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読書感想「貧乏お嬢様、メイドになる」

2014年11月09日 | 読書感想


英国王妃の事件ファイル1「貧乏お嬢様、メイドになる」
               2「貧乏お嬢様、古書店へ行く」
               3「貧乏お嬢様、空を舞う」
 リース・ボウエン著/コージーブックス、原書房

 1930年代のロンドン、王位継承者なのに実家の公爵家が貧乏なので自活するため奮闘する公爵令嬢ジョージーのメイド兼スパイ物語(笑) アガサ賞受賞のミステリーシリーズ。

 1ではたまたま事件に出くわし解決、王妃様から『この娘は使える』チェック入りました。2ではバイエルン王女の接待役で試され、3では正式にスパイ活動の以来が内務省のお偉いさんから入りました。
 こう書くとハードボイルドっぽく思えますが、重苦しいものではありません。活劇もありますがロマンスもありで、読みやすい。歴史上の人物と架空のキャラクターが入り乱れ物語が進みます。
 ①~③通じて皇太子をいかにして米国婦人と別れさせ次期国王にふさわしい女性とくっつけるか苦心する王妃が涙ぐましい。ジョージーの母方の祖父がいい味出してます。英国料理やスコットランドの伝統・文化も楽しめます。次回作が待ち遠しい。

 コージーブックスを読むのは初めてでしたが、おもしろかったです。
他のシリーズも読もうかと。


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