しろ、うつ病と共に生きる

一流大学卒業後、大手企業に入社するも、社会人3年目でうつ病を患い離職。
現在も治療を続けながらニート生活。

希死念慮

2012-07-01 19:18:43 | メモ
暗闇にいると少し落ち着きます。
今も豆電球ひとつの明りでブログ書いてます。←目に悪いので良い子は止めましょう。



最近また希死念慮が出るようになってきました。
だいぶ回復してきたと思っていたので、ちょっとショックです。いや、結構ショックです。

人間そうそう簡単に死ねるものではありません。
私が考えてる「包丁を腹に突き刺す」程度では死なないでしょう。ただの救急車騒ぎになって終わりだと思います。

客観的に考えると、私が死んだら両親、兄弟、親戚は悲しんでくれるでしょう。
恋人や、仲の良い友達も悲しんでくれるでしょう。
そういう人たちの顔を思い浮かべる事で、今は何とか踏ん張っています。


今日は朝から調子がいまいちで、何とか治そうとして部屋の掃除をしました。
掃除機かけて、棚の上拭いて、机の上を整理整頓して。
結果的に全然気分は晴れませんでした。
昼の薬を飲んでいったん寝ましたが、スッキリするどころか更に落ちました。
これを書いたら、夕飯は食べずにまた横になるつもりです。


少し話が逸れますが、前職の時、私の事をすごく可愛がってくれるお客様(Kさん/社長)がいらっしゃいました。
一度目の休職の時からかなり心配をしてくれていて、復帰した時にはお見舞いにケーキ買ってきてくれました。
Kさんの娘さんは私の一つ下ですから、どこか娘さんと被らせて見ていてくれたのかもしれません。

実はKさんと、Kさんの会社は結構な曲者で、基本的にうちの会社は嫌われています。
何か起きれば、すぐ担当者と上司が最優先で対応する事になっています。
でも、私は何とかKさんの懐に入る事に成功しました。
初めての女性担当者ということもあったのでしょう。気に入っていただけました。

退職する直前、身辺整理に行った時、退職の挨拶状を持ってKさんの会社に伺いましたが、
お仕事の都合で外出されていたらしく、お会いできませんでした。
挨拶状と、名刺だけ置いて帰りました。

すると夕刻、もう私が会社を出た後に電話が掛かってきました。
「お手紙ありがとう。また近くに来る事があれば顔出してくれ」という短い会話でしたが、
Kさんが退職する私の事を気にかけてくれた事が本当に本当に嬉しくて、涙が出そうでした。

が、それ以上のサプライズが起こりました。

翌日、自宅にKさん直筆の手紙が届いたのです。
文面には「あせらず、あわてず、あきらめず」と書かれていました。
何十年とお付き合いしてきた会社の担当者として、
あのKさんから直筆の手紙をもらった人は殆ど、というか今まで一人もいないと思います。

ああ、会社としての付き合いだけでなく、
Kさんは私との関係を「人対人」で見てくれていたんだなと感激しました。



希死念慮……いつまで続くか分かりませんが、
今日そんな優しいKさんの事を思い出して、手紙を読んで、改めて死んではいけないと思いました。

うつは本当に辛い時もあるけれど、いつまで治療が続くか分からないけれど、
こんなゴミみたいな私を温かい目で見守ってくださる方がたくさんいるのです。

這いつくばってでも、意地汚くでも生きてやろうと思います。

と、書いてる傍から死にたくてしょうがないんですけどね。
でも、毎日「今日だけは生きよう」と思っていれば、私はこの先も生きていけるでしょう。

あせらず、あわてず、あきらめず。