こんにちは。
今日こそ雨が降ってくれないかと待ちに待っている今日この頃です。
部屋は現在31度!
今年の5月から着物の着付けを再び自分で練習し、6月から本格的に着物を着て出かけるようになりました。
初めはとにかく着て出かける事だけに意識を向けていましたが、段々着ていると「ある事」に気が付いたのです。
そのある事でもしかしたら昔の人たちはこういう思いで着物を作り、着たのではないかと感じるようになりました。
これは私の感覚ですが、着物を着ているとブレません。
私は実は人込みや人が多い所がとても苦手で人の視線も結構気になる方です。
時々、相手が何を考えているのか瞬間的に察する時があり、昔からそれが苦痛な時もありました。
着物を着ていると、胸の下の部分から腰の上にかけて帯をします。
その帯があるので前かがみになると息苦しくなり必然的に背筋が伸びます。
背筋を伸ばす事で呼吸がとても楽になります。
歩いているとお腹から腰、足にかけてしっかり地に着いた感覚になり、ふらふらっとなりません。
身体がそのようにしっかりしていると気持ちもブレない事に気が付きました。
最近では着物を着ている人を滅多に見なくなりました。
だからこそ逆に目立つような気もするのですが、目立とうが、目立ちまいが誰が見ようが、何を思われようが全く気にしない自分がいます。
(洋服は結構目立つ服を着ていますが。)
身体ごとしっかりと着物が支えてくれているようなそんな安心感があるのです。
私は着物を着ていてそのように感じました。
日本人はもっと日本の文化に目を向けるべきだと思います。
私も昔はイギリス一色の人生でしたが、それはそれで置いといて、いつまでも自虐史観でいる事はこれからの日本を支える私たちにとってとても不利な事です。
日本も日本人も丸ごと好きになって初めて本当の「力」が出てくるのだと思います。
その一つが着物だと思います。
私が着物を着る意義は「ブレない自分を感じられる。」です。