佐賀大学学生まちづくり広場「ばるん」

佐賀大学生が『街』開拓の原動力者として長期的、短期的スパンで実現可能な「街の活性化」策を考え出し、実現していく団体。

僕たちにとって2回目の高校入試、僕たちにできること。

2007-12-11 02:08:33 | Weblog
皆さん、こんにちは。
佐賀大学の西山です。

最近、本当に寒くなってきた。
今宵は雨まで降って、外に出るのもおっくうだ。

そんな中、頑張る子どもたちがいる。
僕たち「ばるん」が昨年から開いている「ばるん塾」の生徒達だ。
彼らの多くは中学3年生。
受験をまじかに控えて、真剣なまなざしで授業に聞き入る。

昨年から、地域の子どもたち対象に開いた「ばるん塾」だが、
皆さんのお陰で、今年から結構な生徒数となり、
小学生とあわせると目標の15人を突破した。

もともとは僕たちが中学生のときに、
もし地域の大学のお兄ちゃんお姉ちゃんが自分達の面倒をみてくれたら、
お母さんやお父さんにとやかく「勉強、勉強」って言われないで
すんだのに。。。
という想いがあって、小学生・中学生時代にしてもらいたかった
コミュニケーション中心の塾を、
自分が大学生になって実現できた。本当に思いのこもる念願の塾なのだ。

そして彼らと10ヶ月ほど、月曜日と水曜日の夜、一緒に勉強を共にしてきた。
本当に短かった。
もう受験、時が過ぎるのってほんと早いな。
内心そう思う。

気持ち時間と物理的時間って、やっぱり違うものだ。

でももう12月。あと何ヶ月後には、必ず訪れる人生の第一難関。

でも落ち着いてくれ。今までのことを思い出してくれ。
君達は、僕たち以上に元気で、やる気に満ちていた。
街であったときは何度、声をかけられ励まされたかわからない。

そして何より、僕たちは君達から色々なことを教えてもらった。
子供の純粋さ。無邪気さ。明るさ。快活さ。
すべて僕たちのエネルギーにつながり、
そしてそのたびに「ばるん塾」の存在意義を確認しあえた。

ありがとう。
そして大事なことを気づかされた。
本当は「ばるん塾」は「大学生からの贈り物」ではなかった。
「ばるん塾」は「君達からのステキな贈り物」だってことを。。。

僕たちに慕ってくれ頑張り続ける生徒に、
僕たりは絶対に第一志望の高校に受かってもらいたい。

人生は失敗しても何度でも挑戦できるからっていう
昔からのかっこいい文句もあるけれど。

君達を見ていると、かっこいい文句は言えない。
だって、その台詞は一種の逃げの台詞でしかないから。

あえて君達に言いたい。
「人生は一度きりだ。全力でぶつかっていこう」。

君達の夢は、僕たちの夢でもある。
一緒に叶えよう。

「ばるん塾」は、僕達から始まり絶えるものではない。
地域の子ども達により、ずっとずっと育て、受け継がれていくもの。


みんなにとっては1回目の高校入試。僕達にとっては2回目の高校入試。
一緒に戦い、一緒に感動の涙を流そうよ。