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もっとJリーグをマトモに報道してくれ、スポーツ新聞

2006年10月04日 18時21分30秒 | 明治安田Jリーグ 天皇杯

想定の範囲内だったとはいえ、10月1日付のスポーツ新聞サッカー面&一般紙スポーツ面の

ひらやま・平山・ヒラヤマ

尽くしには、ε-( ̄ヘ ̄)┌ ですわ。

言論の自由だ、ジャーナリズムだ、知る権利だ、と日頃、大層なお題目を唱えているけど、所詮、新聞発行も経済行為の一種。
売らんが為の紙面になっても、吾輩には異論はありません。
吾輩が新聞社のデスクでも、平山中心の記事にするよう部下に命令しますわ。
けどね、記事内容がメチャクチャ

余りにも平山べったりの記事ばかり…。
公平な視点が欠けている!
あんな低調なプレーしかお披露目できなかったのに、甘口の記事を書いてやがる
勝ったアルビレックス新潟の記事の文量といったら_| ̄|○


東京中日スポーツ新聞が、平山贔屓の記事になるのは当然なので、怒る気は全くしない
(あ、ちなみに裏1面フルに使って、平山に温かい記事を並べていました)
デイリースポーツ新聞が阪神タイガースを、スポーツ報知新聞が読売ジャイアンツの提灯記事を書くのと一緒ですから。

問題なのは、日刊スポーツ新聞・スポーツニッポン新聞・サンケイスポーツ新聞・報知・デイリーの報じ方だ

スポニチは、淡々と事実を報じているものの、見出しは
平山空中戦無敵】
確かにヘディング勝負で優位には立っていたけどさぁ、慎吾の同点GOALって、平山千葉にヘディングで競り負けたから生まれたんだよね┐(´-`)┌
この見出しだけ見たら、試合を観ていない人は“やっぱ、平山ってスゲーんだね”って勘違いを起こしてしまうよ。

報知の見出しは
平山合格デビュー 走った 90分キレたポストプレー】
あ、そう┐(-。ー;)┌
あれで合格ですかヽ( ´ー`)

9月30日の平山に、合格点を与えてもOKっていう人、手を挙げてくださ~い。
挙手した人なんて、いないでしょ。

あんなんで、合格だなんて、他のJリーガーに失礼だし、実は平山にとっても失礼だと思うよ。

そしてサンスポの見出しは【気合のフル出場 平山に驚き】
そしてそしてデイリーの見出しは【実戦で変身!敗戦にも光】
と来たもんだ

日刊スポーツは、1ページの4分の3を平山の記事に割いて【90分走った 飛んだ 手応えつかんだ】という見出しを打っていましたよ( ̄ヘ ̄)
でもって、トーチュウよりもヌルい文章です。
参考までに、こんな記事ね。

一方で、一般紙のスポーツ面は、一様に平山に厳しい事を書いていましたわ。
先制点に貢献したことは認めつつ、まだ十分じゃないと断じています。
面白いのは、あのトーチュウの系列紙である東京新聞が、一番厳しく、ダメを出しているところです。
ヘディング以外はまだまだ><こぼれ球への反応が鈍い><トラップしたボールが足元に収まらない>と、斬っています。

平山メインの記事であり、アルビのことは一行も載っていないけど、一般紙のこの扱いこそ、あるべき姿だと思うね。
(でも、アルビの選手から見た平山評や、アルビの選手がどう彼を抑えたか、そういうことも書いていれば、多元的な記事になって良かったと思うんだけど)
一般紙を読んだ後に、スポーツ紙を読むと、後者の行き過ぎた商業主義、選手とのナァナァの雰囲気が、強く感じられるわ(  ̄っ ̄)

本当は、スポーツ紙も、もっと手厳しい記事を載せたかったのかもしれない。
〝大人の事情〟ってヤツで、甘口にした方が良いと判断してしまったのかもしれない。

だけど、ジャーナリズムって、

     どうしたのよ?


普段は、エラソーにジャーナリズム精神だ何だと言っているくせに、なんなのよ、この伝え方は

平山が将来の日本代表候補だから、こんな過保護な記事を書いているの?

2006FIFAワールドカップドイツ大会(TM)の際、日本代表について、これでもかってくらいヨイショ記事、超楽観記事を掲載して、惨敗した後に、それを反省したんじゃないの?
ちっとも反省してないじゃん\(*`∧´)/


イビツァ・オシムさんが、8月に記者たちに、注文をつけました。
曰く、マスコミももっと勉強しろ
曰く、マスコミも成長してくれ

どうやらマスコミは、

オシムさんの言わんとする事を

全然分かっていないようだ



悪いと思うなら遠慮なく〝悪い〟と書きなさいよ。
ダメだと書いたからって、後で不都合でも生じるのか
読者やチーム関係者からクレームが来るかもしれないから、ヨイショ記事を書くのか?

それとも、あの平山のプレーを見て、スゲーと本気で思っているの?
ならば、記者を辞めた方がいい。
もしくは、オシムさんの仰るように、猛勉強することを、お勧めします。

吾輩は、平山をバッシングする記事を書きなさい、って言ってるんじゃありません。
平山を甘やかすような、平山ファンに変な期待を抱かせるような記事を書くのは、却って彼やそのファンに良くない、と思うんです。

平山が手厳しい記事を読んで、それでダメになるようなら、所詮、そこまでの選手だったんです。
本当に強い選手なら、記事に発奮して、“なにくそ”と成長しますよ。
ファンも、“そうか、平山は矢張りダメか。だったら、もっと応援して後押ししてあげよう”と思うかもしれないじゃない。


もうこの際だから書いちゃうけど、ホント、ここ最近のスポーツ新聞のJリーグの報道の姿勢に、不満が溜まっています。

記事の切り口、それに紙面構成が、「日本代表選手」「日本代表候補選手」に偏り過ぎ(・`ヘ´・;)

9月30日、2人の選手がハットトリックを記録しました。
サンフレッチェ広島佐藤寿人名古屋グランパスエイト杉本です。
でもね、スポーツ紙はどこも、寿人の3得点ばかりクローズアップしている
杉本の記事なんか、寿人の記事の半分どころか、20分の1くらいの扱いですわ。
同じ1試合3得点の偉業を達成した選手なのに、この差が付くのは何故?
やっぱ、寿人が代表選手だから、杉本は代表未招集だから?

杉本は、9月16日に、手酷い目に遭った憎き選手だけど、伊達に〝名古屋のスピードスター〟と言われているだけあり、その突破力には目を見張るものがあります。
Jリーグでも、有数のスピード力を誇るプレーヤーであり、ハットトリック達成したのも、決して偶然ではない、そう思います。

なのに、この扱いの差は何(;`O´)


グランパスサポも、杉本の記事が余りに小さいんで、ガックリ来てるんじゃないですかね。


話変わって、10月1日、ヴァンフォーレ甲府ガンバ大阪を破るという大金星を挙げました。
得失点差のことだけだし、まだまだ残り試合があるとはいえ、連勝街道を走っていたガンバが負けたんですよ、J1昇格1年目の下位チームに

と・こ・ろ・が

スポーツの記事は、吾輩から見れば、ピント外れなもの多数です。
以下、10月2日付の各紙の見出しを。

日刊【播戸 6戦連発】
サンスポ【播戸御礼弾 日の丸エースはオレだ】
デイリー【播戸 日本代表選出御礼 6戦連発】
報知【初代表御礼 日本人得点王 6戦連発 播戸
スポニチ【播戸6戦連発 決定力で勝負 即先発も】

どうです、ガンバが負けたこと、首位陥落のことなど、微塵も感じさせない見出しでしょ。
トーチュウだけが、【G大阪 首位陥落】という見出しです。

7月以降、鬼のように点を決めていく播戸が、日本代表に初選出されたことは、アルビサポの吾輩も拍手を贈る、喜ばしいニュースです。
新聞が大きく報じたいのも分かります。

けどね、勝敗を度外視した、この記事は何だよ


播戸のことを扱うなら、リーグ戦の結果とは別立てで、報じろよ

ヴァンフォーレの多くのサポーターは、“ああ、明日のスポーツ新聞、楽しみだなぁ”とワクワクしながら、小瀬をあとにしたことでしょうに…。

新聞を買ってみたら、播戸播戸播戸

大金星を挙げたことは、スルーでんがな

となったでしょうな、ヴァンフォーレサポは。

なお、一般紙のスポーツ面は、ヴァンフォーレガンバの結果を、「ガンバ 首位陥落」という見出しと共に、ガンバの敗因を中心に伝えています。
東京新聞などは、【甲府 G大阪をガブリ】という見出しで、ヴァンフォーレ目線で、この一戦の内容を報じています。
スポーツ紙の報じ方と全く違います。
どう考えても、一般紙の方が、真っ当な伝え方をしています。

このように、一事が万事、最近のスポーツ紙のJリーグの報じ方は、歪(いびつ)です。

確かに、日本代表を強化するには、プロ化するしかないということで、Jリーグが誕生しました。
日本代表が、日本サッカー中心なのは理解るけど、だからってJリーグの流れ・内容を無視したスポーツ紙の記事には、我慢できません。

これは、アルビの記事が常に小さいor無視されているから、怒っているのではありません。
もちろん、それはそれで許せませんが。

プロ野球の場合、個人成績が優秀な選手ばかり追いかけますか?
勝利チームの殊勲者、ゲームの機微、順位などをきちっと伝えているじゃない

それなのに、Jリーグの場合ときたら、勝利チームの立役者よりも、日本代表選手の動向ばかり追っかけているヽ( )`ε´( )ノ
勝者のチームよりも、敗者チームの代表選手ばかり追いかけている゛(`ヘ´#)


吾輩同様の不満・危機感を、あの大住良之さんも感じています。

日本経済新聞のWEBに、大住さんのコラムが載っているんだけど、「Jリーグを見殺しにしていいのか」というタイトルで、スポーツ新聞のみならず、ここの最近の日本のマスメディアが、日本代表報道に偏重していることを嘆いています。

そう、スポーツ新聞ばかりでなく、テレビニュースも、似たり寄ったりですわ。
「スーパーサッカー」「やべっちFC」のような専門番組を除けば、Jリーグの結果ニュースは、代表目線で報じてばかり。
「ニュースステーション」時代は、リーグ戦も日本代表も均等に報じていたのに、「報道ステーション」に代替わりしたら、見る影もなくなりました。
日本代表の事ばかりで、代表選手のいないチームの結果速報なんて、テロップで済ましてます。
そのくせ、プロ野球や自局が中継権を持っているスポーツ競技のことは、丹念に扱っているんだよな。
ま、これは「報ステ」に限らない話だけどね。

Jリーグが、リーグ戦の秋~春制の導入を検討していて、秋~春制にするメリットの一つに、プロ野球とシーズンが重ならないので、その分、メディアの露出が増えると主張しています。
でも、こんなんじゃあ、秋~春制にしても、マスコミの視点は日本代表ばかりで、Jリーグを盛り上げるような報道はしてくれないと思います


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