドグラスは長崎の田平教会にあったステンドグラスです。これは大時代の初期に作られたステンドグラスでした。縁あって、破損していたステンドグラスの修復をさせて頂きました。ステンドグラスは太鼓の様な作り方になっていて、裏側の入るガラスはサンドブラストして作り直し。
その時の貴重な1枚が残っていました。
黄色の薔薇の記念に写してみました。

この修復の際、初めてステンドグラスと対面した時はよく分かりませんがクラッ!というかグラグラっていうか。。。そのぉ、ちょっと具合が悪くなりました。その後べるふぁむの工房に運ばれて来たステンドグラスを毎日見る事になりのですが、
ドスーーーーンと重いのです。作品はもちろん松の木で出来たもの凄ーい枠に入っているので重量級なのですが存在感が凄うのです。
「あー、神様がいるんだなぁ」と心底思いました。
100年もの永きにわたって人々を見守ろうと、神様と共に歩んでこられたステンドグラスです。頑張りましたね。

立派なその姿に、へなちょこの私は圧倒されたのです。

おかげ様で無事に修復もさせて頂きました。このような作品をさわらせて頂けた事がありがとうございます。私の心に言葉では説明の付かない感動を頂きましたし、私の両手はとても貴重な経験を積ませて頂きました。

司教館の横の作業小屋からの移動の日は雪が降っていました。道にはしっかり雪が積もっていました。1メートルほどの斜面を下ってこの重量級の神様方を運び出す作業は胸がつぶれそうな思いがしました。持ち手の誰かが足を滑らせたらどうしよう!どうか皆さん頑張って!頑張って!!

この時に一生懸命歯を食いしばって頑張った若ゾー。
おかげ様で今はステンドグラス仙臺ガラス工房をさせて頂いております。

修復依頼で私の事を一生懸命探して下さった月建築設計室の高田先生、じゅんこさん。感謝でいっぱいです。