集団暴行事件「すべての親たちよ！傍観者になるな」

お笑いライブをやっていく一方で、
なかなか「お笑い」で扱えないような社会問題に関わっていくようになっていく。
集団で暴行した結果、ひとりの命が亡くなった。
加害者の家庭にも了解を得て、被害者の父親と一緒に、集団暴行事件について語り合う。

難しい問題を分かり易く・・

現在のＮＡＭＡＲＡは、あらゆる社会問題を分かり易く伝える通訳みたいな仕事も多い。
それはごみ問題を漫才で分かり易く伝えて欲しいと依頼を受けたこの頃から始まった。
宮沢りえの写真集は燃えるゴミ。
天地真理の写真集は燃えないゴミ。
この当時、芸人たちはこんなことを言っていた。

芸文とＮＡＭＡＲＡがタイアップ 遊◎機械全自動シアターを新潟に呼ぶ

僕自身が大変お世話になった遊◎機械全自動シアターを新潟に呼べる機会をいただいた。
認知はされていたＮＡＭＡＲＡですが、社会的な信用はそう簡単には手に入らない。
しかし、この頃から少しずつ世間から信用されつつあったように思う。

お笑い授業が始まる

ライブには中学生、高校生のお客さんが多かった。
学園祭や小、中学校にも呼ばれるようになって来た。
そこで始めたのが「お笑い授業」
ネタを一方的に披露して終わりではなく、
生徒にもＰＴＡにも参加してもらう「お笑い授業」話題になって行く。

青木さやかさんが優勝

大川興業の大川豊さんをゲスト審査員にお迎えして、
全国に同時多発的に生まれたお笑いインディーズ集団を集めて戦った結果、
当時、名古屋のお笑い集団に所属していた青木さやかさんが優勝。
ヤンさん率いる「８０％」は準優勝に終わった。

全国でどこのお笑い集団が一番なのかを決めようではないか！

全国初地方のお笑い集団ＮＡＭＡＲＡが誕生したあと、
全国にもインディーズ集団が乱立した。
そこで、どの集団が一番面白いのかを決めようということで、
新潟でインディーズお笑い日本一決定戦を行った。

東京へもライブ展開

いよいよ東京でもライブをすることに。
高田文夫さんのビバリーヒルズに出演させてもらったお陰で、
東京初ライブでしたが満員御礼でした。

１９９８年１月「第二回新潟お笑いコンテスト」

この頃は高校生のコンビが多かった。
ヤングキャベツや森下英矢、中村博和も高校生だった。

松本ハウスさんと「加賀谷コンテスト」

本日、バリバラに出演する松本ハウスさん。
１９９７年、新潟テルサで競演しています。
ＮＡＭＡＲＡ芸人全員が加賀谷さんになりきるコーナーもあり、
この頃は会場も巻き込んでのコーナーもありました。

次から次へとライブ。テルサでも１０００人収容

「第一回新潟素人お笑いコンテスト」終了から毎月ライブを打っていった。
くりーむしちゅうに改名する前の海砂利水魚とライブをしたり、
ネプチューン、雨上がり決死隊、千原兄弟・・・。
もう、いろんな芸人さんとジョイントしました。
テルサでやったライブも盛り上がりました。

１９９７年２月２３日「第一回新潟素人お笑いコンテスト」満員御礼

参加者１７組。
みんな素人。小さなライブを何度か行い。
いくら素人といえどもお金を取ってやるイベントですから、
そこそこ見世物になるくらいまで稽古をして本番を迎える。
爆笑問題さんがゲスト審査員ということもあり、
会場には１４００人もお客さんが集まった。
優勝者はアドバンテージ。現在解散。
アドバンテージの長谷川聖は、後にヤンさんと組み「８０％」というコンビを結成する。

ヤンさんのコンビ「手長足長」の稽古風景・・

１９９６年。まだヤンさんは２０代。
「第一回新潟素人お笑いコンテスト」に向けて稽古。

ヤンさん。１９９６年・・・お笑い始める

１９９７年４月ＮＡＭＡＲＡ立ち上げ。
その前は新潟市青年ネットワークが母体となって、
お笑いライブをやっていました。
１９９６年１２月がＮＡＭＡＲＡの本当の始まりでもある。
写真中央がヤンさん。