goo blog サービス終了のお知らせ 

シンスケのモリモリぶろぐ

チェンソーアートや養蜂のこと、森の植物や動物のこと、日々の出来事を徒然なるままに・・・・

クマの落とし物 

2016-09-30 22:48:57 | ツキノワグマ(クマ、熊)

最近、町内にクマの出没が多くなっています。林縁は日当たりが良くてクマの好物が良く育つので、つい町内の方にもはみでてくるのでしょうか?本年は栗も豊作のようです。

裏山でクマの落とし物をよく目にします。9月の初めごろに林道で見つけたのは、長雨で崩れてしまってはいましたが、木の実の未消化物、種が沢山入っていました。よく見ると無数の赤いウワミズザクラの果実です。ウワミズザクラは房状に実を付けるので一本の木に登れば腹いっぱいの食事ができるのでしょう。クマの大好物のようで、この辺りのウワミズザクラの大木にはクマの爪痕がついているのをよく見かけます。10月になるとミズキの実が鈴なりに成りますが、おそらく今年も遊歩道の脇に生えている数本のミズキも狙われるのではないでしょうか?



本年もツキノワグマ目撃情報が!!

2014-04-07 11:05:30 | ツキノワグマ(クマ、熊)

 

我が家の梅が咲き始めました。44日に2-3輪、そしてそこから一気に咲きたいところですが、ここ数日寒さがぶり返してきたので未だ三分咲きというところでしょうか?。昨日は夕方には雪がちらつきました。我が家の梅の咲き始めた44日に仙台市の熊出没情報がありました。泉区の福岡に午後0時40分ごろ出没したとのことです。熊も活動時期に入ったようです。

 

 


ツキノワグマのフィールドサイン

2014-03-24 23:07:58 | ツキノワグマ(クマ、熊)

 

だいぶ温かくなってきました。久しぶりにニュータウンの林縁沿いの散策路を歩いてみました。最近ここを歩いた友人が新しい熊ダナを見つけたというので注意して歩いていると、確かにありました。ミズキの梢に立派なタナができていました。昨年の秋にできた熊ダナのようですが、秋にここを歩いた時には気づきませんでした。やはり葉が茂っている間は気づきにくいようです。冬の間の強風でかなりの枝が下に落下していたので、見ると、結構太い枝を手折っています。太い枝は少し齧ってから上手に手折っています。歯形がついていました。 

熊のフィールドサインをもう一つ見つけました。これは傑作です。夏の間、森の手入れで厄介なスズメバチを退治するのに取り付けたペットボトル(中にスズメバチの誘因剤として砂糖と酒と酢の混合物がはいっています)を齧って、中の酒漬けのスズメバチを食べたらしいのです。これは熊にとって珍味であったろうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


米田一彦さんの講演を聴講しました。菅原文太さんも聞きにきてました。

2013-09-07 22:31:00 | ツキノワグマ(クマ、熊)

ツキノワグマの研究を長年続けておられるニホンツキノワグマ研究所の米田一彦さんの講演会と写真展が秋保の「里センター」で開催されるというので、今日行ってきました。講演会場は満員でした。

講演内容は「クマを追う」「昭和ツキノワグマ事件帖」1時間の講演。もっともっと聞きたい感じでしたが、興味深い話ばかりであっという間に時間が過ぎてしまいました。これまでに2000頭近いクマを目撃したそうです。クマを追い、そして待ち伏せをして手持ちで至近距離から撮影した素晴らしい写真をたくさん見せていただきました。

クマが好物クロスズメバチの地中巣を壊して食べるさまを目撃した時の話には笑い転げてしまいそうでした。クマは腹ばいになって、片手は鼻の頭を押さえて、もう一方の手で巣を掘るわけですが、中からワヤワヤ出てきた蜂にやっぱり鼻を刺されてしまって、クワァ~という奇声を発しながらも、好物の蜂を掘り続けるクマの姿を手振りも交えて話す米田さんはもうクマそのもののように見えました。

クマをはぐくむ自然を大切にしながら、クマとどのように共生していくか、いろいろな観点から考えさせられる講演でした。

米田さんの友人、宮城県出身の菅原文太さんもこられていて、最後に2人で面白い対談されました。




 

 


ツキノワグマの出没を考える

2013-08-29 23:42:36 | ツキノワグマ(クマ、熊)

仙台市のツキノワグマ出没情報によれば、ほぼ毎日仙台市のどこかで出没しています。それも仙台駅から数kmのところに現れたりもします。原因はなんだろうか考えますが、私は山を歩いていてクマの数はここ10数年の間に飛躍的に増えたと実感しています。それはクマだなやクマハギ、クマのウンコ、クマの食痕など仙台近郊の里山のどこにでも見られるようになったことと、高速道路、一般道でのクマとの衝突事故や列車との衝突事故が毎年複数報道されるようになってきたことからもわかります。

ブナやドングリの不作による人里への秋の出没が昔は問題になっていましたが、現在は冬籠りシーズンを除いて、ほぼオールシーズンに出没が報告されていますが、これはツキノワグマの総数が劇的に増えていることを物語っていると思います。

原因はいろいろな説があるようですが、市街地や住宅地に隣接するいわゆる里山が未利用のまま戦後68年を経過して、奥山と同じような森林環境が整ってきています。わが住宅団地の裏山は自然林と杉、松、ヒノキの植林地から構成されていますが、昔はげ山、今まさに良くも悪くも、豊かな奥山の環境です。自然林、植林地を問わず、樹齢50-60年以上の木が繁茂しています。たとえば松の植林地なども、松以外の広葉樹(クマの好物のウワミズザクラやアオハダ、コナラ、クリなど)が間に入り込んではばをきかせているし、アケビや山ブドウ、フジ、サルナシなどの蔓性植物がまきついていて肝心の松は松くい虫にやられて、ところどころ倒木が転がっています。この倒木にクマの好物のカミキリムシの幼虫やシロアリが巣食っている・・・・と、まあこんな状況はまさに奥山とあまり変わりがありません。里山は林道から一歩、外れると大体こういう状況が多い、おそらく日本中で似たような現象が進行しているのではないでしょうか。 つまり奥山には当然クマの濃度は高いわけですが、住宅地や市街地に隣接する里山も生息環境が整ってきた分、生息数が増加したのだと推測します。生息できる面積の増加に比例してクマの総数が増えたということもありますが、オスとメスが出会う確率を考えると、ある閾値をこえたあたりから、生息密度も急増しているのではないかと推測するわけです。

日本の森林面積は人里周辺を中心に、これからも増えると予測する方もいます。農水省統計によると、耕作放棄地が平成22年度は390000ha存在するといいます。それとは別に休耕地と呼ばれる予備軍が200000haあるとのこと。過去の耕作放棄地は原野化の後、森林化しつつあるそうです。宮城県のイノシシなどの急増とも大いに関係していると思われます。

日本の農業人口は平成2年に470万人いたそうですが、たった20年後の平成22年には260万人でほぼ半減しているということですから、耕作放棄地が増えるというのはうなづけます。それでもUターンとかIターンで新規就農者が毎年1万人いるということですが、全体的には毎年10万人が離農しているとのこと。つまり、10年後にはさらに100万人農業人口が減少するということになります。現在の農業者の平均年齢は66歳といいますから、ほんとうに大きな問題なのです。

さて、もう20年以上も前に「日本の人口構成は4人に一人が高齢者になるよ」という現在の状況を野村総研はじめシンクタンクがこぞって予想していたにもかかわらず、年金問題をホッタラカシにしてきた政治は不毛です(というか不感症!!)。農業問題や林業問題もその場しのぎの対応だけですから、いずれツケが後世に回る。 ツキノワグマの増加は単なるクマの問題ではなくて、日本のこれからの社会問題に対する警告だと思いますが・・・・・失礼ちょっと、論点がずれてしまいました。日頃の愚痴とつい結び付けたくなるのは歳のせいでしょうか?


クマノミズキとクマヤナギ

2013-07-19 13:21:50 | ツキノワグマ(クマ、熊)

林縁を歩いていると、ミズキの花が咲いていました。ミズキは樹形に特徴があって、棚状にというか段々状に広がっています。あれ!おかしいな、ミズキの花は5月に咲いていて、とっくに花は散って実を付けている筈。枝を手折ってみると葉っぱが対生です。ミズキは互生、それに葉っぱの色や形も少し違います。帰宅して調べてみると、クマノミズキ。花期はミズキより1-2か月遅いと書かれていました。今まで、あまり気づきませんでしたがクマノミズキは注意してみるとミズキと同様、林縁にはあちこち生えていました。秋に黒くなるこの実はミズキの実と同様クマの大好物。

クマヤナギの実も赤く色づき始めています、サルナシも実を付けていますよ。林道沿いや住宅地と接する林縁は日当たりが良いので、いろいろなクマの好物があって、クマの通り道になっていることがあります。そして、公園や畑に、一般道にはみ出したりして、人騒がせになります。クマッタべあ。 

 


私の熊遭遇体験

2013-07-02 07:28:38 | ツキノワグマ(クマ、熊)

常々、野生のクマを一度見たいと思っていました。米田一彦さんの「山でクマに会う方法」なんていう本を買って読んだりもしていましたが、なかなか出会えませんでした。2年前の夕暮れ、思いがけず、その日はやってきました。

吉成のホーマックで買い物をしたあと、高の原団地方面に抜ける道(綱木道)活牛寺の手前です。

運転中に遭遇、カーブを曲がり切ったその先に熊!!。カーブでスピードを落としていたのでほんの手前でストップ。道を横切る大きな親グマの後に続く子熊が不安そうに私の方を振り向いた時のそのつぶらな瞳、そして間近に見る親グマの真っ黒な黒、初めて見るその輝く黒にしばらく心臓がドキドキ。クマは権現森方面に向かって藪の中に消えました。

翌年、今度は里山の仲間と蒲沢山をハイキングをしていて、見晴しの良いところで休憩中に、遠くの高圧電線沿いの若草斜面をゆっくりと採食しながら移動するクマを観察。続けて2年クマを目撃しましたが、本年は未だです。


クマ町内の公園に現れる。

2013-07-01 22:48:55 | ツキノワグマ(クマ、熊)

今日仙台市のメール情報で知りました。6月28日午後7時半、わが町の1号公園でクマが目撃されたとのこと。この公園は裏山と接している場所にあって、イノシシがよく出没する場所でもあります。裏山はクマのフィールドサインがよく見つかる場所なのです。やっぱり出たかという感じです。


クマ出没

2013-06-28 11:16:47 | ツキノワグマ(クマ、熊)

仙台市のHP(http://www.city.sendai.jp/shizen/dobutsu/yasei/1141.html)にこう書かれています。「宮城県はツキノワグマの生息地であり、本市においても西部の山地や山とつながっている林や河川の藪などには、どこでもツキノワグマがいる可能性があります

仙台市の熊出没情報をメールで受け取っていますが、4月以来頻繁にクマ出没が報告されています。毎日のようにどこかで出没しているような感じです。最近では葛岡や八幡付近、それに茂庭団地や折立団地、泉区の紫山にも出没情報があります。

5月に東北大学の青葉山キャンパスで目撃されています、6月にはいっても青葉山界隈では何度か出没情報が続いています。すこしまえには仙台駅からわずか1km程度の青葉区霊屋下にも現れたそうです。西部の山を水源とする広瀬川は仙台の中心部に近い場所を流れていますから、川に隣接するこの付近に現れてもおかしくはないわけですね。

ちなみにわたくしの住んでいる住宅団地にも数年前に出没しました。「出没」というのは人間側から見れば確かにそうなるのですが、ひそやかに見つからないように団地の裏山に棲息しているクマが運悪く人間にみつかってしまうと、目撃情報が市に寄せられて出没の事態になるんですね。Dscn1004_2

驚いたのは水の森公園で最近クマ目撃情報があったことです。この公園の森は西部の山地や山とは繋がりのない市街地と住宅地に囲まれた場所なのです。すると西部の山地や山とつながっていなくても『林や河川の藪などには、どこでもツキノワグマがいる可能性があります』という風に、仙台市はHPの文言を書き換えなくては?と思ってしまいます(笑)。


クマ公の仕業!?

2010-09-26 20:06:13 | ツキノワグマ(クマ、熊)

ウイングヒルの森に設置した蜜蜂の巣箱はバラバラに!!

丸太土台の上に自作の巣箱を乗せて、これを2本のカスガイで打ち付け、さらに土台の丸太を立木に固定して、びくともしない状態にしておいたにも関わらず、丸太ごと押し倒されて、巣箱はばらばら、中の蜂蜜は巣板ごときれいさっぱり消滅していました。これを押し倒した犯人は相当の力持ちだろうと思います。やはり目の届くところに巣箱を設置しなければいかんですね。どうせ巣箱に蜂は入居していない思って、設置してからこのかた観察もしていなかったのですが、巣箱バラバラ状態で何事かと思って見てみると、なんと8列の巣板が2段目の箱までびっしり入っていた跡があって、大変残念です。クマにやられる前にちょっとだけでも蜜を舐めてみたかったな。クマ対策なにか良い方法はないか、家のせまい庭にでも置くしかないか?昨年は巣箱には蜂は入居してくれませんでしたが、本年は竜太郎さんに戴いた、蜜の搾りかすを箱の入口付近に塗りつけたのが功を奏したようだ。それから、本年は入口を西向きにしました。半日蔭の風通しの良い場所。来年こそは成功させたい。巣箱は3段重ねを3組用意したぞ。

 

 

 


冬眠あけのクマさんの落し物

2010-03-28 23:38:33 | ツキノワグマ(クマ、熊)

大分と寒い朝でしたが、杉林の間伐に行きました。そして、クマさんの真新しい雲古を見つけました。まだ冬眠あけて間が無いのかすこし固めの雲古でした。きっと膨らんだ樹の芽なんかを食べているうちに雲古は柔らかくなるんでしょう。山菜の豊富な季節は灰色で型崩れしているようになっています。2001_0101_000000dscn6550_2

クリの季節は細かい木の実の粒子が入ったような雲古です。何年か前に撮った、クリの木の下の落し物も、並べてみました。

近所の方にクマは出ますかと聞いたら、

「いや、高速道路が出来てからはいませんよ!」というんですが、毎年、クマの爪痕やクマだなやらを見つけているので、このクマはよほど用心深くて、賢いのでしょうか。

私は、森に来ては、チェンソーを鳴らして騒々しいので、さぞ、クマさんは迷惑していることでしょう。


森に来て見ると

2006-10-16 22:58:41 | ツキノワグマ(クマ、熊)

Kumadana_2 Dscn3446_2 森に出かけてみた。妻がマロンケーキを作るのにシバグリが欲しいというので、実は栗を拾いに来たのである。ところがなんと栗のイガはいたるところに散乱しているのだが、肝心の中身が無い。栗の茶色い光沢のある皮がそこここにあるではないか、皮には歯型のついたものまである。中身が上手にこそぎとられている。栗の木の枝も折られたようなものが落ちている。しばらく、あちこち見て回ると、新鮮な黒いウンチを見つけた。クマだなもみつけた。どうやらクマの仕業だ。昨年も一昨年も栗はたくさん拾うことができたのに。今年はドングリが不作だし、植林地のカラマツに巻きついていたサルナシや山葡萄、アケビの蔓は昨年ほとんど退治した。どうやら、栗以外の食料が無いのであろうか。