チェンソーカービングの練習場所にしているウィングヒル(羽根坂の地名にちなんで)に出かけてみました。風倒木があちこちにあるのですが、今日見つけたものは、樹皮がはげて、かなり腐朽が進んでいるようにみえます。少しチェンソーで切ってみると中は比較的硬くてまっ黄色です。
黄色い木は漆、はぜの類ではないかと思いますが、さてどうでしょうか?
そういえば黄檗(キハダ)も黄色いですね。
4月12日は当ウイングヒルの森にて練習会をやります。仲間の皆さんとおあいできるのを大変楽しみにしています。練習彫刻をそれぞれ彫る
のとは別に、是非、森に残る記念彫刻をみんなの合作で彫れたらおもしろいなと思っています。(例えばトーテムはどうかと考えています。)
ニュータウンの裏山は遊々の森として、自然学習をしたりできる場所になっている。仲間とよくハイキングにでかけたりした時に、いつも気になる尾根沿いの倒木がある。根元付近の直径は60cm以上もあって、半ば朽ちているものの威風堂々としている。高さ3m程度のところで、上部は折れて斜面に横たわっていて、枝ぶりからすると、このあたりに良く生えている樅の木のようだ。
この間ここを通った時に、折れた幹の内側を見ると、層状に縦方向に真っ黒に炭化していることに気付いた。消し炭のように柔らかくはなく、しっかりとした硬い炭だ。他の木を圧する高木であったが故に雷に打たれてしまった樅の木だろう。雷の大電流による発熱で、通電部分が蒸し焼きになったのだろうか?。雷に打たれた樹木は中に含まれる水分が一瞬に発熱沸騰し大音響をたてて爆裂することもあるという。いわゆる水蒸気爆発というやつだ。
このあたりはクマ剥ぎにあった樅もありました、ヤニのところに黒い毛が!。この辺のクマも落雷にはびっくりしたことでしょう。
朝起きると昨日の雨も止んで、久しぶりに日が射している。雨ですっかり道路の雪も溶けている。タロスケを連れて散歩に出た、いつものコースを少し外れて、フウノキの遊歩道に出ると、なんとフウの実がたくさん落ちている。昨日の雨を降らせた低気圧の風で一斉に落下したのだろう。あわててダンボール箱とポリ袋を取りに帰って、フウの実集めにかかる、1時間ほどでダンボール箱に2杯ほどの実を集めた。リース作りにはもってこいの材料である。昨年はランプシェードを作ろうと思って集めた実は学校教材やらなにやらに提供しているうちにすっかりなくなってしまったが、今年はこれだけ大量に集めれば大丈夫。アケビの笊に載せてみました。機雷のような形はユニークで面白い。
ところでフウノキというのは「楓の木」と書きマンサク科と知って驚いたことがあります。中国で楓というのはフウノキをさすのですが、日本のカエデは全く別種であって、中国で紅葉したフウノキを見た人が日本のカエデ(語源は蛙手)の風貌とそっくりなので楓の字を当てたらしいのです。