恒動整体

患部に直接触れず「神経と血管を伝わり」痛みを消去する。
この手技を私たちは神経血管反射(区)療法と名付けました

身体のねじれと冷えは、精神を病む。

2019-02-04 07:44:47 | 健康管理

「先生私に何か憑いてますか」第一声がこれでした。

この方は、普段から霊感が強く、悪い霊が寄って来易いようなことをおっしゃいます。霊感が強いと言うことが、自分はほかの方とは違うのよ〜みたいな感じで思ってらっしゃる方だなぁと私は感じました。

旦那様は県庁のエリートで51歳。俺がお前らを食わせてやっているんだ文句あるか見たいな感じでかつて一度キレタ時は、もの凄い形相でどても怖くて旦那様に逆らうことは出来ないとおっしゃっていました。

旦那様が帰宅しても何も会話が無く、二人いる息子のうち長男さんは東京の大学にいって別居、次男さんは同居しているのですが、両親のその様な態度を見るのが嫌らしく、食事が済むと2階の自分の部屋に行ってしまうそうです。

今回は、ご長男のマンションに泊まりで来て、旧友が当店のお客様なので、体調も優れないため恒動整体を受けに来られたということです。

では、恒動整体をはじめます。

霊感が強い方にはまず行っていることは、うつ伏せの状態で胸椎7~10番の凝りや不均等を強制的に解します。霊気は特に7,8番から入るからです。
この方の場合も胸椎の凝りが強く、上部僧帽筋の張りもありました。ホットパックで暖めながら、手指の反射区に軽く刺激を与え、その後直接の箇所を緩んでいるか確認しました。自称霊感が強い方は9割は僧帽筋と胸椎の凝りからきています。

世の中は陰陽に分けられます。勿論、男女も陰陽に分けられます。男が陽で女が陰です。カッカと燃えて外に向かう男性に対し、家の中に居て静かにしている女性。それが更年期ともなると逆転し、男性が陰。女性が陽となります。若い頃のように外交的でなくなり、体温も低くなる男性に対し、更年期の特有の症状である「のぼせ」がある女性。陰陽のバランスは面白いものです。

さて、この方は、40代中ごろ更年期にはなっていないようですが、勿論、更年期障害予備軍に属しています。

うつ伏せでいつものように検査をします。

体全身が冷えています。色は白と黄色。肺経と脾経に異常が有るようです。肺経は体表を守るバリアーが衰えていて、外的の進入を容易に許してしまう傾向があり、脾経は消化器ですので、免疫機構が上手く働かないのではないかと考えます。

仰向け状態の検査では、肺経と肝、胆、すいの流れと、腹壁が硬いのが印象に残っています。

首筋は、硬くめまい、ふらつきが起きているのではないかと思いました。

検査は、それくらいにして、

「整体をはじめますよ〜」  「お願いしま〜す」との事でした。

仰向け状態で、両手のひらに、5つの経絡を整える反応点を調整し、3分間整うまで身体をなるべく動かさないようにして頂きました。

先程の仰向け状態で、肺経と肝、胆、すいの流れと、腹壁が硬い箇所をもう一度押圧してみると

「ぜんぜん痛くありませ〜ん 暖かいです」とのこと。よかったです。

体調の方はこれでほぼ完了ですが、気持ちの持ち方を少し変えてもらわないといけません。

私もたいした事はいえませんが、時間の許す限りですが、私達夫婦の話や子供の達の話ををさせていただきました。

本当にたいした内容ではなかったのですが、

九州に帰り旦那さんが今までやったことの無いゴミ出しや食事の準備をすすんでやってくれるようになったとのお電話を頂きました。

お体の捩れや冷えが取れると考え方も変化し、周りの方の影響も良い方向に行くんだなぁ〜と思いました。

 

私は、4,5年前から恒動整体の〆として「鎖骨の水平、百会から会陰の垂直、腰の水平」と声を出しながらお客様の右から左、上から下に手を動かして空中を切ります。すると瞬時に身体を揺らしても動かなくどっしりします。これを私は「自律神経が整い、こういう方が居るだけで、周りの方も元気になりますよ。」と良く言います。

コメント
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