日々の日本舞踊

私のノート、公開します。あなたの日本文化mini知識Noteとして。

渋谷ー伝承ホールでの日韓交流公演ー感想

2016-02-04 23:58:35 | 坂東流 日本舞踊
●扇菊さんの作品はやはり素敵です!
踊りなんですけど、演劇で。物語を想像するとどきどきしちゃう。
卒塔婆小町かなぁって思いながら見てました。
そして日本舞踊の所作は隅々まで神経が行き届いて美しいなと改めて思いました。
良い時間をありがとうございました!!!
 
●扇菊さんの作品「飛翔」は、鳥の羽先の震えるような繊細な感覚と、人と交わりながらも交わりきれない儚さに包まれた前半と、老いの哀しみと凄まじい情念に引き込まれた後半…官能的で、単に綺麗なだけではない動きから生まれる美しさに、日本舞踊の面白さ、奥深さを改めて感じました。
日韓の豊かな文化を感じられる公演で、とても興味深かったです。

いつもとは、また違った表現法での舞台、妖艶で、意味深で、力強く…、言葉がないのに、次はどうなる?と思わせる展開、
言葉では言い表せないですが、 目を離すことなく見入ってました。
基礎、揺るがない軸があるから、魅力的なのですね。
最後に、皆さんで手を取り合った時、文化が国を繋ぐ瞬間を見た気がしました。
込み上げるものがありました。

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日韓の政治的な摩擦は、嘘のようです。
楽屋でも、皆一つの部屋で、化粧前を並べて、いつものことのように、おしゃべりしたりしていました。
国際交流なんて、おおげさなことではなく、
相手の素晴らしいところを認め合うところから始まるのですね。
 
コメント
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