アルビレックス新潟とアルビサポにとって、悪い思い出しかなかった味の素スタジアム。
1週間前、アルビサポ・ブロガーの対FC東京戦に対する意気込み()を拝読して廻ったら、大半が、“味の素スタジアムなので…”という不安を漏らしていましたね。
選手も同じで、慎吾も自身のブログに、味の素スタジアム=良い思い出が無い場所、とを書いてました。
矢野や松下など、新加入の選手は違うんだろうけど、昨季から在籍する選手は、皆、慎吾と似たようなことを感じていたんだろうね。
しか~し
この前、ようやく勝利できてことで、しかも快勝できちゃったので、このスタジアムに抱いていた悪印象が、吹き飛びましたよ。
選手もスタッフも代替わりしているのに、どうしても勝利できないスタジアムってのがあるもんです。
例えば、名古屋グランパスエイトにとってのカシマスタジアム。
グランパスって、カシマスタジアムで14回戦って、1勝はおろか、引き分けすらもできていないんですよ。
14戦全敗です。
他にも、ここまで酷くないまでも、クラブによっては、どうにも相性の悪いスタジアムというのがあるようです。
推測するに、負けが込んでいるスタジアムだと、“ああ、ここ相性、悪いんだよな”という意識がどうしても生まれて、ますます勝てなくなるんでしょうか。
兎にも角にも、味の素スタジアムで勝てたことで、アルビの選手たちから苦手意識がかなり解消できたことでしょう
そして、それはサポも同じ。
ゲーム終了後、“やっと、味スタで勝てたよ”というホッとした声が、あちこちから聞こえたし、ブログにも同様の書き込みが散見されましたからね。
でも何故、これまでアルビは味の素スタジアムに行くと、勝てなかったんですかね?
アルビに祟る貧乏神や疫病神が、うじゃうじゃと、味の素スタジアムで邪魔していたんかいな?
でも、9月30日は、違った
貧乏神や疫病神が付いて廻ったのは、FC東京
反対にアルビには、女神が群れをなして、応援していた。
ただね~、女神の中には、山本モナのような女神(?)もいたようです
岡山先輩のシュートが惜しくも2本外れ、エジのシュートが土肥に止められたのも、そのせいかもしれない
変な女神が紛れ込んでなかったら、4対1でなく、6対1とか7対1とかのスコアになっていたかもしれませんわ
ま、それくらい、惜しい場面が随所に、味の素スタジアムで見られたわけです。
ところで、勝利できたからなんだろうけど、急に、味の素スタジアムが、良いスタジアムに思えてきましたわ。
何が良いって、応援し易い
味の素スタジアムって、全方位が屋根で覆われています。
なもんだから、銀傘に応援の声が反射して、反響して、こだまして、声援の量がUPするんですよね。
ビッグスワンでは、ただでさえ圧倒的多数のアルビサポーターが応援して声量が大きくなりますよね。
そして、それに加えて360度ぐるりと囲んだ屋根のおかげで、その大声援が反響して、ますます物凄い応援になるでしょ
あれと同じ
吾輩の左で応援していた女性(古文が得意そうな外見のお嬢さん)などは、傍らのボーイフレンド(基礎解析が苦手そうに見える好青年)に向かって、
“うわ、声がこだましてイイよね”
“応援が反響して、スゴイよね”
“セイゴローみたいで、(声が反射するから)応援し易いよね”
と、しきりに味の素スタジアムの銀傘の音響効果の素晴らしさへの同意を求めていましたよ。
繰り返しになるけどね、マジで、音響効果が高くて、声を出すのも心地良かった
o(^▽^)o
でね、この音響効果の良さが、アルビの快調ぶりと合わさって、好循環を生んだんですよ(o^-^o)
声が響くでしょ、だから益々、声を出したくなる。
そして、アルビが逆転して、その上、押せ押せだから、益々、応援がヒートアップする。
そのヒートアップした声援が銀傘に反射して、さらにスタジアム内でのアルビを応援する声が大きくなる
そういう声援に後押しされて、アルビの選手たちがより奮起する
その選手の姿を見て、もっと声援を送りたくなる
この正のスパイラルが生まれて、試合が進めば進むほど、アウエーゴール裏が盛り上がったような気がします。
内田が試合後に、“アウェーなのにホームのような雰囲気でやれた”という感想を口にしているけど、それは、銀傘がぐるっと覆っているスタジアム設計のおかげなのかもしれない。
考えてみたら、万博記念競技場やヤマハスタジアムや瑞穂陸上競技場は、メインスタンドの一部しか屋根が覆っていないスタジアムです。
もし、全方位屋根付きで、声がこだまするような設計なら、案外、それによって生じる反響効果で、もっとアルビを後押しできて、惨敗を免れたのかな、なんて思ってしまいます。
もっとも、反響効果は、ホームである相手チームにより優位なんだろうけど。
ただ、スタジアムにいるサポの絶対数が少ないアウエーチームにとっては、銀傘による〝サポート〟は、予想以上に〝武器〟になるのかもしれないと思いました。
阪神甲子園球場の名物のひとつが、バックネット側の銀傘です。
その銀傘に応援の声が反射して、地響きのような物凄い事態となります。
それによって、マウンド上に立つピッチャーが、押しつぶされそうになることもあるとか。
こうして考えてみると、銀傘って、雨風から観客を守るためにあるものなんだけど、その実、応援を何割増しにもしれくれる、有効な武器なんだなぁ
もしも、ビッグスワンに、360度ぐるっと囲む屋根が無かったとしたら、アルビサポとビッグスワンの代名詞である大声援の威力は、半減くらいはしていたのかも。
今、国も地方自治体も、財源が火の車で、箱モノを昔のように建設できなくなりました。
でも、もしもこの先、財政に余裕が出てくるようだったら、既存のスタジアムに大幅に屋根を増設する、そんな大改築をしてくれることを望んでいます。
屋根付きなら、スタンド座席の前列部分を除けば、雨露をしのいで応援できるし、“雨に濡れないから”と競技場に出掛ける人も増えるでしょうし。
もっとも、屋根付きにしたせいで、ホームサポの声援が、より大きくなるってのは事実だけど、その恩恵はアウエーサポにもあると思います。
ビッグスワンのアウエーサポの声量って、意外と大きく聞こえちゃうんだけど、それも屋根効果のおかげでしょう。
だったら、アウエーのアルビサポの声援だって、確実に大きく聞こえて選手を後押ししますもん。
ちなみに、埼玉スタジアム2002のゴール裏は両方とも屋根がありません。
それで声援がこだましないので屋根を設置して欲しいと、浦和レッドダイヤモンズサポが、レッズのフロントにリクエストを出しているとか。
それを受けて、レッズフロントが、埼玉県に屋根の増設をお願いしたそうです。
反響用の屋根が作られたら、益々、赤いサポの応援力の威力がアップするので敵としては嫌ですが、純粋に考えたら、喜ばしいことではあります。
ただ、さっきも書いたとおり、国と地方自治体の財政は、逼迫しています。
思うように、公共事業はできません。
現在、Jクラブのホームスタジアムで屋根付きの方が圧倒的少数です。
全部、屋根付きに改築するとなると……
そこが実に悩ましいですね。
新潟県の財政も厳しいですが、運良く、ビッグスワンが造られて、そこを本拠地に出来る幸せを、アルビサポは、もっともっと感謝しなくてはいけない、そう吾輩は思います。
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