ボヌール猫日記

太陽の子たち、愛猫バンとソレイユとのあれこれ。
居酒屋を一緒に営んでる主人とのあれこれ。

母との亀裂

2020-11-03 09:08:33 | 日記

この季節がやってきました💖



お猫様が暖を求めて、まったりストーブの前でお眠りあそばす季節が、、、💖





かわゆい💖💖

癒やされる💖💖



さて、本日はお猫様の様子とは違う癒やされない家族話です。

ちょっといつもより長文です💦

先日、実家に一日帰ってきました。

母や兄に会いたいのはもちろん、
今年のはじめ、子宮がんになってしまった姉に一目会いたかったから、、、

今は自宅療養中なので、玄関先でほんの数分、会話少なめで姉に会った。

私がコロナに感染していないとはいいきれないので、細心の注意をはらった。


抗がん剤治療のため、髪の毛眉毛がなくなってしまってた姉。

でも、笑顔がいつもの姉だった。

大丈夫、姉ちゃんは絶対大丈夫!

そんな思いを強くして、姉とは別れた。


そして、実家へ、、

もう80代後半の母、、

とくに体が悪いところはないようだけど、常にここが痛い、苦しい、と同居の兄にぼやいているらしい。

仕方ない、、
どこかしら体が不調なのは、私にも理解できるし、私の不調などと比べものにならないくらいであろうことも、、

しかし、、

介護してる兄の方が、もう耐えられないと不満をもらすようになった。

我慢強く、言葉少ない兄が私に語気を荒げて話すことなど今までなかった。

兄が耐えられない母の言葉。

「早く死にたい」

この言葉、、
年をとったら、つい言ってしまうのかもしれない。

私も時々、長生きなんかしたくない、とか口走る。

母もきっと心からそう思ってるわけではなく、もう口癖になってるようだ。

私が家にいた数時間で、何度この言葉を発したか、、、

そして、
他人と比べて、自分を嘆く。
Aさんは90才なのに、私より元気だ。
Bさんは私より年金も多くて幸せそうだ。

昔の自分とも比べて嘆く。

昔は私は綺麗好きで毎日そうじしてた、今はできない。
料理もいつも作っていた、こんな美味しくない惣菜など食べたこともない、と兄が買ってきた惣菜に文句をつける。

数時間しかいない私は、ウンウンと母のことを聞いてあげるだけに徹しようと決めていた。

しかし、、、

ブチッときれてしまった。

母の、、

「私は幸せじゃない、、」という言葉に、、

一生懸命介護してる兄の前で、、
ほんのわずかな時間しかいない娘の前で、、、

もう私の感情が暴走してしまう。
長年抑えていたドロリとした感情が吹き上がる。


母はとある宗教をずっとやっている。
この宗教でしか幸せになれない、と子供たちにも強要していた。
幼い頃は母の言うとおりに、祈りやら集会やら、素直に従っていたけど、、、

大人になるにつれ、私たちは唯一無二の教え、というこの宗教じたいに大いに疑問を感じ、離れていった。

母はこの宗教を信じない私たちが、いつか不幸になる、と本人はまったく気づかないであろう脅しを繰り返した。

だんだんと私たちはうまく母をかわす術を身に着けたので、大きな問題はおこらなかったけど、、

母の、家族より信仰が大事という生き方に、父をはじめ家族が苦しんだのは間違いなかった。


そんな思いがあふれ出し
私は母に叫んだ。

「母さん!なんのための信仰だったの!この宗教をやれば必ず幸せになれる!て私たちに言ったよね。
今、母さん、幸せじゃない、ていったよね。
私や兄ちゃんがこんなに母さんを心配しても、お父さんが残してくれたお金や年金があっても、
そして毎日毎日祈ってても、幸せじゃないんだよね。
だったら、母さんのやってきた宗教なんて、嘘っぱちじゃない!」


あーー、言ってしまった。

こんな年老いた母を追い詰めるようなことを、、、


母はポロポロ泣き始めた。

「死にたい、くらい言わせてくれよ。言わなかったらストレスたまって死にそうなんだよ」

なんだよ、やっぱ死にたくないんかい!と心の中で突っ込みながら、、


「わかる、わかるよ母さん。
でも、母さんの言葉を聞いて、兄ちゃんも凄いストレスなんだよ
頼むから、少しはその言葉、言わないように頑張ってみて」


「、、、わかったよ、、」

ものすごい不満そうに母は呟いた。


駅まで兄に送ってもらうため車に乗ろうとすると、は母は、、

「密になるから、アンタは後ろの席に乗りなさい」


コロナに関しては、実にしっかりしている(苦笑)


母に声を荒げた直後は、
もう母には会わないようにしよう、と誓いながら
新幹線の中では、もう母が心配になる。


家族って、、、、

めんどくさいな、、

でも、このめんどくささは、きっと手放すことはないんだろうな、、

あ〜、めんどくさい(笑)







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4 コメント

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Unknown ()
2020-11-03 18:11:29
ポンままさんへ

そうでしたか、、ままのお母さんも、、、
私たちの親世代は戦後間もなくで、価値観も揺らいでいて、宗教にのめり込む人が多かったのかもしれませんね。

私の母も弱い人で、ただただ幸せになりたかっただけなんだと思います。

でも、幸せって、これ一つ!てわけないですよね。
いろんな価値観のある現代でさえ、ヘンテコな宗教にハマる人はあとをたたないのですから、これはもう人間の性なのかもしれません。

兄に、「勝手に母に意見してごめんね」と言ったら
「俺はお前みたいにちゃんと言えないから、言ってくれてありがとな」と言われて、ホッとしました。

余計なことを言ってしまった、と後悔してたので、、、

施設のことも、少し話し合いました。
これから、具体的に検討しようと思います。

コメント下さって、ありがとうございました!
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Unknown ()
2020-11-03 18:00:49
nekopanchinekokikkuさんへ

そうなんですよね、
ただ言いたいだけで、本人は深く思ってるわけではないようで、、、

ウンウンと聞き流す術を身につけねばなりませんね(^.^;

体はたしかにつらいのだろうとは思うんですが、、、

兄もなるべく口論にならないよう、部屋で一緒にはいないようにしてるみたいです。
普段はかなり聞き流してるらしいんですが、
時々たまらなくなると言ってました。

こうやって自分を一人にする兄に、これまた不満をもって、余計にマイナスな言葉を言って注意をひこうともしてるようですが、、、

見栄っ張りなところがあるので、施設で交流のある人には強気な発言してるみたいです。

こちらが達観して、大人な対応するしかないですよね。

コメント下さって、ありがとうございましたm(__)m
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Unknown (ポンまま)
2020-11-03 17:28:37
楓さん、切ない思いをされましたね。
記事を読んでいて、デジャヴのように感じました。
同じだったんです、私の家も。
母が熱心に、身も心ものめり込んでいった
新興宗教。私たち家族にとって
それは苦く悲しい思い出しかありません。
ですが結局、私が大人になって出した結論は
何かに縋らなければ、生きていけないほどに
母は弱い人だったんだろう・・・ということ。
でもお兄様にとっては、今正に起きている
現実なんですもんね。
楓さんがお母様に放った一言は、
お兄様にとって、とても嬉しい言葉だったのでは
ないかと、私は思いますよ。
世話をしている人の苦労を、分からないなりにも
懸命に分かろうとして、そして庇ってくれる
妹さんの優しさを、お兄様は温かい気持ちで
受け止められたのではないでしょうか。
今後は、お兄様の人生を狂わせないためにも
施設に入って貰うことを検討されるのも
ひとつの方法かと思います。
私は母が施設に入ったことで、
沢山のストレスから、完全に解放されました。
それぞれのご家庭でご事情もあるかとは思いますが
一度お兄様とお話される機会を持たれたらいいなぁと
私は感じました。なんかすみません。
事情もよく分からないのに。
私なんて、もっともっと酷いことを
母にぶつけまくった鬼娘でした(ToT)
出来るだけ面倒臭くない関係を
作っていくことをお考えくださいねm(_ _)m
長文コメントでごめんなさい。
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笑いましょう! (nekopannchinekokikku)
2020-11-03 12:43:46
私も一時期は色々ありましたが今は聞きたくない言葉の時は
聞こえないというか言葉がただの音にしか聞こえない技を身につけました♪
ただしゃべるだけで良いみたいなので適当に返事をしていれば👌のようですよ
お兄さんにもその技を身につけることをお勧めします♪
近くに愚痴友が居れば違うんでしょうけど…
送迎付きの施設みたいな所があれば週に何度か通うと言うのもありですよ
そこで友達ができればお母様の愚痴も減るかもしれません(^^)v

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