「私は11月1日に死にます」と、尊厳死を選んだ
アメリカのブリタニー・メイナードさん29歳の話題をテレビで見て
夕べは何だかなかなか寝付けなかった。
以下、「THE HUFFINGTON POST」より
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ブリタニー・メイナードさんは11月1日に死ぬことを計画している。
そして、自分と同じ境遇の他の人々にも終末期の選択肢を広めようと活動している。
29歳の誕生日を迎えたばかりの2014年1月、メイナードさんは脳腫瘍の診断を受けた。
夫のダン・ディアスさんとは結婚したばかりで、これから子供を作ろうとしていた。
しかし、最初に脳腫瘍の診断を受けてから70日後、
メイナードさんはさらに辛い宣告を受けることになる。
彼女の脳腫瘍は、多形性膠芽腫という悪性のがんであることが分かった。
メイナードさんには余命6か月の宣告が与えられた。
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そして彼女は、「尊厳死」が法律で認められているオレゴン州に引っ越し
苦しみながら死を迎えるよりも、そうなる前に自ら命を絶つことを決めた。
それが明日、11月1日・・・。
日本ではまだ「尊厳死」は認められていないけれど
私はそれに反対ではないな、って思う。
多分、残される家族としては、一日でも長く生きていて欲しいと願うと思うけれど
苦しみながらその最期の時を待つというのは、自分なら想像を絶する。
日本人は今、3人に一人は癌で亡くなるといわれている。
癌の種類も様々だけれど、癌によっては「死」以上の苦しみを強いられる痛みもある。
死は様々だから、癌のように自分で自分の死を知ることもあれば
ある日突然、事故や病気(脳梗塞や心筋梗塞など)で亡くなることもある。
昨年、私の中学の時の同級生が脳梗塞で突然亡くなった・・・。
私にとって、友人が亡くなるというのは初めての経験で
この年になると こういうこともそう珍しいことではなくなってきたことが
とってもショックでしばらく立ち直れなかった・・・
私自身も癌を患い、「死」に直面しているから
自分の死に方については考えたことが何度もある。
病院で死ぬのか、自宅で死ぬのか、死ぬ時は誰といたいのか
誰に看取られたいのか、色々と考えた。
でも、私は痛みに弱いから もしも日本で「尊厳死」が認められたら
それを選択するかもしれないな、って思う。
大切な人に見守られて、痛み苦しみ、人格さえ変わってしまう前に
安らかに死にたいと思うのは「自殺」とは違う。
だって、「尊厳死」を選んだとしても それは決して
「死にたい」わけではないのだから。
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