NPO法人アザレア・バレーボール、活動ブログ

埼玉県のNPO法人アザレア・バレーボールの活動をご紹介します。

「人生のデザイナー~新たな挑戦に向けて~」(三屋裕子さん講演会)その2

2011-06-02 10:49:56 | 講演会活動


◆バレーボール上達の秘訣は、『家のお手伝い』にある
「バレーボールがうまくなりたいと思ったら、人への思いやりがないとダメなんだぞ」
ということも、その先生が教えてくれました。

「バレーボールは、人からボールをもらわないとできないスポーツだよな。
そうすると、みんなこう言うんだ。『ここに、打ちやすいボールをちょうだいね』と。
でもそれは、間違い。人にだけ物事を要求する人間が集まったチームは、どうなる?
誰も何もしてもらえないよな」。

確かに、そうなんです。
自分がどんなボールを出せば、相手が喜んでくれるのか。
自分がどういうボールを出せば、相手の持つ能力を最大限引き出す事ができるのか。
「ここにボールを持ってきて」と言っている間は、二流。
相手がどんなボールを欲しいと思ってそれに応えられるようになって、一流。
さらに、人の能力を引き出してあげられるようになると、超一流の選手です。

だから、この会場にもいる健全なる青少年諸君!
バレーボールが上手くなりたいと思うなら、家のお手伝いをしっかりしなさいよ。
お父さんやお母さんが、どんなことをしたら、喜んでくれるのか。
お母さんが食器を洗っているなら、一緒に食器を洗ってもいい。
お皿を拭くのを手伝うのもいい。
自分がしてもらいたいと思う行動を、まず人にしてあげる。
そんな思いやりの心を持つ事で、バレーボールはもっとうまくなります。


◆自分のまわりにある可能性を開けて、素晴らしい人生をデザインしよう
現役を辞めてから、私もバレーボールを通じてさまざまな出合いがありました。
大正生まれの高齢者ばかりのバレーボールチームとの出合いも、そうでした。
最年少の人が65歳、まだ現役っていう人が80歳を超えていたんです。
しかも試合を見せていただいたら、大正生まれの6人制バレー!驚きました。

私はその時、アスリートを辞めたばかり。
バレーボールは歯を食いしばってやるスポーツで、笑いながらやるなんてとんでもない!
でも、おばあちゃんたちの和やかなバレーボールを見てから、私も変わりました。
「ナイスプレー!」「ナイスファイト!」
どんなに小さな事でも、お互いに頑張った事を認めて褒めているんです。
それは「高齢のおばあちゃんだから、もう何もしなくていいのよ」では、ありません。
できる人とできない人との違いは、やり続けるかどうか。ただ、それだけです。
結果はいいじゃないですか。
まずチャレンジする、そういう姿勢を持ってみましょう。
自分のまわりにある可能性の扉を、まず開けてみましょう。
そこから、また新しいものが必ず見えてきます。

私たちは、1回しか生きられません。
1回しか生きられないなら、いろんな楽しい事をしませんか?
「ああ、楽しかった」と思って、ゴールを切れるように。
お互い、素晴らしい人生のデザイナーを目指して、一緒にがんばっていきましょう!

===

講演後は、会場内からの質問にも気軽に答える三屋さん。
「動きながら自分も身体を動かす『運動の組み合わせ』は、老化防止にもなりますよ」とのこと。
ボールと向き合いながら、自分の身体を動かすバレーボールは、
まさに『運動の組み合わせ』のスポーツです。
これも、バレーボールが幅広い年齢の人たちから愛される
スポーツである所以なのかもしれませんね。

三屋さん、素晴らしいお話をありがとうございました。

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