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蘭メインの園芸ブログ

Masdevallia.sururuana

2020-10-04 22:56:37 | Masdevallia
Masdevallia.sururuana
マスデバリア スルルアナ
2013年6月、ベラビスタオーキッドより購入。
葉長14cm、花茎14cm、花径17mm、6cmドイツ鉢、バーク+日向土SS粒植え。

マスデバリアの原種で、インフラクタの近縁種です。
近縁種だけあって、共通点が多い、というよりほとんど同じなので、
一番下にインフラクタのテンプレートを貼らせてもらいます。

インフラクタとは異なる点ですが、インフラクタより株が大柄です。
花もつぼんで開化をするインフラクタとは違い、平らに展開するためより大輪です。
また開化の時期もインフラクタより早く冬の開花になります。

インフラクタは花色・開花時期・草姿等、個体差がありバラエティに富んでいますが、
スルルアナは我が家にこの株が1つあるだけなので、個体差がどの程度あるのかは不明です。

↓以下インフラクタ共通
・マスデバリアで、1番暑さに強い種類の1つで、性質も強く栽培容易で、この仲間の入門用として適当です。
・とはいえ、シンビやデンドロ、カトレア等と比べると弱く、
 ちょっと手抜きをすると、作落ち、枯死などすぐにするので油断は禁物です。
・古い花茎から何度も開花をするので、花茎は枯れるまで放っておいた方が花は楽しめます。
・ただし、株が弱っている時などは、早めに切った方がよいと思います。






Masdevallia.Angel Heart×sprucei

2019-02-24 19:19:16 | Masdevallia
Masdevallia.Angel Heart×sprucei
マスデバリア エンジェル ハート×スプルセイ
J&L Orchidsより購入。
葉長8cm、花茎5cm、花径15mm、5cmドイツ鉢、バークSS粒植え。

以前紹介した、Masd.spruceiを片親に持つマスデバリアの交配種で、
購入してから15年以上経ちますが、残念なことにまだRHSには登録されていないようです。

Angel Heartの赤い色を若干受け継いだ点を除けば、草姿・花型等spruceiの形質がよく出ています。

spruceiよりも株や花はやや大きくなっていますが、それでもマスデバリアの中でも小型な方です。

spruceiは耐暑性があり、またAngel Heartも片親のinfractaにより耐暑性があるため、
暑さには強く猛暑の年でも弱ったりしません。

また、交配により繁殖力も強くよく増殖し、2年もすると鉢がいっぱいになるほどで、株分けもできます。
もっとも、マスデバリアは本来環境が整っているとこうしてどんどん殖えるのが普通なようで、
市販の株も株分けで殖やされているということです。

マスデバリアの中では日光を好むようで、下段の棚に置いていたときは花が咲きませんでしたが、
上段の棚に置くようにしたところ開花をするようになりました。
なるべく日光には当てたほうがよいようです。

春咲きで、他の季節には1輪も開花しません。





Masdevallia.Copper Angel 'Orange Sunset'AM/AOS(80P,1983年)

2019-02-02 18:29:55 | Masdevallia
Masdevallia.Copper Angel 'Orange Sunset'AM/AOS(80P,1983年)
マスデバリア カッパー エンジェル 'オレンジ サンセット'
(triangularis×veitchiana)
1993年9月、根岸園芸より購入。
葉の長さ15cm、花茎17cm、花径30mm、6cmドイツ鉢、バークSS粒植え。

マスデバリアの交配種で、鮮やかなオレンジ色の花を咲かせる大変有名な種類です。

Copper Angelはこのほかにもたくさんの個体が出回っていますが、
1番よく見かけるのがこの'オレンジ サンセット'です。

病気にも強く、生育も早く栽培しやすいため、蘭展では大株に仕立てられたものがよく出品されています。

両親は中~高山域に自生しているため、一般地で冷房なしの夏越しはなかなか難しいと思いますが、
このカッパー エンジェルは交配によって丈夫になっており、我が家では平年並の夏なら障害もなく夏越しをしています。

ですが、暑さに強くなったとは言っても、両親が暑さに強いわけでもないせいか、
2010年や2018年のような異常な猛暑の年は、急に弱ってしまいあっという間に枯れてしまいます。
2010年の猛暑で、'Takatsu'HCC/AJOS(77P,1985年)
(花色はこの個体と同じオレンジ色で花型がより良型です)という個体を枯らせてしまいました。

また以前 'Ecuagenera'という個体も、この種としては珍しい白花系ということで、
購入したのですが、他の個体と違って耐暑性がないようで、1夏を越すこともできませんでした…

冬~春にかけての開花です。





Masdevallia.June Winn

2018-12-24 18:36:08 | Masdevallia
Masdevallia.June Winn
マスデバリア ジューン ウィン
(decumana×Redwing)
J&L Orchidsより購入。
葉の長さ15cm、花茎13cm、花径22mm、5cmドイツ鉢、バークSS粒植え。

マスデバリアの交配種です。

RHSへの登録はこの株とは逆の交配で、レッドウィングが母株になります。

片親のデクマナは'巨大な'の意味で、小型なのに大輪の花を咲かせます。

またもう一方のレッドウィングはインフラクタの血により、耐暑性もあり性質も強健で栽培は容易です。

このジューン ウィンは両親の長所が出て、
草姿に比して大輪、花弁の幅も広く、ボリュームのある花を咲かせます。
また性質も強健で耐暑性もあり、マスデバリアとしては栽培容易なほうです。

我が家でも1度に何輪も開花するほど大株にまで育ったのですが、
やはり大株の栽培は難しく、作落ちをさせてしまい、ようやく復活をしてきてくれました。

大株にするのは栽培名人にまかせて、ある程度大きくなったら、
株分けをして育てたほうがよいようです。

冬咲きです。





Masdevallia.Glaphyrantha 'K-1'

2018-10-21 18:49:29 | Masdevallia
Masdevallia.Glaphyrantha 'K-1'
マスデバリア グラフィランサ 'K-1'
(barlaeana×infracta
1997年12月、国際園芸より購入。
葉の長さ15cm、花茎20cm、花径20mm、6cmドイツ鉢、バークSS粒植え。

マスデバリアの交配種です。

RHSの登録は1886年と100年以上前ですが、
この株は個体名からすると国際園芸さんによる選別個体のようなので、
近年再交配されたものと思われます。

片親のバーレアナは高山性美花種で、平地での栽培は難しいのですが、
この品種はインフラクタの血により耐暑性が増し、平地での夏越しも容易です。

バーレアナの血によるのか、花茎が大変長く、いつもとんでもない所で咲いてしまいます。
今回ブログで取り上げるにあたって、事前に支柱を立てて見栄えを良くするようにしたのですが、
なかなかうまくいかずに、花が正面を向いてくれませんでした。

花色は鮮やかな赤で美しいのですが、株の大きさに比べてやや小輪です。
栽培は他のマスデバリアと同様でよく、冬咲きです。