FC東京の監督解任に思う

今季からFC東京を指揮していたガーロ監督が、解任されてしまいました。
これで、成績不振によりシーズン半ばで交代したのは、今シーズン5チーム目です。

①セレッソ大阪／小林監督
②サンフレッチェ広島／小野監督
③アビスパ福岡／松田監督
④ジュビロ磐田／山本監督
そして
⑤FC東京／ガーロ監督です。

ディビジョン2でも、横浜FCの足達監督、湘南ベルマーレの上田監督の2人が、任期半ばで責任を取りました。

勝負の世界ゆえ、結果が出なければ、指揮官のクビがすげ替えられるのは、当然のことかもしれませんが、J1・J2合わせ、もう計7チームも代わったかと思うと、何とも言えません( ￣_￣)

 そしてこれら監督交代劇は、他人事ではないです。
アルビも現在4連敗中で、一部から鈴木監督交代論も出ています。
仮に、5連敗・6連敗…となったら、監督交代を求めるサポの声も強くなるでしょう。

吾輩、もし連敗がまだ続いても、鈴木監督交代要求は行いません。
鈴木監督の方針にブレがなく、やっていることは間違っていない、と思うからです。
若手への積極切り替えは上手くいっているではありませんか
昨シーズンに比べて、ボールポゼッションが高まり、観ていて面白いと感じる事が増えていると思いません？
反町さんが築いた土台の上に、鈴木監督が、着実にアルビのサッカーを良くしていると吾輩は評価しています。

4連敗の中身を吟味してみると、その内容は決して悪いわけじゃありません。
そりゃ確かに、大分トリニータ戦と横浜Fマリノス戦の戦いぶりを“良くやった”とは、口が裂けても言えません。
しかし聞く話では、鹿島アントラーズ戦はアルビが有利だったそうで、事実アントラーズサポさんのブログに“アルビが優っていた”と書いてあるのを、何件か見かけました。
それに、ジェフユナイテッド千葉戦も、アルビが主導権を握っていましたし。

折角〝鈴木カラー〟が出てきたのに、就任1年も経たず、道半ばでチェンジさせるのは、実に勿体無い「(´へ｀
それに、ここで監督のクビを代えても、劇的にチーム状況が上向くとは思えません。
逆に、これまでやってきた事が無になる恐れもあります。

昨シーズン、大宮アルディージャが7連敗を喫しましたが、三浦監督の進めるサッカーは〝正しい〟と、フロントが三浦監督を見守り、見事にJ1昇格初年度での残留を果たしました。
そして今季、アルディージャは大型補強も手伝い、目立った不調もなく、まずまずの順位につけています。
こういう先例もあります。
だから吾輩、鈴木監督の続投を支持します

運が良い事に、セレッソ・アビスパ・京都パープルサンガが泥沼状態から脱すること能わず、おかげでアルビは降格争いからは無縁の位置にいます。
鈴木監督には、ブレることなく、今後も〝鈴木サッカー〟を推し進めて頂きたいです。


ところで、これまでアルビに勝った低迷クラブが、監督を交代する傾向にありました。
セレッソ然り、アビスパ然り、ジュビロ然り。
サンフレッチェは引き分けでしたが、あれは勝ちに等しい内容でした。
てなわけで、今回初めて、アルビに負けたクラブの監督さんが交代の運びになりました。
いえ、ただ、それだけのことなんですけどね、ジンクスから言えば、てっきり次に監督が交代するのは、7月末にアルビに勝った、自動車会社がスポンサーのクラブじゃないかと思っていたもので、それが意外でした(￣◇￣;)