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シンスケのモリモリぶろぐ

チェンソーアートや養蜂のこと、森の植物や動物のこと、日々の出来事を徒然なるままに・・・・

チェフ・タマシュご夫妻(フルールドソレイユにて演奏会)

2013-07-18 23:15:02 | アート・文化

 今年もスロバキアからヴィオラ奏者チェフタマシュさんが奥様のピアニスト石栗宏実さんの里帰りに同行して、ワインで有名な高畠の葡萄農家兼フレンチレストラン、フルールドソレイユに来て素晴らしい演奏会を催してくれました。チェフタマシュさんはスロバキア国立歌劇場のソロヴィオラ奏者でもありますが、ハンガリーのジプシーバイオリンの流れを汲む家系で、今回も奥様のピアノ伴奏でジプシーバイオリンの名曲の数々を堪能させてくれました。

レストランシェフは大正時代の古い壊れたピアノが倉庫に眠っているのを発見して、この修理を仙台の腕のいい調律師Kさんに依頼、2006年に復活しました。以来、毎年、石栗さんの里帰りに合わせてコンサートが開かれます。このピアノは実はピアノのストラデバリウスと呼ばれるC.ベヒシュタインです。

チェフタマシュさんご夫妻、そしてピアノ調律師のKさんご夫妻と一緒に記念写真を撮らせていただきました。

ジプシーバイオリンの豊かな表現とベヒシュタインの細やかな音色に酔いしれた一日でした。

 

 


ゴッホ展(宮城県美術館)見てきました。

2013-06-29 22:17:46 | アート・文化

三十数年前にアムステルダムのゴッホ美術館を訪れたことがあります。私もまだ若かったせいでしょうか、ゴッホ美術館と称する割には所蔵点数も少なく、あまり印象に残らない美術館だったという記憶があります。それというのも、それより以前に、オッテルローのクレーラー・ミュラー美術館を訪問して、その圧倒的なゴッホ作品の多さと素晴らしい内容の同時代のコレクションに驚いたという経験も加わったからだと思います。三十数年経った今、ゴッホ美術館のどちらかというと地味なコレクションを再び見た時にどう感じるかというのも楽しみにして宮城美術館のゴッホ展に行ってきました。

今回のゴッホ展はパリ時代のファンゴッホの2年間の変貌と形成の過程を多様な観点から解き明かすというのがテーマだということで、音声ガイダンス用のガイド機のイヤホンをお借りして、説明を聞きながら鑑賞しました。

ゴッホ美術館では様々な資料の解明や科学的な分析を重ねて明らかになった事実を披露していて、大変興味深い内容でした。ファンゴッホの知られざる一面を新しい視点で理解できたように思います。Photo また、既成概念にとらわれずにシンプルに絵を見て絵から感動を戴くという絵の鑑賞の仕方も大事ですが、今回は絵の描かれた時代背景やその時の画家のおかれた状況やエピソードを聞きながら、絵を鑑賞することで、今まできづかなかった広がりを感ずることができて大変勉強になりました。およそ2時間かけて見終わって、椅子に座ってふ~っと一息ついたときには満足感が残っていました。


若冲が来てくれました

2013-03-22 21:36:46 | アート・文化

Photo
仙台市博物館で開催中の東日本大震災復興支援「若冲が来てくれました」展を見てきました。Etusko&Price Collectionの収蔵者で親日家のPrice氏が東北の皆様に見ていただき少しでも元気を取り戻してほしいとの願いから実現したそうです。無償貸出で、展覧会の収益は寄贈されるそうです。

多様の動物が生き生きと描かれています。カレンダーや美術本で何度かお目にかかっている絵ですが、やはり実物の絵は圧倒的な迫力がありました。

生命の輝きを感じとることができました。