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無念なり、田中千尋選手

2006年09月29日 19時36分30秒 | 新潟アルビレックスBB

bjリーグ公式サイト、そして新潟アルビレックスBBオフィシャルHPの最新ニュースを読んで、愕然としました

5月のドラフトで指名・入団したばかりのルーキー田中千尋選手が、新シーズンを迎えようという前に、いきなり契約解除となったのです

なぜ?Why
活きの良いはずのルーキーが、言葉は悪いけど、クビになっちゃったの?

その理由は、プロバスケットボーラーとしてフルに戦える肉体じゃなかったと判明したからでした。

bjリーグアルビBBそれぞれのアナウンスによれば、体調が思わしくなく、精密検査を受けた結果、激しいプレーに耐えられない=プロ選手として、やっていけないと判明したということです。

吾輩も、難病を患ってしまい、そのせいで、就職活動に悪影響がでました。
社会活動に制限が出るため、企業選びだけでも四苦八苦しました。
履歴書を送っても、健康が不安だという理由で、ハネられもしました。
希望企業の勤務体系がハードなため、就職試験を受けることさえ、断念したこともをありました。

周囲が、次々就職先を決めていく中、取り残された孤独感、自分は必要とされない絶望感、怒りの矛先をぶつけられない不条理感―

吾輩はおかげさまで、病気に理解のある社長さんに巡りあえて、大学卒業後、ニートになることもなく、働くことができるようになりました。
(現在、体調は比較的安定してきて、スポーツも出来るようになりました)


田中の気持ち、吾輩、手に取るように分かります。
暗澹たる心の奥が、よく理解できます。


田中
は、今回の契約解除に当たって
“これからは実家のある福岡に戻り、福岡から一人のブースターとして新潟アルビレックスBBを応援するので、一緒に声援を送りましょう”
と殊勝なコメントを出していますが、内心、吾輩がかつて抱いたような感情で一杯のはずです。

仮に健康状態が良くても、試合や練習で大ケガを負って、それが原因で選手生命を失っていたという可能性も、ゼロではありません。
でも、一度も、bjリーグでプレーできずに、選手生命が絶たれたわけで……

何て励ましの言葉を掛ければいいのか、分かりません。
強いてあげれば、
“まだ、バスケットボールの仕事に携われるかもしれないじゃないか”
でしょう。

2週間前、日本サッカー協会が、S級ライセンス試験の合格者を発表しました。
その中には、羽中田昌さんもいました。
羽中田さんは、交通事故に遭って下半身不随になり、サッカー選手としての道を唐突に奪われました。
もうボールを蹴ることも出来ないような身体になったのに、それでも羽中田さんはサッカーに携わりたいと、スペインに渡って勉強したり、解説者の仕事をしたりするなどして、遂にはJクラブ監督へ就任できる資格まで得たんです。


田中が、もし大学時代に教職課程を取っていたら、どこぞの中学・高校のバスケットボール部で、指導者として再出発できるかもしれません。

或いは、大学院などに進んで勉強し、バスケットボールのみならず、日本スポーツ界に、その成果をフィードバックすることもできます。

そうだスポーツ経営学を学んで、bjリーグのチームのフロント入り、なんてこともできるのでは

経済的な理由や、親御さんの要望などの事情が最優先されるべきでしょうが、是非、今後も何らかの形で、田中にはバスケットボール界に携わっていって欲しいと、勝手に願っています。


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