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紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

ティーンズ・ファッション・ショッピング

2009-02-02 23:17:12 | お買いもの
 Kちゃんが来週スタートする沖縄研修旅行のためのお洋服を買いにいくため、スャ塔Tー付き(私の事)で京都へ。家を出たのが11時をまわってしまったので、ほぼお昼に到着。

 ホントは私は、ファッションに関しては趣味のうるさいKちゃんとのお買い物は、ちょっと気が重かったりしたのだけれど。「これはあともう一歩やし、やめとく」「これはいいけど、お値段がねえ・・・」と購入に至る道のりが険しいことを覚悟して行った。とりあえず、京都駅八条口方面の『アバンティ』をフィールドに決める。

 ところが、しょっぱなから速攻でお気に入り、かつ、お値段的にも妥当なショルダーバッグを発見し、速攻で購入。その後も、彼女の趣味にぴったりで、なおかつ定価で買っても「千円より」、というリーズナブルなショップを見つけ、そこで思う存分散財する。小気味いいくらい、財布がどんどん軽くなり、荷物がぐんぐん増えてゆく。まるで借金して汽車旅で散財する内田百けん先生のように爽快である。爽快ついでに自分の足りない洋服なども、ティーンのショップで買ったりする。もちろんKちゃんと兼用できるようフリーサイズをチョイス。

 満面笑顔のKちゃんは、自然と口も舌も滑らかになり、いまどきの特定地域の女子中学生たちの私服傾向を、目前のティーンズ・ブランド・ショップを引き合いに出して、わかりやすく説明してくれ、大変勉強になった。Kちゃんの友好関係は幅広いので、サンプルに事欠かないようなのだ。

 Aというショップは、まるで夢の世界が繰り広げられていた。シフォンやオーガンジーのワンピースやブラウスで、基調はバラ色にシックな色合いがなじむ洋服群。リッチなお家のお嬢様タイプの、いわゆる少女らしい好みの友達は、ここのお洋服を購入する。夢いっぱいのふわふわ、ひらひら、ほんわりの世界。まるでおとぎの世界に迷い込んだよう。
 
 そして少しやんちゃで、はつらつと明るいャbプな少女たちが好むBというお店は、確かにボーイッシュテイストながら、ャbプで上品なかわいらしさがある。

 一方、Aショップをひいきにする少女たちと同じように、お金持ちのお嬢様であっても、Cというお店を行きつけにする子は、大人っぽくてシック。ここのは、かなり高いよ~、とのこと。

 よかった。

 Kちゃんが、一着千円のシャツやトレーナーに目をハートにしてくれる子で。3千円以上を高額商品と思ってくれる子で。でもちゃんと、自分なりの好みや主張や趣味を持っている子で。
 彼女が熱愛するショップも教えてもらい覗いたが、値段もほどほどで(でも彼女にしてみれば、ちょっと手が出ない)、どれもこれも趣味がいい。彼女が、念願のお店で、お年玉でやっと買った長袖Tや薄手のパーカーは、意外なところが凝っていたりして、「へええ~・・・江戸時代の贅沢禁制時のおしゃれみたい」とちょっと思った。縫い目の糸がレインボーカラーだったりしたのだ。

 女同士なので、ショッピングに時を忘れて、一通り購入を終えたときには、はや午後3時。お昼ご飯を食べるのも忘れ、お買い物に没頭していたのだ(笑)

 (以降は、明日に続く)

 一方、お兄ちゃんこと、Tくんは、次のノーベル平和賞候補か?と噂されているらしい、ノルウェーの現実的な平和学者、ヨハン・ガルトゥング氏http://mainichi.jp/select/wadai/heiwa/talk/news/20071126ddf012070019000c.htmlの講演会を聴きに、立命館大学を訪れたのだった。私はうかつにして知らなかったのだが、彼は氏の大ファンだったのである。いつのまにか、貴重な体験をしてるのだ。


ひとくちの甘能

2009-01-13 23:59:05 | お買いもの
 今日はいつものように朝家事(主に洗濯、少し聡怐A朝ご飯の用意、朝ご飯の片づけなど)の後、整骨院に行きカラダのメンテをして、スーパーにて食品の購入をする。これで半日終了。

 お昼ご飯の後、お昼寝で今夜の睡眠を前唐オし、洗濯物を取り入れたり、薪ストーブに火を入れたり、晩ご飯の用意をしたり。
 
 晩ご飯の後は、子ども達をそれぞれ迎えに行ったり、後片付けと明日の準備などの家事。以上で一日がフィニッシュ。

 そんな風に、なんの面白みもないかのような一日なのだが、実はスーパーの隣には、『シャトレーゼ』があり、ここで単品洋菓子を若干購入する、という快挙があったのである。ささやかな幸せ♪ いや、私にとっては「ささやか」ではなく「清水舞台」なんだけれど(大袈裟)。
 ダックワーズ、レーズンサンド、バナナチョコクレープ、エクレア、カスタードパイ。財布にあった有金をはたいて購入。カタカナ洋菓子の名前に、思わずうっとり。600円程度で、マリー・アントワネットのように贅を尽くした気分。

 図書館で見つけた酒井順子さんの甘味エッセイ『ひとくちの甘能』というタイトルは、今日の私の気分にぴったりだ。しかも子ども達にナイショで、こっそり台所で食べる後ろ暗い気持ちが、美味しさに拍車をかける(笑)

 あ、上記のお菓子は独り占めした訳でなく、子ども達と折半ですので~。

育毛の細道

2008-12-23 13:46:36 | お買いもの
 昨日に引き続き、年賀状のネタの資料探しのため、ネット検索。今度は毛髪関係のサイト探し。いわゆる「育毛」「発毛」についてである。

 薄々は感じていたのだ。きっと奥の深い世界だろうと。もしかすると法に抵触も辞さないくらい熱意溢れる方も多かろうと。(たとえば東海林さだお、とか。彼のモテる容姿の維持への固執は、食べ物への固執にひけをとらないものがある。でも「法に抵触」はされていません)

 で、サイト名も「毛チャンネル」「育毛剤の比較ランキング」とか、一発で内容が判明する親切なものが多く、あっさりと毛髪に悩める人々を、更なる深みへと案内してくださるのだ。

 案内? そうだ、発毛、育毛への道は、一筋縄ではない。たくさんの寄り道、道草、回り道をしなければ、目的地にたどりつけない奥の細道なのである。いや、たどり着ける方は幸運といっていいだろう。道に迷ったまま、行き唐黷トしまう方も多数いらっしゃるような気もする。

 だいたい育毛剤の主成分も、バラエティに溢れているのだ。
 たとえば、最近テレビショッピングで人気なのが、青みかんが主成分の「柑気楼」というものらしい。パッケージも清涼飲料水のようにさわやかである。ほかにも、ザクロ、ホウセンカ、ニンニク、卵の薄皮、その他カタカナの素人には意味不明の薬品名などもある。科学的根拠を「毛母細胞の活性化」においた商品などもある。こうなってくると、残念ながら私にはもう、何が何だかである。

 だがベスト・サプライズは、なんといってもトリカブト! 猛毒で知られる植物、トリカブトからの抽出成分で作った育毛剤があったのだ! 「世界初!トリカブトの育毛剤」というのが売りのコピーなのだが、「世界初?! ・・・そりゃそうでしょうよ」という感じで、あまり「売り」にはならないと思う。

 あ、それから人気商品として、「M-1」という商品をみつけたぞ。

 というように、みちのく以上に奥深い「育毛の細道」。ことによれば青木ヶ原にも匹敵する危険な場所なのかもしれない。これらの毒気にあてられて、この部分の年賀状のネタとしては、かなりあっさりめに落ち着きました。

 とにかくも、本日やっと年賀状「原稿」の完成を見る。とりあえずは、まずまずの出来かな。印刷、宛名があるから、みちのりは遠い。明日はクリスマス・イブなのに、いまだ年賀状の細道に行き惑っている。 

たぬきと呼ばれて

2008-12-19 17:23:06 | お買いもの
 やっと「家」のお歳暮配り、送りの全てが終了した。届け先の中には、むろん実家もあるので、たまには、ばたばた、いそいそせずに座り込んで世間話くらいはしてみた。今年の後半は、あんまり忙しかったので、立ち寄る暇もなかったけれど、嬉しそうにむかえてくれる両親を見ると、来年はもう少し足を運ばなければ、と思う。

 あと一軒を訪ねた後、そのままスーパーに行き食材を購入。昨日からH氏のバースデー・ウイークを勝手にスタートさせた。当日盛大にお祝いできなかったので、晩ご飯に1点豪華なものを買うというココロミである。

 ちなみに昨日は帰り道の商店街の酒屋さんで、酒屋さんおすすめ(こちらの条件を考慮した上で)の日本酒を購入した。これはなかなか好評であり、うれしい。おまけに商店街にも貢献出来てうれしい。個人商店で物を買うのは、なかなか楽しいものなのである。

 今日の一点豪華は、寒くなると登場される「なまこ」様である。海水を入れたビニールの袋に詰められた「なまこ」様は高級なので、いつもは魚売り場のおっちゃんに「すみません、半分に分けてください」と頼み込んで4匹を2匹にしてもらうのだが、今日は太っ腹に4匹まとめて面唐ンようと思う。

 ほかにもめったにお目にかかれない水魚(金沢では「ぎんぎんぼう」という)や鱧(ハモ)なども格安であり、大喜びである。これぞ大漁。派手な幡でもたてて帰りたいくらいだ。水魚はお澄ましにでき、ハモは天ぷらにする。

 うれしくなって、帰り道に地元の和菓子屋さん「河瀬屋」に立ち寄る。久しぶりだ。ういろや三色ダンゴ、田舎饅頭や「もなか」がガラスケースに並んでいる小さな家族経営のお店だ。高級な生菓子などはない。

 でも製造直売なので、お餅の部分がお年寄りにも安心なくらい柔らかい。ういろなどは黒糖ゼリーのようにぷにゅぷにゅと柔らかく美味しい。

 代金を払っておつりを待っている時、ふと壁に飾られた色紙に目がいく。一枚は「七転八起」と書いたダルマの絵がついたもの。これはよくあるやつ。しかし、その隣のは!!

 茶色になんとなく黒い縞模様が少し入っている猫の後ろ姿の絵が書かれている。油性マジックで線を書いてから、ちゃちゃっと絵の具を塗ったような、一目で素人色紙だと判る稚拙な絵である。素人でもどちらかと言うと、けっしてうまくはない部類だ。

 しかし、そこに油性マジックで大書された言葉に、私は心で爆笑した。

「たぬきといわれて、はや3年」 

 たぬき色の猫の後ろ姿が、なんと心に染み渡ることよ! 

 あんまり気に入ったので、おつりを渡してくれたおばさんに「これ、描かはったんですか?」と思わず訪ねた。「いえ・・・これは・・・買うて来たもんですわ」

 そうなのだ、色紙に300円の値札シールが今だに貼ってある。実は私はこの店のサイド・ビジネスで色紙も売っているのかと、一瞬疑って訊いてみたのである。300円なら買ってもいいかと(笑)

「ええっ! どこで買わはったんですか」と、つい食い下がってしまった。あわよくば買いに行こうかと、思わなかったわけではない(笑)

 ちょっと訊いて来ます、と親切なおばさんが奥に行って、すぐそこの部屋のご亭主に「ほら、あの『たぬきといわれて』っていう色紙、どこで買うて来たっけ?」と訊ねてくださった。

 するとみずからお店に出て来てくださって
「これは、マキノで買うた。ほら、あの、駅とかいう・・・」
「あっ、道の駅ですか?」
「おお、そうそう、マキノの道の駅や。3枚ほど買うたな」
うーん、3枚買っても千円札出して100円おつりがくるもんな~、と妙に感心する。テレビショッピングのようだ。もう一枚買ったら、なんとたったの1000円!というのもありうるかもしれない。

 「たぬきといわれて、はや3年」。
色紙にこの言葉を書いて、H氏の似顔絵などを添えてみたい誘惑に駆られた。

 ☆地域情報‥和菓子屋『河瀬屋』は中主小学校からメインストリートに向かう交差点の角のパーマ屋さんの隣にあります。