※ 2017年4月15日、紙面画像を差し替えましたため、出典を書き直しました。
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こんばんは。
ななつめの作品「人体ドタバタ劇場」が完結しました!
いかがでしたでしょうか?
心(良心)の統制をうしなった主人公の体が、気(感情)のおもむくまま
各パーツごとに暴走してしまうというお話でした。
おいしいものを食べる「口」や美人のいい匂いを嗅ぐ「鼻」など楽しそうな者たちよりも
みんなを連れていくばかりで楽しくない!とすねてしまう「足」や
いつも使われてばかりなのに痛い刺青まで彫られてしまう「手」などがいい味を出している気がします。
場面【13】で、刺青の痛みをこらえるためにじゃんけんをして気をまぎらわしている「手」が可愛いです。
それでは、まじめな情報を。↓↓
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書名:悪魂後編 人間一生胸算用(あくだまこうへん にんげんいっしょうむなざんよう)
作者:山東京伝
絵師:山東京伝
刊年:1791年(寛政3)
紙面画像は国立国会図書館デジタルコレクションの保護期間満了コンテンツを使用し
訳するにあたっては棚橋正博編『江戸戯作草紙』(小学館・2000)の翻刻・注釈に拠っています。
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