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春風駘蕩

とらわれず、縛られず、固執せず、のんびりと。

計量器

2022-09-15 16:05:57 | 百姓
来年のための備忘録。



乾燥機と籾摺機に関しては、使い方を記しているが計量器はノーマーク。
師匠はこれであずったらしく、終いにはヰセキを呼んだとか。

ただ、なんのことはない。いわゆる地面と接している計りを袋を乗せる台座の上に設置していたらしい。
少しわかりにくいが、とにかくこの写真が正解。
来年はこれを見るべし!!


稲刈り・2022

2022-09-14 15:47:45 | 百姓


9月9日~10日

去年は8月の大雨で稲の成長が悪く収穫量も少なかった。今年は台風予報もあったがなんとか逸れてくれ、好天にも恵まれた。その違いもあってか今年の収穫量は同じ面積にも関わらず約8俵も違う。出来も良い。



見た目に出来が悪そうだった田3反5畝を初日に収穫。2日目に残りの2反を収穫。去年との比較では断然良いがウンカの被害が大きかった一昨年と比べてみても約2俵多い。
来年からは少し田を減らす予定なので、こんなに収穫があるのは最後かもしれない。





8月・収穫1週前




今年の稲刈り

2021-09-15 19:35:03 | 百姓
9月10日〜13日 

8月の異常な程の長雨で薬も撒けなかったし、イモチ病も目立つ。幸い去年みたいなウンカの被害はなかったけどあまり量も味も期待できない。ただ御天道様には勝てないので仕方がないかと思って臨んだ今年の稲刈り。



稲刈り初日。我が家の田4面+借りてる田2畝の合計約4反3畝分を刈って、乾燥機のメモリは「6」まで入る。2年前に乾燥機を購入して入る量が太くなったのもあるけど、それにしてもよく入る。単純に収穫量が少ないのか?



去年は1日目に3反強を刈って、収穫量は21俵だったが、今年は先の通り刈って21俵弱。約1反分多く刈っているにもかかわらず1日分の収穫量としては明らかに少ない。

2日目に残りの借りてる田1反2畝を刈る。この日の収穫は7俵弱。2日の合計でも28俵弱。去年よりも約5俵も少ない。

ただ、米は大つぶで色も良い。伯母のお墨付きなので一安心。薬が撒けなかったんで逆に「無農薬」と謳っても良いくらい。



そして味もこれまた伯母のお墨付き。色艶共全く問題なし。






収穫1週間前

2021-09-08 22:57:29 | 百姓
9月4日

田んぼによって良し悪しの差がよく出てる。が、いずれにしても長雨が続いたし、肝心の薬も撒けなかったんで今年は味はあまり期待できない。


この田はイマイチ


これは比較的良い


これはひどい。一反分の肥やしを一往復で使い果たしたので、そこが見事にイモチ病。
手前側にくっきりと筋が入っている。


枝梗イモチと穂首イモチ

2021-08-22 08:22:04 | 百姓


8月11日からずーと雨が降り続いている(21日現在)。
本来なら、穂が出揃ったお盆前辺りに殺菌殺虫作業をしなきゃいけないのに長雨のせいでこの大事な作業が出来ない。
この作業をしてから稲刈りまで20日弱は間隔を開けなきゃならない。ここら辺が限界リミットだったので師匠と話し合い今年は断念することにした。

さらに残念なことに予想通り病気が出てる。田んぼを見て回るとカメムシもよくついてる。殺菌殺虫ができなかったので致し方なし。今年は収穫量も味もあまり期待できない。


穂首イモチ


枝梗(しこう)イモチ



 ↑
写真じゃ分かりにくいけど、とりわけこの田がひどい。
思い当たるフシはある。肥料を撒く際に田全体分の肥料を一往復で全て使い果たしたから。見事に結果か表れてる。

ロイヤント(除草剤)

2021-07-22 00:53:18 | 百姓
7月19日

母の足の筋力の衰えが激しくほぼ草引きができてない。なので、田んぼにはいってみたらあるわあるわ。稗もさる事ながらそれ以上にイボクサとイモバが偉そうに蔓っていやがる。引いても引いても埒が明かないんで薬の力を借りることにした。

JAに相談して紹介されたのがコレ↓


ロイヤント

一本200mlで3700円ちょっとと値ははるが引く手間を考えれば安いもん。反あたり一本が目安。100lの水で希釈。稲刈りの45日前までなんで今がギリギリかも。

丸一日かけて散布完了。途中から隣のおじさんにエンジンで動く噴射器を借りてから作業が捗る。

そして、翌朝にはなんとなく効果が。
威張りくさってたイモバ達がキュルンってクネクネになって上を向いてる。




イモバ


イボクサ

もう少し経ってからがどうだか…。


ちにみに今の稲の状態。歯抜けも目立たなくなってきた。今のところウンカも見当たらないし、イモチ病も出ていない。






〈追記〉
7月24日の状態。散布から5日経過したが薬はよく効いたよう。特にイモバとイボクサには。








今年の田植え

2021-06-28 02:59:22 | 百姓
今年は記事をサボってしまったが、5月19日に田植えを実施。
師匠が田植えをやらなくなった知人からもらった田植え機と元々営農組合のだった田植え機を修理したの2台体制。

3月27日に溝上げ作業


機械が入らなかったところはヨツゴで


5月8・9日荒カキ、15・16日で代掻き




19日に田植え




代掻き前に肥料は撒いたんで植えることに集中。ただ、途中4条の内の1列だけ出が悪かったり、元営農の方は間隔が上手く調整できなかったり、挙句の果てはその元営農の方を石垣に激しくぶつけて壊してテンションガタ落ち。だったりして歯抜けだらけ。見栄えの悪いものになってしまった…。おそらく収穫量も少なくなる見込み。



6月23日の状態




やはり歯抜けが目立つ…

乾燥機整備・メンテナンス(再掲・追記有)

2020-11-07 09:00:58 | 百姓
10月3日

去年行った乾燥機のメンテナンス、復習を兼ねて今年も来年の為に早い内にやっておく。


①この部分(受け皿みたいなの)を外しておく。




②左右のこの扉を開けて、中の汚れをを風でとばす。(後の作業でエラー表示が出るため扉をは閉じる)


③フックを外し、つまみを回転させると乾燥機の下部がパカッと開き、残った籾が下に落ちる。

④ある程度で元に戻す。


⑤このレバーを下へ5、6回ガチャガチャと引く。


⑥10秒くらい張込

溜まっている籾が循環されまた下へ落ちるので、⑤、⑥を何度か繰り返し、③、④の作業で籾を落とす。

カラカラと言う音がなくなれば乾燥機の中の清掃は完了。
続いて。


⑦ここのカバーを取って中を風でとばす。


⑧ここ(水量計)もカバーを外し風でとばす。(特に繊細な部分なので不具合があればすぐにイセキへ)


➈ゴミの排出の袋の中もゴミが溜まるので、理想は取り外して風でとばす。(今回は通風で下から長い棒でポンポンと叩いて外へ排出させた)

➉完了

順番は多少違うかもしれないし、何か抜けてる作業があるかもしれないが一先ずはこんな感じで。
➈の作業で袋を取り外さない限りは、前の乾燥機の様に上に上ることはない。

⑥の作業後乾燥機の中を覗くと目で見ても明らかに籾が残っている。風でも飛ばない、箒も届かない、なので「こんなもんか」と諦めかけた矢先、たまたま「張込」ではなく、「排出」ボタンをおしたら、見事に全て下に落ちてキレイになった。
これ来年忘れないように!

籾摺機〜事前確認

2020-09-16 10:37:25 | 百姓
繰り返し言うが、我が家の家系は機械に弱い。記しておかないときっと忘れる。記しておいても忘れそう…。

籾摺機は前の機械が去年作業中に故障し急遽購入。今年が2回目の使用となる。いきなり詰まらせたり、ロールの調整がうまくいかなかったりとトラブルが続いたんでヰセキの担当者に来てもらいきちんと教えてもらう。


ヰセキの説明を書いてみた

↑の流れに沿っての作業。まずは籾を入れる前に事前確認作業を忘れずに!

①電源を入れる

②ランプが点いていることを確認


③『仕上米調整レバー』を『1』(少ない)に

仕上米調整レバー

④『タンクレバー』を『増』に

タンクレバー

⑤『吸引回転調整レバー』を『標準』に

吸引回転調整レバー

吸引回転調整レバーはダクトから外に籾殻を排出する風量を調整するレバー。通常は標準に設定しとけば良いが、今年はヰセキの指示でウンカが多かったことでプラス1程上げて設定。

⑥(左側面の)『ロール展開レバー』を2〜3回ガシャガシャと

ロール展開レバー

⑦運転ボタンを押す


ロールが自動調整を始める。次の⑧の工程まで待つ。他の作業は絶対にしないこと!

⑧循環ランプが点滅


画像では少し分かりにくいが、画像右上の循環/排出ランプが点滅しだすのを確認。点滅するまでは絶対に次の作業に移らない!

⑨レバーを右(循環)へ


しつこいようだが、前の作業で循環/排出が点滅するまではレバーは動かさない!

⑩揺動板が動く事を確認


以上。

必ず籾を入れる前にこの作業を行い確認。最初から籾は入れないこと。

もし、どこかの作業を誤ったりして、不具合が出た場合には1度電源のコンセント抜いてしまえば、それまでの作業かリセットされるので、あらためて①から作業をする。







コンバイン

2020-09-12 10:41:31 | 百姓
我が家の家系は機械にはめっぽう弱い。ましてやコンバインを使うのは2〜3日/365日だけなんでまず1年後には忘れてる…。



エンジンをかける時は副変速は『中立』、脱穀レバーは『切』にし、ニュートラル状態にしてから右足のクラッチを踏んでスタート。




田んぼに入ったらメーターが緑色の『作業』になるまでアクセルをふかす。
作業は基本的に反時計回り。一番最初は『刈取スライド』ボタンを右によせて、『リモコン分草杆』レバーを『開』(上へ)に。



さらに『副変速』レバーを『倒伏』に入れ、脱穀レバーを『刈取』に入れてゆっくりと2条程残して刈っていく。
角まできたら、急に回るのではなく、バックしては少しずつ前進して刈り、またバックしては前進でコンバインが90度回転できるまで何度か繰り返す。

これで1周。2周目からは『刈取スライド』ボタンを左にいっぱい、『リモコン分草杆』レバーを『閉』じて、『副変速』レバーを『標準』に入れ、2条ずつターターターター刈っていってもOK!ただし、下がジュルい時や水分が多い時はゆっくりと。



角は1周目と同じように急激に回らず何回かに分けて徐々に刈っていく。最初に残したキワの2条を刈る時は時計回りで同じように刈っていく。ただし、ここは『倒伏』でゆっくり崖にあたらないように丁寧に。




途中、何かで停車した際はこのレバーを2、3回シュパシュパとするのも忘れずに。
  ↓


と、色々覚えることはあるが、師匠曰く、『残さんように刈ればええんよ』

稲刈り

2020-09-06 18:38:14 | 百姓
9月4日・6日

ウンカ被害はみるみる内に範囲拡大。一週間前には1か所だったのがあちらこちらに。伯母は50年百姓をやっていてこんなのは初めてだと言う。我が家に限らず小さい集落の田全体に広がっている。





本家はまだ熟れてなかったんでウンカ用の薬を撒いた。これで少なくとも一週間は刈れない。この間に超大型台風もやってきそう。
我が家は逆にまだ青いところもあったが9割方熟れてたんで薬は撒かずに刈ってしまうことを選択。





4日には3反強を刈って、その収穫量は21俵と1反あたり約7俵と上々。ウンカ被害が出ている割には米の出来上がりも良かった。



続いて6日には残り2反弱で12俵弱と4日に比べると収穫量は少なかったものの出来栄えは良い。トータルでは33俵弱。



さっそく新米を食べてみたが色つや甘味も二重丸。おまけに伯母のお墨付き。



病気?それとも…

2020-08-30 14:37:36 | 百姓
全対的には色づきも良く、出来栄えも良さそう。明日から水を止めて来週には稲刈りになるかな〜。台風も近づいとるしちょっと気になるけど。



ただし。
ちょいと放ったらかしにしすぎたか、畦の草が伸びまくり。ひたすら草刈りするも日暮れと共に終了。





病気だろうか。一部赤くなっている。それは草がよく生えてたところで、日焼けしたんじゃないかという人もいるが、翌日、赤が黒っぽくなったとの報告有り。今年はここらあたりの他所の田もウンカが発生してやられているとか。
残念な事に我が家も御多分に漏れずこの正体は病気でもなく、日焼けでもなく、ウンカの仕業。

今更薬も撒けないので、広まる前にこの田だけでも早めに刈ることにする。
台風逸れてくれればいいが。



ちなみに写真とウンカは全く関係なし

予防作業〜2回目

2020-08-14 19:17:27 | 百姓
8月14日

やっと天気が安定しだした。先月30日に行った予防作業は直後のどしゃ降りで文字通り雨に流され、1日に弟が再度作業。そして、穂が出揃った今、3度目予防作業。しかし、1回目の作業は実質やってないも同じなんでカウントしない。今日が2回目の作業。





前回、今回の作業は30日に使用した農薬と違う農薬を使用。対象の殺菌効果が違うみたい。


ブラシンフロアブル(雨に流された時に使用したもの)


ブラシンバリタフロアブル(前回、今回使用したもの)


今のところ、稲の状態はすこぶる良い。



薬を撒いてから稲刈りまで20日くらいは空けないと、薬が残るんでよろしくない。稲刈りから逆算してみても今がギリギリ。
今後、稲刈りまでは特に作業はない。草を刈るのと、ヒエを引くくらい。






出穂〜開花

2020-08-10 22:37:28 | 百姓
8月9日



先日の予防作業は見事に雨に流れたが、2日後に弟が再び同じ作業をして持ち直し。
今年は天気があまりに悪いので予防作業は2回やるが本来は1度でOK。2度目は穂が出揃ってからなんでもう少し先。



現在9割方穂が出ている。少しだけど花も咲いている。水の当たり口は青が濃いがその他は概ね色が抜け良い感じに穂が出ている。ただ、一番陽射しが欲しいこの時期、曇りの日が続く。





2、3日経てばいつ予防作業をしても良い。天気次第たな!




予防(殺菌殺虫)

2020-07-31 00:01:14 | 百姓
7月30日

今年は梅雨が長く、天気も悪い。日照時間も少なく、その関係で稲に虫がたくさん発生。例年なら穂が出揃ってから行う予防は、これから穂が出始めようとしている今と、出揃ってからの二度同じ作業をせんにゃいけんみたい。

3年前、稲の発育具合が良くて、『農薬を撒かずに良い米が獲れるに越した事はないじゃないか』って事でこの作業を見送ったら、それはそれはカメムシは多いし、収穫量は少ない、おまけにあきらかに味が良くない米になってしまった…。
その失敗があったからこそこの作業の重要さが分かった。『無農薬』って聞こえはいいが、やはり美味しい米が食べたい!



去年、一昨年は一本で殺菌殺虫効果がある薬(ブラシンジョーカーフロアブル)を使ったが高価なんで、今年は3年前まで使っていたブラシンフロアブル(殺菌)とトレボン(殺虫)に戻した。
 

ブラシンジョーカーフロアブル(5000円オーバー)

作業は小1時間程度で終わったが、終了と同時にまさかの夕立。バケツをひっくり返したようなどしゃ降り&雷鳴。いろんな人の意見を聞いたが、総じて言うと、『効果はないだろう』、と。薬は全部流れたと…。

結局、検討した結果週末にもう一度同じ作業をすることにした。つまりトータルで3度やることになる…。
のはいいが、暑い中での作業は徒労に終わり、ただただショック!