注射するのかなぁ

おばさんが病院に行こうねって
車に乗せてくれた。
ダッシュもできるようになったわ
注射するかなぁ

この頃友好的

ウチに貰われて来た時は未だ産毛が生えていたキンジを
ツーちゃんが母乳を与えて育ててくれた。
（私が頼んだ訳ではない、ある日突然自発的に）
いつでも一緒にくっついて寝ていたけれど反抗期になったこの頃は、
恩を忘れて「なんだよぉー」などと威嚇していた。

今度ツーが具合が悪くなってキンジはシーンとしている。
ネコ語で「がんばってね」と話しかけているのがわかる。
ツーにも伝わっている様子だ。
みんな心が温かい。

ツーちゃん、こっちだよ

朝、鎖を外して庭でいつもの様に遊んだ。
　今日は昨日よりももっと元気になってくれた。
笑いながら隣のおばちゃんちに走って行った。
私が口笛を吹くとピカーンと耳をこっちに向けて
走って帰って来た。
「ダメでしょ、あそこは隣のうちなんだからね」
と言って聞かせるが、耳も随分遠いから、優しい小さな声で言っても聞こえないらしい。そんな訳で鎖を付けた。

ツーは以前、私のフルートの音を聞くと
いつでも生あくびが出てとても具合が悪そうな態度を示した。
フルートの先生にその事を話すと、犬笛の音に似ていて犬にはとても良く聞こえるからでしょうと仰った。
フルートのお仲間が「五十嵐さんの音は癒すよりも興奮してくる音色ですね」と補足してくれた。ツーはきっと、頭がこんがらがったんだなぁと言う事がわかった。

ツーを写そうと頑張る影絵の私。

少しだけ斜め

カメラに向かってやっと停止
少しだけ斜めかなぁ？

元気に笑うツーを写そうと頑張る私が
影絵の様に映っています。
大きな岩の様だ。

嬉しいツーの１

「きんじちゃん、ちょっと外を歩いてくるわね」

キンジはツーのボロ布団の匂いを確認し直ぐに寝てみる。

汚れたガラスの向こうにキンジが見えますか？

それにしても汚い。