NPO法人アザレア・バレーボール、活動ブログ

埼玉県のNPO法人アザレア・バレーボールの活動をご紹介します。

国体・埼玉県予選会まで、いよいよカウントダウン!

2011-06-22 16:48:37 | 練習風景
6月26日に開催される、国体の埼玉県予選会。
20日に、試合組み合わせが発表されました。
詳しくは、公式ホームページのGoogleカレンダーをご覧下さい。

取材に行った日は、大東文化大学の学生チームとの練習試合。
選手たちの表情にも、気合いが感じられます!

※監督たちを囲む選手の様子

試合には、新たなメンバーも参加するため
選手たちは、まだそれぞれが遠慮しているところもありました。
そんな心理を見事に読み当てるのが、キャプテンの南さん!
点が取られるたびにいつにも増して厳しい一言。
「お前たち、学生じゃないんだぞ!
もっとお互いに声かけろよ!」

今、選手たちに何が足りないのか?
そこを常に見ているのがよくわかります。
監督の工藤さんも、この日は険しい表情のように見えました。

国体予選まで、あと僅か。
「アザレア盛り上げ隊」女子部も、当日は応援がんばります!

NPO法人アザレア・バレーボール振興会 公式ホームページ

6月8日、読売新聞埼玉県版に掲載されました

2011-06-15 14:21:17 | マスコミ掲載
6月8日(水)読売新聞・埼玉県版に
アザレアの活動が写真入りで紹介されました!



Vリーグ参入を目指すバレーボールチームとして、
選手たちはそれぞれ仕事を抱えながら、日々練習に励んでいる様子。
また、実業団チームのように企業からの支援で成り立つ活動ではなく
あくまでもNPO法人として!
埼玉県という地域に根差した活動を行いながら、
さまざまな企業に出資を呼び掛けている事実等とあわせて
この記事には書かれています。
主将の南さんのコメント、この記事の中でもやっぱり熱いです~!!
掲載された記事への問い合わせは、「アザレア・バレーボール振興会」事務局までどうぞ。
(TEL049-222-9014)

この記事を書いた、読売新聞担当記者も
「埼玉県で、何か面白い活動をしている団体がないかと。
いろいろ探していたら、アザレアになったんですよ」とのこと。
埼玉県庁でも、注目されているバレーボールチームになってきたんですね~。

6月26日に開催される国体予選まで、あと10日。
これまで以上に真剣な表情で練習に取り組む選手たちの様子を、
次回ブログでお伝えします。





「人生のデザイナー~新たな挑戦に向けて~」(三屋裕子さん講演会)その2

2011-06-02 10:49:56 | 講演会活動


◆バレーボール上達の秘訣は、『家のお手伝い』にある
「バレーボールがうまくなりたいと思ったら、人への思いやりがないとダメなんだぞ」
ということも、その先生が教えてくれました。

「バレーボールは、人からボールをもらわないとできないスポーツだよな。
そうすると、みんなこう言うんだ。『ここに、打ちやすいボールをちょうだいね』と。
でもそれは、間違い。人にだけ物事を要求する人間が集まったチームは、どうなる?
誰も何もしてもらえないよな」。

確かに、そうなんです。
自分がどんなボールを出せば、相手が喜んでくれるのか。
自分がどういうボールを出せば、相手の持つ能力を最大限引き出す事ができるのか。
「ここにボールを持ってきて」と言っている間は、二流。
相手がどんなボールを欲しいと思ってそれに応えられるようになって、一流。
さらに、人の能力を引き出してあげられるようになると、超一流の選手です。

だから、この会場にもいる健全なる青少年諸君!
バレーボールが上手くなりたいと思うなら、家のお手伝いをしっかりしなさいよ。
お父さんやお母さんが、どんなことをしたら、喜んでくれるのか。
お母さんが食器を洗っているなら、一緒に食器を洗ってもいい。
お皿を拭くのを手伝うのもいい。
自分がしてもらいたいと思う行動を、まず人にしてあげる。
そんな思いやりの心を持つ事で、バレーボールはもっとうまくなります。


◆自分のまわりにある可能性を開けて、素晴らしい人生をデザインしよう
現役を辞めてから、私もバレーボールを通じてさまざまな出合いがありました。
大正生まれの高齢者ばかりのバレーボールチームとの出合いも、そうでした。
最年少の人が65歳、まだ現役っていう人が80歳を超えていたんです。
しかも試合を見せていただいたら、大正生まれの6人制バレー!驚きました。

私はその時、アスリートを辞めたばかり。
バレーボールは歯を食いしばってやるスポーツで、笑いながらやるなんてとんでもない!
でも、おばあちゃんたちの和やかなバレーボールを見てから、私も変わりました。
「ナイスプレー!」「ナイスファイト!」
どんなに小さな事でも、お互いに頑張った事を認めて褒めているんです。
それは「高齢のおばあちゃんだから、もう何もしなくていいのよ」では、ありません。
できる人とできない人との違いは、やり続けるかどうか。ただ、それだけです。
結果はいいじゃないですか。
まずチャレンジする、そういう姿勢を持ってみましょう。
自分のまわりにある可能性の扉を、まず開けてみましょう。
そこから、また新しいものが必ず見えてきます。

私たちは、1回しか生きられません。
1回しか生きられないなら、いろんな楽しい事をしませんか?
「ああ、楽しかった」と思って、ゴールを切れるように。
お互い、素晴らしい人生のデザイナーを目指して、一緒にがんばっていきましょう!

===

講演後は、会場内からの質問にも気軽に答える三屋さん。
「動きながら自分も身体を動かす『運動の組み合わせ』は、老化防止にもなりますよ」とのこと。
ボールと向き合いながら、自分の身体を動かすバレーボールは、
まさに『運動の組み合わせ』のスポーツです。
これも、バレーボールが幅広い年齢の人たちから愛される
スポーツである所以なのかもしれませんね。

三屋さん、素晴らしいお話をありがとうございました。

「人生のデザイナー~新たな挑戦に向けて~」(三屋裕子さん講演会)その1

2011-06-02 10:41:37 | 講演会活動
アザレアでは、バレーボールを通じた地域貢献も行なっています。
スポーツ選手を招き開催する講演会への協賛も、
こうした活動の一つです。
5月28日(土)に開催された、川越市女性スポーツ団体連絡協議会による
「第30回女性スポーツの集い」。
この日は、元全日本バレーボール女子選手であり
ロサンゼルス五輪銅メダリストである三屋裕子さんをお招きした講演会でした。
テーマは「人生のデザイナー~新たな挑戦に向けて~」というもの。
ブログでは講演の一部を、ご紹介します。


※萩原総監督と笑顔で話す三屋さん


◆バレーボールを始めてから、欠点が財産に変わった
小学校5年生と6年生の2年間で、私は背が30センチ伸びたんです。
小学校を卒業する前に、すでに170センチ!
電車に乗るために駅に行くと、「本当に小学生?」と、駅員さんに呼び止められました。
学校に行っても、「あいつは、巨人症だし」「あいつ、俺らと違うから」。
そう言って、友達から仲間はずれにもされたり、イジメにあったこともありました。
おまけに小さい頃から喘息があったので、運動するとたちまち発作を起こします。
あの当時の私に、将来の夢や希望を持てと言っても、それは無理なことでした。

そんな私が、中学校に入学した4月。
「中学に入っても、いじめられるのかな?」と考えながら、
下を向いて廊下を歩いていると、ある先生に呼び止められました。
「お前はそんなに下を向いて歩いているけど、今、何センチだ?」
170センチと答えたら、先生はこう言うんですよね。
「お前は自分の身長が嫌で、背中を丸めて歩いている。
でも『人間、考え方一つ』という言葉がある。
その身長と、何とか上手につきあっていこうという気持ちは、ないのか?」
そして、バレーボールを勧めてくれました。

もちろんその先生が、女子バレー部の顧問だっただけなんですけどね(笑)。
私も、自分の欠点と思っていた「背が大きい」という事実を
何とかプラスに変えたくて、バレーボールを始めました。
そしたら、3ヵ月後に開催されたクラス対抗バレーボール大会。
クラスのみんなが、私の手を握ってこう言うんですよ。
「三屋が頼り!」
またバレーボールをやっている限り、ずっとこうも言われ続けました。
「いいなあ、大きくて」

私は何も変わっていない。
私が望む身長でもなかったし、望む体型でもなかった。
でも、人の評価が180度変わりました。それは、私の考え方が変わったから。
人と違っていいんです。
むしろ、それを生かせるスポーツと出合う事ができるんですから。

(つづく)