貴重なお話

(Sun)
昨年末のグループ展にて出品していた「日の出」。
メンバーの内、5人の方々に日の出と共に画面上がキラキラしていて綺麗って言って頂けて
とてもありがたく嬉しかったです
保護用ニスを塗布しているためなんですけれどSさんにニスの種類を聞かれました。
そこで新年会の時、ニス瓶を持っていってSさんに見てもらうと分りやすいナって思ってて。

ニスからテレピンのお話になってSさんは現在、大瓶サイズのテレピンがほしいのだけれど
画材屋さんに行くことがあったならお願いしたい、と頼まれて。
お話を聞くとSさんはご高齢に近づき遠出の買い物が大変になってきたご様子。



一ヶ月後のサークルの日より、もっと早く届けてあげたいなって思って
画材を買ってSさんのお家を地図を見ながら届けに行きました
とても喜んでくださってよかったなって思いました
奥様とSさんお二人で「家に上がってってください」と。
『えぇー!!』
お邪魔するなんて申し訳ない～って気が引けてしまったのだけれど…。
何度もおっしゃってくださるので…お言葉に甘えることに
応接室でSさんと奥様と談話をさせて頂きました
気付くとなんと2時間も

Sさんはメンバーの中でも最年長のご高齢とは聞いていたのですけれど
お歳を聞かされて驚きでした!!
20歳はお若く見えるんじゃないでしょうか!?

娘さんやお孫さんのアルバムを見せて頂きました
そしてSさんのお父様の貴重なお写真も。
お父様が早稲田大学在学中のお写真で、大隈重信氏と一緒に写ってました。
白黒の写真でとても時代を感じさせられたのですけれど
全員、ご立派なオーラが漂ってました

勉学、仕事、絵のお話、戦争、人間関係、家族のお話と
とても貴重なお話を聞くことができました。

若い頃を振り返って
「もう少し発展的な考え方を持ちたかった。」と話された言葉が
印象的でした。

奥様のお話はとてもユーモアがありました
奥様が「この人によく叱られるのですよ」と言えば
Sさんは「僕は奥さんにこんなことを言われたことがある」と言っていて
私は笑ってしまいました
微笑ましいご夫妻でとても温かなお二人。
お話を聞くとこれまでの歩みは手を取り合って本当にステキなご夫婦だと
感じさせられました

このような年代の方のお話は滅多に聞くことはできないので
とても貴重な体験だったと感じました
奥様がまた遊びにきてねって言ってくださって
帰りにお手土産まで頂いてしまって…恐縮でしたヨン！